新潟五大ラーメンの1つ!巻町で生まれたラーメンとは?

新潟県のラーメンと言えば新潟濃厚味噌ラーメンがよく知られていますが、今回紹介するのはその元祖とも言われているラーメンです。新潟五大ラーメンの一つにも数えられているこのラーメン、いったいどんな特徴があるのでしょうか。

巻町流の特徴

新潟濃厚味噌ラーメンの元祖は「巻町流割りスープ付きみそラーメン」と呼ばれおり、かつて巻町と呼ばれていた西浦区で誕生したラーメンです。極太麺に濃厚な味噌味のスープが特徴で、割りスープで薄めて味を調節しながら食べます。巻町流割りスープ付きみそラーメンは、こまどりというラーメン店が始まりと言われています。こまどりは昭和39年に居酒屋としてスタートし、昭和48年頃からメニューに味噌ラーメンを加えるようになりました。味は当初から濃厚で、しょっぱい場合は薄めてもらおうと、コーヒーカップに割りスープを入れて出前をしていたのですが、これがスープで割って食べるという独特の食べ方につながりました。こまどりは西浦区で営業を続け、600台収容できる駐車場はいつもお客の車で埋まるという盛況ぶりです。巻町流割りスープ付きみそラーメンは、新潟のラーメンが注目され始めた頃から雑誌などで紹介され、新潟五大ラーメンのひとつとして定着しました。

新潟濃厚味噌ラーメンのスープは鶏ガラや豚骨をベースに仕上げたとても濃厚な味噌味です。割りスープも鶏ガラなどを煮込んで作られています。太麺の味噌ラーメンは新潟県民にとって定番とも言えるラーメンですが、まさに巻町流割りスープ付きみそラーメンは県民の好みにぴったり。新潟濃厚味噌ラーメンを食べるならやはり地元を訪れることでしょう。西浦区を始め新潟市内(中央区や北区)には有名なラーメン店が点在しています。そこには訪れた芸能人や有名人のサインが壁に飾られていることが多く、巻町流割りスープ付きみそラーメンが新潟を代表する味噌ラーメンとして親しまれていることを示しています。

巻町流割りスープ付きみそラーメン以外の新潟五大ラーメンの特徴は?

巻町流割りスープ付きみそラーメンは新潟五大ラーメンのひとつですが、その他の新潟を代表するラーメンにはどんな特徴があるのでしょうか。新潟あっさりしょうゆラーメンは、新潟市古町の屋台が出していた支那そばが始まりと言われていて、昔ながらのあっさりとした味に特徴があります。具もメンマやナルト、チャーシューといった定番であっさりとまとめられています。長岡生姜醤油ラーメンは、生姜の風味が効いた醤油ラーメン。コクのある濃い目の醤油スープと、口に広がる生姜の味を楽しみながら食べる個性的なラーメンです。

燕三条背脂ラーメンは洋食器産業が盛んな燕三条で誕生した、地域色の濃いラーメンです。というのも洋食器工場で働く人向けに作られたからです。このラーメンの特徴は、塩味の効いた豚骨スープに極太麺、ラーメンの表面は背脂で覆われているなどですが、どれも冷めにくく伸びにくいラーメンを、という労働者たちのリクエストによるものなのです。三条市も金物産業として発展しましたが、早くて栄養のある食べ物を、と労働者向けに誕生したのが三条カレーラーメンです。古い歴史を持つラーメンで、地元ではラーメンといえばカレーラーメンと言うほど定着しています。こうして見ると新潟五大ラーメンそれぞれ違った特徴を持ち、地元の文化や歴史共に成長してきたラーメンということがわかります。

新潟県はどんなところ?

越後の龍と呼ばれた上杉謙信を輩出し、金山や貨物船の寄港地、そしてスキー発祥地として栄えた新潟県。県内には城跡が点在し、佐渡金山遺跡など当時の栄光を今に伝える史跡も残されています。美しい自然に恵まれた新潟県は、自然を利用したレジャー施設も揃っていて、苗場ボードウォークなど人気スポットが各地にあります。新潟県は魚沼産コシヒカリの生産地。ハズレはないと言われるほど地元で食べるお米は美味しく、久保田や越の寒梅と言った有名な地酒も楽しめるでしょう。日本海で水揚げされた魚介類を使った料理を提供しているお店もたくさんあり、グルメ目的でも訪れたくなる場所です。

巻町流割りスープ付きみそラーメンを含む新潟五大ラーメン食べ歩きの旅はいかが?

濃い味噌味が特徴で、新潟県を代表するラーメンとして知られる巻町流割りスープ付きみそラーメン。上越新幹線が開通し都心からもアクセスしやすいので、新潟五大ラーメンを食べに新潟県を訪れてみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 新潟五大ラーメンの1つ「巻町流○○付きみそラーメン」。○○に入るのは?

A.割りスープ