秋田県由利本荘市のソウルフードとなっている揚げ物とは?

今回紹介するのは秋田県由利本荘市のソウルフードです。昭和の時代から学校給食としても愛されてきました。時の流れの中で一度は姿を消しましたが根強いファンによって復活したそのソウルフードの魅力を紹介します。

「昔懐かしい味」がするソウルフード

「ハムフライ」は秋田県由利本荘市のソウルフードであり、昭和時代には子供がおこづかい(当時10円程度)でおやつに買い求めていました。学校の給食のおかずとしても馴染みが深く、由利本荘市民にとっては昔懐かしい味なのです。一度は姿を消しましたが、町おこしの一環として「本荘ハムフライ」として復活を遂げました。

「ハムフライ」は簡単に言うと名前の通りハムをフライにした食べ物ですが、「本荘ハムフライ」にはきちんとした定義があります。ハムは豚肉100%のチョップドハムを使用します。ハムは由利本荘市製造のハム、または由利本荘市の豚肉を原料としたハムを使用します。このハムに小麦粉・卵・パン粉をつけて揚げます。揚げ油にもこだわりがあり、ラードもしくはラードが混合されている揚げ油を使用します。大きさは直径約10センチほどで、厚みがあるのが特徴です。ペラペラのハムカツとは違い、しっかりとハムの味が堪能できるフライです。

「ハムフライ」にかけるのは地元の素材にこだわって作られた特製『本荘造 醤油ソース』です。ソースをかけなくても十分に美味しいのですが、このソースをかけるとまた一味違います。地元の醤油にりんごを加え甘みと酸味をプラスしたオリジナルのソースで、サクサクでジューシーな「ハムフライ」にぴったりです。

どこで食べられる?「ハムフライ」が食べられる場所とは

「ハムフライ」は由利本荘市のご当地フードなので、現地でのみ食べることができます。現地にいけば提供している店舗は多いので、すぐに販売しているお店を見つけることができます。代表的なお店は「滝川精肉店」「すずき精肉店」などです。精肉店の「ハムフライ」はハム自体が美味しくオススメです。道の駅や地元のスーパーのお惣菜コーナーに置いてあることもあります。

片手で持ってパクパクと気軽に食べられるので、旅のお供などにぴったりです。由利本荘市を歩きながら食べるのも楽しいですよ。パーキングエリアでも取り扱っている場所もあるので、ドライブで小腹が空いた時などによいですね。お店によって少しずつ味が違うので、食べ比べてみるのもオススメです。

「ハムフライ」が名物の由利本荘市って、どんなところ?

由利本荘市は秋田県の南部に位置しています。日本海に面し、夏は道川海水浴場に訪れる人達で賑わいます。秋田県の中では比較的温暖ではありますが標高差が大きく、沿岸部と内陸部で天候が違ってきます。観光スポットとしては、城造りの建物が印象的な鶴舞温泉があります。本荘公園の近くにあるので、公園で遊んだ後の立ち寄り湯にも最適です。大浴場の他にも露天風呂、打たせ湯、気泡風呂、ジェット風呂、サウナなどを楽しむことができます。レストランでは「本荘ハムフライ」や「本荘うどん」などの由利本荘市ご当地グルメも食べることができます。休憩室もあるので、ゆっくりと休むことができます。

その他にも日本の滝百選の一つであり、県の名勝・天然記念物の法体の滝(ほったいのたき)があります。この法体の滝には、空海が訪れた際に不動明王が出現し空海が滝に拝礼したという伝説が残っています。法体の滝は鳥海山の雪解け水や湧き水によって流れ落ちる滝です。3段にわたって流れ、水量が豊富のため豪快に流れるのが特徴です。滝の上流部はハイキングコースになっています。

絶対に食べたい!サックサクの「ハムフライ」

由利本荘市のソウルフード「ハムフライ」は気軽に食べ歩きができるので、観光客にも人気の地元グルメです。サクサク食感とハムの組み合わせはたまりません。1枚150円〜200円で食べ応えがあり、お得な気分になれる「ハムフライ」はオススメですよ。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 秋田県由利本荘市のソウルフードとなっている揚げ物は?

A.ハムフライ