愛知県の特産品である「あいちのかおり」「ゆめまつり」は、何の種類?

愛知県に「あいちのかおり」や「ゆめまつり」という特産品があるのをご存知でしょうか?どちらもなんだか可愛らしいネーミングですよね。この食材はたくさんの銘柄が流通していますが、今回は愛知の2品種をご紹介したいと思います。

「あいちのかおり」ってどんな品種?

「あいちのかおり」は愛知県を代表的するお米の一種です。岐阜県の高級米「ハツシモ」と「コシヒカリ」の系統にある「ミネアサヒ」を交配して誕生しました。大粒でやや長く、粘りは控えめであっさりとした口当たり、くせが少なく、程よい甘さが特徴です。
平成4年には県の奨励品種米に指定されていて、愛知県の学校給食の定番はあいちのかおりと言われています。県内の作付面積の約4割を占め、次いで多いコシヒカリよりも知名度があるようです。

親にあたる「ハツシモ」は主に岐阜県美濃地方の岐阜地区・西濃地区で生産される、岐阜県の奨励品種です。粒の大きさは大粒で、味が良く「幻の米」とも呼ばれ岐阜県を代表する品種です。
そんなハツシモに掛け合わされた「ミネアサヒ」は、愛知県豊田市で主に作付けされている品種で、昭和55年に品種登録されました。粒の大きさはやや小粒ですが、味わいの良いお米で、生産量が大変少なく、”希少品種”とされています。

そんな美味しい品種同士の掛け合わせによって生まれたあいちのかおり、愛知県の学校給食を食べる子供たちが羨ましいですね。

病気に強い新品種「ゆめまつり」

「ゆめまつり」は平成23年に愛知県で生まれた新品種です。粒の大きさは中粒で、程よい粘りがあります。品種改良により、いもち病に耐性があり、中山間地で栽培しやすく愛知県の今後の代表品種として期待されています。

味の向上だけでなく、栽培しやすく安定して収穫できるようにと試行錯誤される品種改良。ゆめまつりは古来から稲に発生する、典型的な病気として知られるいもち病に強い品種として改良が重ねられて誕生した品種です。
ちなみに「いもち病」とは、湿気の多い環境で発生するカビの一種であるいもち病菌により生じます。発症すると稲の収量に大きく影響し、品質・味わいにともに低下してしまう怖い病気です。

日照量、降水量、雨の降るタイミングやその年の傾向によって大きく出荷量が左右される稲作ですが、育てやすい品種が出てくることは今後の日本の農業に大きく貢献する一因と言えるでしょう。ゆめまつりはまさに「夢」がつまった新品種でしょう。

お米がススム!愛知の美味しいおかず

あいちのかおりやゆめまつりのほか、コシヒカリも有名な特産品ですが、やっぱり白いご飯には美味しいおかず、相性のいい調味料が欠かせません。愛知県が誇るご飯に合う食材をいくつかご紹介します。

まずは愛知県と言えば「八丁味噌」。「味噌カツ」に「味噌おでん」、「味噌田楽」など、愛知は味噌を使った美味しい料理がたくさんあります。これらに使われているのが八丁味噌です。八丁味噌は大豆と食塩、水だけを原料とし、伝統的な手法で長時間熟成させて作られたヘルシーな調味料です。加熱によって香りの飛びやすい通常の味噌に比べ、煮込んでも香りの変化が少ない八丁味噌は煮込み料理の強い味方です。もちろんシンプルなお味噌汁も最高。ご飯がススム調味料の決定版でしょう。

その他に、ご飯にウナギを混ぜ込んだ「ひつまぶし」や鶏の皮と脂の旨味にヨダレがたまらない「手羽先」など。
地鶏の王様と呼ばれる「名古屋コーチン」は親子丼にしてご飯とかき込むのもよし、名古屋コーチンの上質な卵をシンプルに白ご飯に落として醤油をひと回し。「卵かけご飯」は美味しい卵と美味しいお米の最高の共演です。

愛知県のお米、美味しい特産品!あいちのかおりとゆめまつりを食べてみよう!

愛知県の特産品「あいちのかおり」、「ゆめまつり」は愛知県を代表する美味しいお米です。品種改良で様々な品種が登場し、特徴も大きく違います。食べ比べることでお米の味わい、旨味を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 愛知県の特産品である「あいちのかおり」「ゆめまつり」は、何の種類?

A.米