秋田名物、おばあさんがヘラで作ってくれるアイスとは?

秋田名物のアイスをご紹介します。TV番組などメディアで取り上げられたことをきっかけに、今や全国的な知名度を誇る地元グルメです。ここでは、そのアイスの魅力や食べられる場所などをご紹介します。

路上で買える秋田のご当地アイス

ババヘラアイスは、秋田のご当地アイスです。TV番組などで取り上げられ、秋田名物として全国的に有名になりました。道路沿いでピンクと黄色のカラフルなパラソルをさし、土管のようなアルミの容器を置いて、日よけ帽などをかぶりながら座っているおばあさんが、秋田ではよく見かけられます。この路上でのアイス販売がババヘラアイスです。アルミの容器にはピンクと黄色の2色のアイスが詰まっています。ピンクはいちご、黄色はバナナ風味です。

おばあさんたちがこの2色のアイスをヘラですくっては、コーンの上に盛り付けていってくれます。ラクトアイスのような、乳脂肪少なめ氷多めのシャクシャクした食感が特徴で、1つ150~300円ほどで販売されています。盛った後の形状は、山のような形や、丸みを帯びた形など、おばあさんの個性が表れる部分ですが、中にはバラの花のような形、通称「バラ盛り」といった名人芸を披露してくれるおばあさんもいます。暑い日にはついつい食べたくなる、秋田県民に長年親しまれている名物です。

ババヘラアイスはどこで買える?

ババヘラアイスを買う場合は、いくつか方法があります。最もポピュラーなのは、路上販売から買う方法です。ババヘラアイスはおおよそ夏場に多くみられます。冬場は路上販売はほとんどないので注意が必要です。路上のほか、お祭りやイベントなどにも、ババヘラアイスはよく出店しています。地域の運動会など、ローカルな行事で販売していることも珍しくありません。ババヘラが食べたくなったら、どこかで行われているイベントに足を運んでみると良いでしょう。

また、秋田市の秋田港にある「道の駅あきた港」では、ババヘラアイスを元に作られた「ババヘラソフト」が春~秋限定で販売されています。道の駅あきた港でしか食べられない限定のグルメなので、ご当地ソフト好きの方はぜひチェックしてみてください。なお、秋田県内の土産物屋には、ババヘラアイス味のお菓子なども販売されています。ババヘラアイスをモチーフにした商品なら、持ち運びができてお土産にもぴったりです。

秋田県の夏のおすすめ行事

秋田の夏の風物詩はババヘラだけではありません。秋田は年間を通して各地で伝統的な行事や祭りが行われており、夏場も個性豊かなイベントが多数開催されます。秋田市内の山王大通り付近では、毎年8月初旬、稲穂に見立てた提灯付きの巨大な竿が何百本と立つ「秋田竿灯まつり」が行われます。湯沢市では毎年8月初旬に「七夕絵どうろう祭り」が開催されます。京都から輿入れした姫君が、青竹に五色の短冊を飾り京都をしのんだことが始まりとされており、浮世絵や美人画などが書かれた数百個の絵どうろうが町を彩ります。

羽後町の西馬音内地区で8月16~18日に行われる「西馬音内盆踊り」は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。踊り手が端縫の衣装で、編み笠や頭巾を被り踊る、優美で幻想的な雰囲気が特徴です。大仙市で8月最終土曜日に行われる「全国花火競技大会『大曲の花火』」は、日本三大花火大会に数えられる、全国的にも有名な行事です。例年50万人以上の人出がある、秋田県内有数のビッグイベントです。秋田県内には、魅力的な夏のイベントが満載です。ぜひババヘラアイスと合わせてチェックしてみてください。

秋田県の名物・ババヘラアイスを味わってみよう!

ババヘラアイスは、秋田県民はもちろん、県外の人にも人気の名物です。親しみあるおばあさんが丁寧に盛り付けてくれるカラフルなアイスは、秋田でしか食べられません。ぜひ、秋田を訪れた際はババヘラアイスを食べて、秋田の夏を感じてみてくださいね。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 秋田名物、おばあさんがヘラで作ってくれるアイスといえば?

A.ババヘラアイス

Q. 秋田県の「ババヘラアイス」。黄色い部分は何風味?

A.バナナ風味

Q. 秋田県の「ババヘラアイス」。赤い部分は何風味?

A.イチゴ風味