カキとウナギの蒲焼を乗せた「牡蠣カバ丼」といえば、何という湖の特産品を使ったご当地グルメ?

牡蠣といえば、広島県や宮城県を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は静岡県も牡蠣の隠れた名産地なのです。牡蠣の養殖に長い歴史を持つ静岡県で生まれたご当地グルメ「牡蠣カバ丼」について紹介します。

新グルメ牡蠣カバ丼

浜名湖は、静岡県の浜松市と湖西市にまたがる、日本で10番目に大きい湖です。1498年の大地震により太平洋とつながり、海水と淡水の混ざった汽水湖になりました。1887年から牡蠣の養殖を行っており、1926年の垂下式養殖の導入により、生産量が大幅に増加しました。牡蠣の他にも、うなぎや海苔、スッポンの養殖が盛んです。

牡蠣カバ丼は、地産地消を目的とした新しいご当地グルメとして開発されました。数多くの牡蠣の食べ方が提案されるなかで、「うなぎの蒲焼のたれを使う」というアイデアが採用されました。2010年の「全国新・ご当地グルメ選手権」では準優勝を果たし、その名を広めました。

牡蠣カバ丼は、牡蠣、うなぎの蒲焼のたれ、海苔、玉ねぎ、三ヶ日みかんを使うことが定められていますが、調理法やトッピングは自由となっています。販売期間は11月中旬から3月中旬頃までの冬季限定で、浜名湖丼研究会が認定した16店舗で食べることができます。各店舗で工夫を凝らした牡蠣カバ丼を楽しむことができるでしょう。

浜名湖の観光スポット

浜名湖は、静岡県の定番の観光地ということもあり、レジャー施設も宿泊施設も充実しています。浜名湖に行ったらぜひ訪れたい観光スポットを紹介します。

舘山寺
810年、仏道行脚の際、舘山を訪れた弘法大師空海が開創した寺院です。1870年、明治政府の神仏分離令により廃寺となりましたが、1890年に秋葉寺の牧泰禅和尚を招致し、秋葉寺の出張所を置くという名目で再興されます。真言宗の伝統を受け継ぎながら、曹洞宗の祈願寺となりました。恋愛成就、縁結びのパワースポットとして知られており、芸能人も多く訪れています。舘山寺の本堂から5分程歩いたところには、「穴大師」と呼ばれる、眼病平癒にご利益がある霊穴があります。

かんざんじ温泉
1958年に開湯した温泉で、舘山寺より名付けられました。塩分濃度が高さが特徴で、疲労回復や神経痛、リウマチに効果があるとされています。温浴施設が充実しており、温泉街として発展しています。

浜名湖パルパル
舘山寺から徒歩10分の距離にあるリゾート型遊園地です。30以上のアトラクションを備えており、小さな子どもでも十分に遊べる施設です。浜名湖パルパルのオフィシャルホテル「ホテルウェルシーズン浜名湖」を利用すれば、パルパルや周辺施設をお得に楽しめます。

浜名湖オルゴールミュージアム
1999年に開業したオルゴール専門の博物館です。大草山の頂上に位置するため、かんざんじロープウェイを利用する必要があります。オルゴールや蓄音機など、約70点の自動演奏楽器が展示されています。品揃え豊富なオルゴールショップが展開されており、手作り体験工房ではオリジナルオルゴールを作ることができます。屋上の展望台では、カリヨンの音色を聴きながら浜名湖を一望できます。浜名湖パルパルのフリーパスを持っている場合、入場料が半額になります。

はままつフラワーパーク
季節毎に様々な花々を楽しむことができる施設です。お弁当の持ち込みが可能で、自然を堪能しながら食事ができます。遊具やカフェも充実しているため、ゆったりと過ごすことができます。11月末から1月上旬の期間は、夜間のフラワーイルミネーションを開催しています。温室から屋外まで、光のオブジェのライトアップが輝きます。

たっぷりと楽しめる浜名湖

新鮮な牡蠣にうなぎのたれが絡む「牡蠣カバ丼」は一度は食べてみたいものですね。浜名湖周辺は温泉に遊園地、歴史ある建造物と観光スポットが充実しています。牡蠣カバ丼を食べに、浜名湖を訪れてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. カキとウナギの蒲焼を乗せた「牡蠣カバ丼」といえば、何という湖の特産品を使ったご当地グルメ?

A.浜名湖

Q. 静岡県の浜名湖名物「牡蠣カバ丼」の「カバ」とは、何の蒲焼?

A.ウナギ

Q. 静岡県の浜名湖岬にあるリゾート型遊園は?

A. 浜名湖パルパル

Q. 静岡県浜松市のにある「舘山寺」。なんと読む?

A.かんざんじ