『谷口屋』の「竹田のあげ」などが人気であり、油揚げ消費率日本1位となっている県とは?

油揚げの消費量が日本一の都道府県をご存じですか?その県の名物料理には油揚げが必ず入っていたり、油揚げの専門店もあります。県民が愛する油揚げについて、地元での料理やお土産、家庭でもできる油揚げを使った郷土料理をご紹介しましょう。

福井県の油揚げの特徴

福井県では、油揚げが県民から愛されてきました。油揚げといっても、一般的な薄いものではなく、厚揚げに近い食感のものを福井では油揚げと呼びます。ですが、厚揚げほど分厚くはなく、火の通りが早いのと、さまざまな料理に使えることが特徴です。この個性的な油揚げは、県外からも注目されています。特に、福井県の竹田にある谷口屋の油揚げは、その大きさと美味しさで話題です。竹田のあげとも呼ばれている谷口屋の油揚げは、太白のごま油を使って上品に仕上げられた、口当たりの良い油揚げです。

谷口屋は老舗の豆腐屋で、自社の豆腐を分厚く切って、独自の油揚げを開発しました。さらに谷口屋では、油揚げを蕎麦と一緒に提供するレストランを併設しています。ご飯や汁ものとセットにした油揚げご膳や、おろし蕎麦と一緒になったおろし蕎麦御膳は、油揚げの味を堪能できると評判です。谷口屋は有名なお店として、山奥にありながらも待ち時間が数十分かかるという名店になりました。さらに、併設するショップで、油揚げを販売しています。

福井県の油揚げを食べてみよう

福井県が日本一の消費量を誇る油揚げは、テレビにもたびたび取り上げられてきました。なかでも、月曜日の深夜に放送される人気バラエティ「月曜から夜ふかし」では、福井県民への油揚げへの情熱が取り上げられて、反響を呼びました。谷口屋の竹田のあげに代表されるように、家に持ち帰る油揚げも数多く販売されています。福井県のスーパーには、油揚げが大量に並べられていることで有名です。そのほとんどが、厚揚げに近い特徴ある油揚げです。

一番のおすすめは、油揚げをそのままフライパンで炙って、大根おろしと醤油をかけた油揚げステーキです。さらに、肉厚の油揚げを細かく刻んで、鶏肉やしいたけ、にんじんなどと、だし汁とともにお米に炊き込んだたきこみご飯も定番です。一説によると、もともとは仏教の影響で、精進料理として油揚げが盛んに食べられていたことから、福井では肉厚の油揚げが一般的に普及してきたと言われています。

油揚げを使ったレシピいろいろ

一般の家庭では、さらにいろいろな方法で油揚げを食べているようです。例えば、竹田のあげをだし汁で煮込んで油揚げに卵を流し込んで、卵とじにしたものも人気を集めています。肉厚の油揚げを使うことで、ボリュームと甘みのある油揚げの卵とじが出来上がります。また、おつまみにも多く利用されています。カリカリに焼いた油揚げにチーズをのせて火を通したものは、ピザ風の調理方法として人気です。ピザソースや、ケチャップを塗っても美味しく食べられます。

変わったところでは、巻きずしの具材にも使われています。だし汁を煮て含ませた油揚げを適当に切り、酢飯や他の具材といっしょに巻き込んだ巻きずしは、優しい味わいが人気を呼ぶレシピです。福井県の油揚げは肉厚で食べ応えもあり、美味しいことから、お年寄りや子どもにも人気の食材です。さらに、ご飯の具材や、お酒のおつまみなど、さまざまな調理に使えることも魅力です。

肉厚の油揚げは、なかなか福井県外では手に入りにくいようです。しかし、谷口屋の竹田のあげをはじめ、福井の油揚げは、お土産や取り寄せ品としても購入できるので、ぜひ探してみてください。

福井県のソウルフード、消費量日本一の油揚げを食べてみよう

福井県が油揚げは独自の発展を遂げて、長く広く県民に愛されてきました。福井県民のソウルフードでもある油揚げを、ぜひ福井に訪れた際には食べてみてください。また通販などで、ご家庭でも購入してみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 『谷口屋』の「竹田のあげ」などが人気であり、油揚げ消費率日本1位となっている県は?

A.福井県