「全国の有名店が1ヵ所に集まっていれば」、という願いを叶えてくれるのが、「ラー博」です。いったい「ラー博」とはどんなものなのでしょうか。そしてどこにあるのでしょうか。
全国のラーメンが年中無休で味わえる!
1993年オープンの新横浜ラーメン博物館は神奈川県横浜市にある世界初のフードアミューズメントパークです。略してラー博と呼ばれており、中はレトロな街並みが広がっています。再現されているのは1958年の日本です。1958年は世界初のインスタントラーメン「日清チキンラーメン」が発売された年でもあります。期間限定出店など、全国よりすぐりのラーメン店が集まるほか、ラーメンの文化と歴史を学べるミュージアムもあるため、食べる楽しみ、学ぶ楽しみの両方を楽しめるでしょう。休館日はなく年中無休のためいつでも訪れることができます。
ラーメン好きにとっては、せっかく全国の名店が集まっているのだから、できるだけ色々な店の味を楽しみたいと思うものでしょう。ラーメン博物館ではミニラーメンがあり、通常よりも小さなサイズのため複数の店をはしごするのにもってこいです。またミュージアムショップではお土産ラーメンも揃っており、家庭でも名店の味を楽しめます。名店のお土産ラーメンだけでなく、ラーメン博物館オリジナルのお菓子やグッズも販売しています。
ラーメン以外も楽しめる!
ラーメン博物館、と聞くとラーメンだけがウリのように聞こえますが、新横浜ラーメン博物館はラーメン以外にも楽しめるポイントがあります。まずはラーメン店とは思えない、1958年にタイムスリップしたかのような昭和レトロな街並み、雰囲気です。映画のセットのように忠実な街並みは探索するだけでも楽しく、どこか懐かしい雰囲気を漂わせています。館内は夕焼け色の照明が用いられ、郷愁を誘います。そうした雰囲気に合わせて、昭和歌謡や和風大道芸、ジャグリングやマジックなどのストリートパフォーマンスなど、イベントも豊富です。
現在ではほとんど見ることのできなくなった紙芝居屋も楽しめます。ラーメンだけでなく、「昭和」を満喫するのにももってこいの場所と言えるでしょう。ラーメンを食べながら、または腹ごなしに館内を探索し、さまざまなイベントを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ラーメン博物館にある店舗はラーメンだけにとどまりません。昭和らしい雰囲気の中、レトロな喫茶店や駄菓子屋もあります。喫茶店ではコーヒーやお酒、カラオケも楽しめます。さらに駄菓子屋は店内に所狭しと駄菓子が並べられ、幼い頃駄菓子屋に通った思い出のある大人にとっては「懐かしい」と思える佇まいです。カレーせんべいや麩菓子、酢イカなどの定番の駄菓子だけでなく、メンコやビー玉、ベーゴマなどの懐かしいおもちゃも揃っています。
「懐かしい」と感じる昭和らしい定番の食べ物、飲み物と言えば、「あげぱん」と「ラムネ」が挙げられるのではないでしょうか。ここではミニサイズのあげぱんとビー玉で栓をした昔ながらのラムネが楽しめます。幼い頃を思い出しながら駄菓子選びを楽しむのも良いですね。
ラーメン博物館の歴史
新横浜ラーメン博物館がオープンした当時の新横浜は、新興ビジネス街として発展し始めていたものの、休日にはほとんど人がいなくなることが懸念されていました。活気溢れる街にするために考えられたのが、ラーメン博物館です。全国の有名ラーメン店のラーメンを、現地に行かずに食べられる、しかもさまざまな名店のラーメンを1ヵ所で食べられることがコンセプトでした。前例もない初めての試みのため反対もありましたが、オープンすると予想以上の人が足を運んだのです。現在も人気を集めているのは、人気ラーメン店が入れ替わり集められるだけでなく、さまざまなイベントやラーメン以外の魅力があるからでしょう。
ラーメン博物館でお腹も心もいっぱいに!
ラーメン博物館はラーメンだけを楽しむ場所と思いがちですが、実際はラーメン以外にも楽しめるポイントがたくさんあります。昭和を生きた大人はもちろん、子どもも楽しめるイベントが目白押しです。ラーメン好きな人もそうでない人も楽しめる場所でしょう。
ザ・ご当地検定の問題
Q. 1993年にオープンしたラーメン博物館で有名な都市は?
A.横浜
Q. 横浜市にある「ラー博」といえば、どんな食べ物のテーマパーク?
A.ラーメン