岐阜県には様々な特産品がありますが、その中でもトマト丼は人気の特産品です。しかし、トマト丼を知らないという方も多いと言えるので、今回はトマト丼に関する情報や県内の観光スポットなどを紹介します。
地元の肉やトマトを使っていればトマト丼と認定されている
トマト丼は、岐阜県下呂温泉にあるご当地B級グルメです。食材に使われているのは牛肉とトマトであり、牛肉は地元の飛騨牛が使われており、またトマトは岐阜県下呂市の名物であるフルーツトマトが使用されています。フルーツトマトの酸味が牛肉にかかっている甘辛ソースの旨味を引き立てており、見た目の印象とは異なり、さっぱりした味わいが楽しめます。丼ものが好きな方はもちろん、女性やお年寄りにもファンが多いB級グルメと言えます。トマト丼が食べられるのは下呂温泉にある複数の店舗で、お店によっては牛肉の代わりに豚肉を使っている所もあるなど数多くのバリエーションがあります。
調理方法や味付けもお店ごとに異なっていますが、肉やトマトなどトマト丼に使われている食材がほとんど地元産であれば、地元からはトマト丼と認定されています。下呂温泉でトマト丼が食べられるお店のひとつが「宴蔵」です。このお店のでは、飛騨牛又は地元の豚肉を使った2種類のトマト丼が用意されています。両方とも味噌汁や漬物、デザートなどが付いています。豚肉を使ったトマト丼には、玉ねぎやマイタケなどもたっぷり入っています。さらにお米と納豆を粉末状にしたものを与えて育てた地元の豚は、柔らかい肉質となっており、濃厚な味わいがあります。
また、「菅田庵」も下呂温泉でトマト丼が食べられるお店として知られています。このお店のトマト丼は、トマトを細かく切ったものがふんだんに盛り付けられているのが特徴的と言えます。飛騨牛と玉ねぎやキノコといった地元の野菜を甘辛く炊いており、ヘルシーなトマト丼となっています。また菅田庵には、飛騨牛の鉄火丼というお店の名物料理があります。牛肉を軽くあぶってマグロのトロ丼のように食べるもので、トマト丼と一緒に食べ比べする方もいます。
他にも下呂温泉から車で20分ほどの所にある「舞台峠観光センター」でもトマト丼が食べられます。ここのトマト丼は、厚切りの飛騨牛とさっぱりした角切りトマトがのっています。玉ねぎやピーマンは甘辛くなっており、トマトの酸味との相性がとても良く、ボリュームもある一品です。
岐阜県の名物品や観光スポットを紹介
岐阜県にはトマト丼の他にも様々な名物品がありますが、そのひとつが高山ラーメンです。高山ラーメンは高い山々に囲まれている飛騨高山エリアのご当地ラーメンで、地元の人たちからは中華そばとも呼ばれています。高山ラーメンはしょうゆ味が基本となっていますが、お店によっては他の味も楽しむ事ができます。また五平餅も岐阜県では有名な名物品で、木曽・伊那地方などに伝わっている郷土料理です。木の串に潰したうるち米を刺して焼いたものであり、地域によっては味や形が変わってきます。
一方、岐阜県には数多くの観光地もあり、白川郷合掌造り集落もそのひとつです。数百年の歴史がある合掌造りの建物が多く現存しており、1995年には世界文化遺産にも登録されています。現在でも住民が暮らして生活している他、内部を見学できる施設も数多く点在しています。1月中旬から2月上旬にかけては、幻想的なライトアップも催されている事から多くの観光客が訪れています。また岐阜城も県内では有名な観光地として知られています。城内には史料展示室などがあり、展望台からは長良川などが見渡せます。
トマト丼の食べ比べをしながら観光を楽しもう!
肉とトマトがコラボしたトマト丼は岐阜県の人たちに愛されているB級グルメと言えます。またトマト丼も様々なバリエーションがあるので、岐阜県に立ち寄った際にはトマト丼を食べ比べしながら観光地巡りを楽しんで見てはいかがでしょうか。
ザ・ご当地検定の問題
Q. 岐阜県のB級グルメ「トマト丼」に使われているお肉は?
A.牛肉