「まいんコロッケ」と呼ばれるコロッケが有名な茨城県の市は?

茨城県の名物「まいんコロッケ」をご存知ですか?地元のお母さんたちの愛情がたっぷり詰まったグルメです。今回は観光スポット情報とともに、ご当地グルメである、まいんコロッケの歴史や魅力、販売に関する情報などをご紹介します。

茨城県龍ケ崎市はどんな地域?

茨城県龍ヶ崎市は、茨城県南部にある人口約7万7千人の市です。ニュータウンや工業団地など開発により都市化が進むエリアや、農業が盛んなエリア、自然豊かなエリアなど、地域によってさまざまな特性があることが特徴です。東京との距離は約45キロで、おおよそ1時間ほどで移動できるため、ベッドタウンとしての顔ももっています。白鳥の飛来スポットで釣りの名所でもある牛久沼や、季節の自然を楽しめる龍ケ崎森林公園、国の重要文化財の多宝塔を有する來迎院など、観光名所も豊富です。

まいんコロッケってどんなグルメ?

まいんコロッケは、元々龍ケ崎市商工会女性部のおかあさんたちが考案したコロッケです。「市街地活性化センター まいん」に集まる子どもたちが、大人になっても思い出に残るような食べ物を作りたいという願いによって考え出され、平成12年から販売が始まりした。商店街など地域の店舗の協力などに支えられながら、新鮮な食材で丹精込めて手作りされています。2014年には「ご当地メシ決定戦」で全国の名だたるご当地グルメを押さえ、映えある優勝に輝いています。TVなどメディアにも取り上げられ、龍ケ崎市の名物として地元以外にも広く知られるところとなりました。

まいんコロッケの特徴の1つは、種類が豊富な点にあります。ひき肉やじゃがいも、玉ねぎといった定番の材料を使ったポークコロッケや、茨城県産野菜たっぷりのやさいコロッケ、じゃがいものほかりんごやレーズンを使ったアップルパイ風のりんごコロッケなど、馴染みのある味から変わり種までさまざまなバリエーションがあります。食べ比べをして、自分の好きな味を探すのも楽しいでしょう。

平成15年からは市内のコロッケを取り扱う店舗が集まった「コロッケクラブ龍ケ崎」が発足し、コロッケによる街おこしが盛んに行われています。各店舗においては、新しいコロッケ開発や、販売など積極的な取り組みがなされています。また、同じようにコロッケで街おこしを展開する静岡県三島市や富山県高岡市と協定を結んだり、コロッケのコンテストを開催するなど、さまざまな場で龍ケ崎コロッケは活躍しています。そしてまいんコロッケはそんな龍ケ崎コロッケの先駆け的な存在として、地元はもちろん県内外の多くの人からも愛され続けています。

なお、2019年3月から、まいんコロッケはベトナムに向け本格的に輸出が開始されました。コロッケに馴染みのない地域の人々からも好評を得ているようです。世界に羽ばたくご当地グルメとして、地域の枠を飛び出し、海を越え、より多くの人々にやさしい味を届けているのです。

まいんコロッケはどこに行けば食べられる?

まいんコロッケは、「チャレンジ工房 どらすて(龍ケ崎コロッケ会館)」で販売しています。竜ヶ崎駅前から続く、龍ケ崎コロッケの店舗が多い通り沿いにあり、そこでは注文を受けてから揚げてくれる、できたてのまいんコロッケを食べることができます。来店する際には、「チャレンジ工房 どらすて」を運営する龍ケ崎市商工会の公式ホームページで営業時間や定休日などを確認してから行くことをお勧めします。また、龍ケ崎市で行われる街おこしイベントや行事などにも出店されることが多いため、イベントを楽しみながらコロッケを購入するのも良いでしょう。とても人気があり、売り切れてしまう味などもあるので、購入する場合は早めにチェックしてみてください。

茨城県龍ケ崎市を訪れたらまいんコロッケを食べてみよう!

地元の子どもたちの思い出に残るような味を、と作られたまいんコロッケは、今や国内外の多くの人々に愛されるグルメとなっています。ぜひ茨城県龍ケ崎市を訪れた際は、揚げたてのまいんコロッケを味わってみてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 「まいんコロッケ」と呼ばれるコロッケが有名な茨城県の市は?

A. 龍ヶ崎市