「夕張メロン」で知られる夕張市は、どこの都道府県にある?

夕張メロンはその名前の通り、夕張市で育ったメロンです。テレビや雑誌などで取り上げられることも多く、メロンと言えば夕張メロンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

ですが名前は知っているけれど、実際に口にしたことはなく、どういったメロンなのか分からないという方も少なからずいるかもしれません。そこで夕張メロンの魅力や豆知識をご紹介していきます。

おいしく食べられる夕張メロン

夕張メロンは北海道の大地の恵みを存分に受け、夕張市ですくすく育ったメロンです。数あるメロンの中でも、果肉がとても柔らかく、みずみずしい赤みがかったオレンジ色が食欲をそそります。

糖度はあまり高くはありませんが、口の中に入れると溶けるような食感で、糖度以上に甘さを感じられます。夕張メロンの食べごろは6月下旬から8月の上旬ですが、熟度の進行が比較的早いので気を付けなければなりません。

陳列されている夕張メロンは、最初は灰緑色をしていますが、時間の経過とともに色はだんだん変化していきます。緑黄色から黄色へと変わっていき、一番おいしく食べられるのは、緑黄色から黄緑色の頃になります。

口にする前には、冷蔵庫で2~3時間程度冷やすと、よりおいしくいただけます。

夕張メロンの歴史

夕張メロン起源はとても古く、大正12年ほどになります。そこから幾重にも試行錯誤が行われましたが、昭和5年ごろには戦争の影響もあり、十分な結果が得られないことから一度栽培がストップされます。

ですが当時の夕張市における農業事情は芳しい状態ではなく、既存の農業では生活していくのが難しくもありました。そこで一度とん挫されたメロン栽培が再開され、昭和35には17人の有志によって夕張メロン組合が誕生したのです。

さまざまな試行錯誤が繰り返され、ようやく夕張メロンが誕生しました。以降は生産体制や品質管理を徹底し、現代まで愛される品種となっています。

夕張メロンのこだわり

夕張メロンは別名夕張キングメロンとも呼ばれ、厳格な検査をクリアしたものにしか名乗ることは許されていません。そのため品質管理はしっかりとなされ、夕張メロンと名乗っているものには、味が保証されています。

規格としては共撰メロンと個撰メロンがあり、糖度や網目、形状などが検査され、出荷規格に合ったもののみが、食卓に並ぶことを許されているのです。

コワ可愛い?ゆるキャラ“メロン熊”

インパクト抜群のデザインでTVや雑誌でも取り上げられることが多い、夕張メロンのゆるキャラ、“メロン熊”をご存知でしょうか。市の公認キャラクターではなく、北海道夕張市の北海道物産センター夕張店のマスコットキャラクターです。「夕張のおいしいメロンを食い荒らして変貌したフルーツアニマル」という設定で、かわいらしいデフォルメはされずに、 リアルな迫力満点のヒグマの頭部がメロンと同化した見た目になっています。

強面でゆるくない、異色のゆるキャラとしてメロン熊の人気・知名度は高く、メロン熊をモチーフに使ったお土産品も数多くの種類が作られています。定番のストラップやマグネットに加え、珍しいラインナップとしては、大きな牙のデザインが印象的なビニール傘や、メロン熊に怯える血走った人間の目がプリントされた“コワ面白い ”アイマスクまで。他の人とはかぶらないお土産を探している人にオススメです。

メロン熊のグッズは北海道夕張市の北海道物産センター夕張店だけでなく、夕張市内のお土産店、道内の大きな観光スポットでも購入することができます。北海道の出入り口である千歳空港でも取り扱いがあるそうなので、離発着の直前後に入手することも可能です。

大切に育てられた夕張メロンはおいしい

夕張メロンは、北海道という大地の恵みを受けて育ち、夕張市が生み出した特産品です。品質も徹底的にこだわられており、味は折り紙付きです。もしもまだ夕張メロンを口にしたことがなければ、一度試してみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 「夕張メロン」で知られる夕張市は、どこの都道府県にある?

A.北海道

Q. 北海道夕張市「北海道物産センター夕張店」のマスコットキャラクターの名前は?

A.メロン熊