新潟市の栗山米菓が製造している、人気せんべいの名前といえば?

1990年に発売されて以来、全国にファンを獲得してきたせんべいをご紹介します。新潟県の特産であるコメを使った米菓であり、かたちもコメを模っています。軽い触感と数々のテイストでお茶の間を楽しませてきました。地域の限定品も多く、挑戦は続いています。

長く愛されるワケ

新潟県といえばコメの大生産地ですが、そんな良質なコメを使った米菓の種類が豊富なことでも知られています。そんなコメ大国を代表する米菓製造会社・栗山米菓が世に送り出した「ばかうけ」は、数あるヒット商品のなかでも根強い人気を誇り、ファンの心をとらえて離しません。コメを模った手に取りやすいボディと軽くてサクサクの触感が受け、全国にその名を轟かせています。1990年に初代ばかうけ「青のりしょうゆ味」が登場して以来、これまで数十億枚も販売されてきました。

老若男女を問わず愛されている理由のひとつが、ユーザーのリクエストに応えつつ時代を先取りしてきた150種類以上のテイストです。しかも、ばかうけのパッケージは遮光性のあるアルミ製ですので、持ち前の新鮮さをキープできるのです。ロングセラー真っ最中の銘菓ですが、ばかうけの進化はとどまることを知りません。「ばか」は新潟県の方言で「すごい」という意味です。「すごくおいしい」というネーミングに負けない、ばかうけならではの新商品が次々と誕生しています。

もっとばかうけを好きになれます

ばかうけをはじめとした米菓がどれほど愛されているか、ということがよくわかるアミューズメントプレイスがあります。2002年にオープンした新潟せんべい王国です。新潟県は全国トップの米菓生産地でありながら、米菓製造業がいかにして発展してきたかという歴史を紹介したり、実体験を通じてせんべい作りなどを学んだりできる施設が用意されていませんでした。満を持して登場したのが「新潟せんべい王国」です。この施設には「体育館」と「おみやげ屋」があり、「体育館」では職人が炭火でせんべいを焼いている様子を見学できますし、資料コーナーに足を向ければ新潟県の米菓がどのような歩みを経てきたのかを学ぶこともできます。

なかでも人気なのは、ばかうけ手焼き体験と味付け体験というメニューです。手焼き体験では、25センチもある白生地と青のり生地のばかうけを焼くことができるのです。味付け体験は、約10種類のパウダーをミックスしてユーザーだけのテイストをつくることができます。「おみやげ屋」では、せんべい王国でしか手に入らない限定ばかうけが並べられ、ばかうけノート、ばかうけ絵葉書、ばかうけシール、ばかうけトートバッグ、ばかうけTシャツなどのグッズが販売されています。ばかうけ稲荷にあるばかうけおみくじ(100円)も人気です。車を使うなら、国道7号線(新潟バイパス)濁川I.Cから1分、北陸自動車道新潟空港I.Cから10分です。

新潟市はコメと醸造の街

新潟市にはたくさんの観光スポットがあります。なかでも特徴的で人気を集めているのは、醸造場所にこだわって観光できるコースです。JR新潟駅を降りたら、まずはバスに乗り、長屋をリフォームしてつくられたという「沼垂テラス商店街」に足を運びます。お洒落なカフェで食事を済ませ、創業が1905年という味噌蔵・峰村醸造に向かいます。古今を絶妙な取り合わせでミックスしたハイセンスな外観に目を奪われます。一見しただけでは土蔵を改装したようには感じられません。味噌はもちろん、漬物もお土産にはぴったりです。目と鼻の先には古町糀製造所蔵座敷店もあります。

大正期に建築された深みのある店舗では、糀を利用したドリンクやジェラートで足を休めることができます。新潟県といえば日本酒製造のトップランナーですが、古町糀製造所蔵座敷店から5分ほど歩けば、今代司酒造が待っています。新潟県ではここだけという純米比率が100%の酒蔵で、試飲できる直売所もあります。ちょっとだけ顔を赤らめてバスに乗れば10分ほどで新潟駅にもどれます。ここまで約4時間、手軽で美味しく新潟市を味わえるならちょうどいい観光コースです。

栗山米菓が開発したばかうけは米菓界の王様

コメ大国の名に恥じない商品が次々とリリースされていくなか、栗山米菓が開発した銘菓ばかうけは、飽きのこない触感と多種多様なテイストを武器に根強い人気を保ってきました。米菓キングの椅子に甘んじることなく、つぎつぎと新しい味が生み出されています。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 新潟市の栗山米菓が製造している、人気せんべいの名前といえば?

A.ばかうけ