北海道土産の定番「マルセイバターサンド」を発売しているメーカーは?

北海道のお土産といえば、どんなものを思い浮かべるでしょうか。マルセイバターサンドは代表的な北海道のお土産として親しまれていますね。ここでは製造方法や歴史についてご紹介します。

マルセイバターサンドの製造や歴史

マルセイバターサンドは、六花亭製菓が社名変更をした記念として、1977年に発売されました。日本のお土産のお菓子としては、トップ3に入るほどの人気で、1990年代終盤から2000年代始めにかけて、全国的に知られるようになりました。ホワイトチョコレートと北海道産生乳100%のバターにカリフォルニア産のレーズンを混ぜ合わせたクリームを、六花亭専用の北米小麦粉が使用されたビスケットでサンドしてあります。

使用されているバターの歴史は、依田勉三(よだ べんぞう)が1892年に帯広でバター工場を創業し、この工場で作られたバターが1905年にマルセイバタとして商品化されたのが始まりです。依田は静岡県の出身ですが、1882年に郷里で会社を設立し、その後、帯広の未開拓地を開発するために北海道に渡りました。10年後に開拓の業績が称えられ、北海道各地に会社や牛肉店、牧場などを開いていったのです。マルセイバターサンドで使用されるバターには、北海道の開拓を試みた依田勉三の思いが込められています。

北海道民に親しまれている人気の理由

六花亭の商品の中でも、マルセイバターサンドは約4割の売り上げを誇る代表的なお菓子です。レーズンバターのコクのあるバタークリームの味わいと洋酒のきいたレーズンとのハーモニーが地元・北海道民に評判がよく、冷やして食べるとさらに美味しいと言われています。北海道では、駅や空港のお土産コーナーや観光地などで幅広く売られ、六花亭の公式ホームページでも手に入ります。また、本州でも北海道物産展で購入することができ、マルセイバターサンドの評判は全国各地にも広まってきました。

商品そのものだけではなく、ビスケットのみで売られていたり、キャラメルやバターケーキなどもシリーズとして販売されています。他にも、マルセイバターサンドの原材料として使われているバターが「十勝マルセイバタ」という名称で販売されているのも注目です。実際に材料として使われている無塩バターを、家庭用の有塩バターに改良されて商品にしてあります。一般的に販売されている市販のバターに比べると、風味が薄くあっさりとしているのが特徴です。

マルセイバターサンドが好きな有名人と東京で購入する方法

マルセイバターサンドが好きな有名人といえば、女優の佐伯日菜子さんがインスタグラムに写真を投稿し「もはや主食でいい」とハッシュタグをつけてシェアしています。また、ファッションモデルとして活躍している日笠麗奈さんは、マルセイバターサンドのマフラータオルを持っている写真をインスタグラムに投稿しています。嬉しくて駅のホームで広げる姿は、マルセイバターサンドのパッケージデザインが気に入っている雰囲気です。グッズはマフラータオルの他にも、ひざ掛けやストラップなどもあります。どちらも北海道出身ではありませんが、マルセイバターサンドはさまざまな地域の人々に親しまれているということです。

有名人にも評判のマルセイバターサンドは、東京でも北海道の限定商品を扱っているアンテナショップで手に入ります。しかし、六花亭の人気商品は期間限定でしか販売されていない店舗も多いので、買いに行く前に確認した方が良いでしょう。北海道旅行でお土産を買い忘れた場合でも、東京駅にあるアンテナショップに行くと、マルセイバターサンドが売られています。

六花亭のマルセイバターサンドは北海道以外でも人気のお土産

六花亭のマルセイバターサンドは、北海道だけに限らず全国的に人気のお土産です。長い歴史のある北海道のバターはもちろん、レーズンや小麦粉など一つ一つの材料にこだわりを持った濃厚な味わいが、北海道民や訪れた観光客に親しまれています。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 北海道土産の定番「マルセイバターサンド」を発売しているメーカーは?

A.六花亭