新潟県で人気のパンのようなお菓子を紹介します。細長い形とモチモチ食感が特徴です。このお菓子は、いつどのように誕生したのでしょうか。新潟県の人々が愛する地元の定番お菓子の美味しさの秘密を教えます。
新潟県で愛され続ける味
ぽっぽ焼きは、新潟県の定番お菓子として愛されてきたお菓子です。薄力粉に水と黒砂糖、炭酸、そしてミョウバンを加えて焼いたお菓子です。特徴は、その長くパンのような形とモチモチとした食感です。専用の焼き器で焼かれたパンは暖かいまま売られ、一口食べれば、黒砂糖の素朴な甘さが口の中一杯に広がります。ぽっぽ焼きは新潟県民にとって、気軽に食べれるお菓子でもあり、お祭りの屋台の定番のお菓子としても有名です。新潟県のお祭りに行った時には、ぽっぽ焼きの屋台を探してみてはいかがでしょう。時には童心に戻って温かく甘いぽっぽ焼きを食べるのも良いものです。
ぽっぽ焼きが誕生したのは、新潟県の新発田市といわれています。そして、ぽっぽ焼きと呼ばれるようになったのは1965年頃の事でした。そして、1970年にはぽっぽ焼きという名は地域の人々に定着していました。なぜぽっぽ焼きと呼ばれたかには諸説あります。焼き上がる時に上がる蒸気がまるでポッポ(蒸気機関車)に似ているからというものや、客を集める為に焼き器の蒸気口に笛をつけて、ポーポーと音を鳴らしたからとも言われています。また、ぽっぽ焼きは蒸気パンとも呼ばれています。ですが、蒸気で蒸した蒸しパンとは違うのです。なぜ蒸気パンと呼ばれているかというと、それはぽっぽ焼きを焼いている時の光景を表現したものなのです。ぽっぽ焼きを焼き器で焼いていると蒸気が出てきます。その様子から蒸気パンと呼ばれているのです。
ぽっぽ焼きには、ポポペロというイメージキャラクターも存在します。ぽっぽ焼きのような、ヒョロッと細長く茶褐色のボディが特徴のポポペロは、お祭りなどに出没するユニークなキャラクターで、地元で大人気なのです。ペロッと舌を出してニッコリ微笑む顔は癒し系で、見つめているだけで笑顔になります。ストラップも販売されているので、新潟県を訪れた時には、ぽっぽ焼きと同様にポポペログッズも購入してはどうでしょう。旅の良い思い出になりますよ。
家でも作れる美味しさ
新潟県のぽっぽ焼きは、蒸気パンとも呼ばれモチモチとした食感が特徴的です。ですが、ぽっぽ焼きは特別な器械がないと出来ないので家庭で作る事は難しいと思っていませんか?実はぽっぽ焼きは家庭でも作れる味なのです。用意するのは、薄力粉(150グラム)と黒砂糖(70グラム)そして重曹(3グラム)だけです。ぽっぽ焼きに難しい材料はないので、作りたいと思った時にすぐに作れるお菓子なのです。また、黒砂糖の量は好みで多目にしても美味しいです。懐かしくて素朴な味をぜひ家庭で再現してはいかがでしょう。
ぽっぽ焼きの作り方は簡単です。材料を全て混ぜ合わせ、水を加えながら生地がドロドロするまで混ぜます。この時に、黒砂糖は先に煮て溶かして、冷ましてから混ぜると混ぜやすいです。そして、フライパンは事前に熱しておいて、薄く油をひいておきます。フライパンが温かいまま弱火にして生地を入れます。そして蓋をしてそのまま焼きます。時おり焼き加減を確認して、周りの色が変わってきた頃を見計らいひっくり返します。そして、裏面に焼き色がつい縦に切って完成です。新潟県の定番お菓子の美味しさを自分で作れるのは嬉しい事です。一口食べたら観光で訪れた時の事を思い出す事でしょう。
新潟県でぽっぽ焼きと呼ばれ親しまれてきた蒸気パンの特徴
細長くてモチモチした食感が魅力的な蒸気パン。ぽっぽ焼きと呼ばれるようになり、イメージキャラクターも誕生するほど、新潟県民にとってぽっぽ焼きは特別な存在なのです。モチモチとした食感は甘く、黒砂糖の懐かしい味が特徴です。
ザ・ご当地検定の問題
Q. 新潟県で食べられる、細長いパンのようなお菓子といえば?
A.ぽっぽ焼き
Q. 新潟県のお菓子「ぽっぽ焼き」の別名は?
A.蒸気パン