東日本の「ポークカレー」と西日本の「ビーフカレー」。1皿で両方楽しめる三重県のご当地カレーとは?

子供から大人まで好きな人が多いカレーですが、地域によって様々なご当地カレーがあります。ここでは三重県のご当地カレーについて、その特徴や歴史を紹介していきます。三重県の観光情報もあるので旅行の参考にしてみてください。

三重のご当地カレー「桑名カレー」の特徴

桑名カレーは名前の通り三重県桑名市発祥のご当地カレーですが、別名「天下分け目のカレー」とも呼ばれています。その由来というのが、桑名市は2つの文化が分かれる場所と言われているからです。詳しく説明すると、カレーの具材が大きく関係しています。主に東日本では豚肉、西日本では牛肉を使ったカレーが主流で、桑名市はちょうどその境目にあるから、2つの文化の分かれるところ、となるわけです。ですので、桑名カレーはポークカレーとビーフカレーが一皿で楽しめるカレーとなっているのです。見た目はごはんが中央に盛られて、その左右にポークカレーとビーフカレーが盛り付けられています。この盛り付け方も特徴的で、2つの川に囲まれた桑名市を表現しています。

実は桑名カレーは元々二色カレーとして存在していましたが、テレビ番組で食文化における東西の境目を探していたところ、桑名市が取り上げられたことがきっかけで知られるようになりました。そこで地域興しに使おうと考えたかは定かではありませんが、ご当地名物「桑名カレー」として、様々なお店でメニューに載せられるようになったのです。

桑名カレーはどこで食べられる?

桑名カレーは桑名市であれば様々な飲食店で食べることができます。カレーのチェーン店はもちろん、ホテルのレストランでも提供されていて、今や地元の味として親しまれています。場所によってはテイクアウトやレトルトのカレーを販売していることもあり、家庭でも手軽に桑名カレーを楽しむことができますよ。ちなみに、ただの二色カレーで終わらないように、トッピングに桑名名産のあさりのしぐれ煮がのっていることが多いです。カレー自体は各家庭で作ることができますが、ポークカレーとビーフカレー両方を作るのは大変ですしお金もかかるので、気軽に楽しめるレトルトはお土産としても人気があります。

三重県に行かなくても、都内のアンテナショップやネット通販でも桑名カレーは購入できます。特に日本橋のアンテナショップ「三重テラス」は品揃えも豊富で、桑名カレー以外にも三重の名産品を手軽に買うことができます。
【三重テラス】
住所 東京都中央区日本橋室町2-4-1
浮世小路千疋屋ビル「YUITO ANNEX」1F・2F
営業時間 物販10:00~20:00、レストラン11:00~23:00

三重県の観光スポット

三重県の観光スポットと言えば、伊勢神宮、熊野古道、なばなの里などが挙げられます。伊勢神宮はお伊勢さんとも呼ばれています。伊勢神宮は伊勢市とその周辺の125社の総称で、国民の総氏神である天照大御神を祀っています。約2,000年と長い歴史があり、日本人なら一度は訪れたい観光スポットです。熊野古道は巡礼の道として世界遺産に登録されています。伊勢神宮から熊野三山を結び、毎年多くの人が訪れ通る道です。厳かな山道を歩くだけでも神様のありがたみ、豊かな自然を感じることができます。

なばなの里は桑名市にあり、冬のイルミネーションで一躍有名になりました。ですが、見所は冬だけではありません。一年を通じて様々な花が見られる日本最大級の広場、世界各国から集められたベコニアを鑑賞できる庭園、日帰り温泉、レストランなどが完備されていて、丸一日楽しめます。毎年冬に行われるイルミネーションは一面光に覆われて、スケールの大きさに圧倒されますよ。

桑名カレーは天下分け目のカレー

桑名カレーは東西のカレーを一度に楽しめるご当地カレーです。様々なお店で提供されているので、桑名市へ観光したついでに食べられます。2種類のカレーをわざわざ作るのは大変なので、通販やアンテナショップで購入して食べるのも手軽でおすすめです。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 東日本の「ポークカレー」と西日本の「ビーフカレー」のちょうど境界にあたることから、1皿で両方の味が楽しめる三重県のご当地カレーは?

A. 桑名カレー

Q. 冬のイルミネーションで有名な、三重県桑名市の観光スポットは?

A.なばなの里