ナメコはみそ汁などに使われるきのこの一種です。生産量1位の県では天然ナメコが採れることでも知られています。天然ナメコにはどのような特徴があり、どのような栄養があるのでしょうか。
新潟県のナメコの特徴
ナメコの栽培が行われるようになったのは大正時代だと言われています。それまでは温帯の山地に分布するブナに生息していたものを採って食べられていたとされています。第二次世界大戦後に菌床栽培技術、すなわち人口でナメコを栽培する技術が確立し多くの食卓に並ぶようになったと言われているのです。上述の通り、ナメコは長野県や新潟県で多く生産されていますが、中でも新潟県のナメコは絶品だとされています。新潟県は急峻な山々に囲まれていることから冬の降雪による寒冷な気候にも関わらず、夏は蒸し暑いという高温多湿の気候です。
そのため、多湿を好むナメコの栽培に最も適した環境だとされているのです。このような環境で栽培されるナメコは旨味をたっぷりと含み、歯ごたえや香りが抜群だと言われるのです。ナメコの生産量全国第1位を誇る新潟県ではきのこ狩りができる場所も多く、県民だけでなく様々な地域から絶品のナメコを求め多くの人が訪れると言われています。
ナメコを使った料理と栄養
ナメコを使った料理にはみそ汁をはじめ多くのものがあります。まず、ナメコ雑炊が挙げられます。鍋にだし汁を入れ火にかけ、ごはんを加えます。少ししたら洗っておいたナメコを加えます。ナメコに火が通ったら醤油と塩を加えます。軽く煮込み、最後に刻みネギを混ぜ合わせたら完成です。つるりとした食感が楽しく、食欲が無いときでもあっさりと食べられるとして人気の料理です。また、なめこおろし和えも挙げられます。まず大根の葉を細かく切り湯を沸かしておいた鍋にこれを入れます。ナメコは湯通ししてから水気を切り、大根の葉を鍋から上げ冷水に浸けます。大根の葉とナメコに大根おろしを加え混ぜ合わせたら出来上がりです。
ナメコはきのこの一種なので秋に生産されると思う人もいるかもしれませんが、一年中生産されているため特に大根が美味しいと言われる冬の時期に食べると、より美味しいとされている人気の料理です。さて、このようにして食べられるナメコにはどのような栄養が含まれているのでしょうか。まず、ネバネバ成分が豊富に含まれています。これはナメコのぬめりの正体とされているのですが、胃に働き調子を整えてくれる効果があると言われています。次に、ナイアシンが含まれています。これは、うつや統合失調症、二日酔いに効果があるとされていますが多量に摂取しすぎると体に悪いとされていますので注意が必要です。
さらに、βグルカンが含まれています。これは免疫力アップや便通改善に効果があると言われています。また、コンドロイチンも含まれています。これは軟骨に水分を運び弾力性を持たせる働きがあるとされており、美肌にも良いと言われていることから化粧品に多く用いられています。
新潟県のグルメ
新潟県には様々なグルメがあります。まず、へぎそばが挙げられます。名前の由来は、へぎと呼ばれる器に載せて食べることから名付けられたと言われています。そばのつなぎに布海苔を使っているのが特徴で、独特な食べ方と食感で人気のグルメです。また、笹団子が挙げられます。これは笹の葉に団子が包まれているもので、粒あんかこしあんかを選ぶことができます。現地で食べるのも良いですが、特に新潟土産として人気のスイーツです。
全国第1位の生産量を誇る新潟県のナメコ
新潟県ではその気候の影響によりナメコが多く生産され、全国第1位の生産量を誇ると言われています。現地のナメコを食べるのがおススメだとされていますが、インターネットでも手に入れることができると言われているので一度食べてみると良いかもしれません。
ザ・ご当地検定の問題
Q. 平成25年、ナメコの生産量1位の都道府県は?
A.新潟県