北海道や東北で食べられる「シソ巻き」の中には何が入っている?

食が豊かで広大な土地を持っている北海道には、それぞれの地域において様々な特産品があります。シソ巻きもそのような特産品のひとつであり、北海道で見ることができます。シソ巻きとはどのような食べ物なのかを紹介します。

シソ巻きとは?

シソ巻きとは、北海道の特産品のひとつとしてあげられますが、北海道のみならず、岩手県や福島県、宮城県に青森県、山形県などといった東北地方の各地と新潟県でもよく作られている特産品です。これらの地域では、県民・道民にとって日常的な食べ物であり、スーパーなどでも当たり前のように販売されています。中には名物として取り扱っている地域もあり、特に庄内地方では名物としても知られており、土産物として販売されている姿もよくみられる食品です。

基本的には、青シソの中に特製のミソがまかれているといった品物で、この特製ミソがおいしさの秘密です。ミソの中にゴマや青唐辛子、クルミといったものを練りこむこともあります。ミソのあまじょっぱさとシソの口に広がる風味が魅力的な食べ物です。練りこまれた食材によって、大きく風味が異なるため、好みがわかれることもあります。ミソの中に何を練りこむかは、地域や各家庭によって異なり、それぞれの家庭の味などがある場合も多いです。シソ巻きは、生鮮食品ではなく保存食の色合いが強い食べ物です。シソの葉が取れる時期に一度に大量に作り、長く保存し、年間を通じて食べ続けている家庭も存在しています。

シソは、非常に栄養価が優れた野菜であり、カロチンや鉄分、亜鉛、マグネシウムなどが豊富に含まれており、北海道でも数多くの料理に使用されています。シソ巻きは、一般的には青シソの中にミソを巻き込んだものを指していますが、北海道ではシソが盛んに栽培されていることから、これとは異なる食品をシソ巻きと呼び名物として販売していることもあります。そのひとつがシソで巻いたかまぼこであり、小樽で販売されています。また、あんずシソ巻きといった和菓子もそのひとつです。あんずを赤シソで巻いて、甘く煮込んだお菓子であり、北海道の伝統的な郷土菓子として知られています。

シソ巻きの作り方・食べ方

ミソを巻いたシソ巻きの作り方は、非常に簡単で、材料さえそろえれば一般家庭でも作ることができます。各家庭でも作っている食べ物です。材料は、青シソにミソ、みりんに砂糖、小麦粉、ごま油といったものが基本です。青唐辛子や細かく砕いたクルミや練ったゴマなどを用意しても構いません。鍋を熱して、青唐辛子(クルミ・ゴマ)を油で炒り、火が通った後に砂糖、みりんを入れて練っていきます。小麦粉を入れて、粘り気を出した後に、火を消して覚まします。青シソで一口大に巻いて、油で揚げるか焼くかして完成です。特別な工程を必要としないので、シソの収穫時期である6月から9月にかけてよく作られています。

シソ巻きは、ミソの味が非常に濃い食べ物なので、お茶請けとしてそのまま食べる人もいますが、ご飯のお供として食べる人も多いです。また、お酒のおつまみとして食べる人もいます。そのまま食べる以外にも、お茶漬けにして食べる方法もあります。

食の豊かな北海道

北海道は、広い面積を持ち、各地域で観光地域として見所がたくさんあります。食も豊かで、それを目的とした観光旅行する人も数多く存在しています。日本の食料基地を自称するほど農業が栄えており、シソ巻きの材料となるシソも大豆も米、砂糖といったすべての材料を道内でそろえることが可能です。特に白糠町や十勝でシソの栽培が盛んです。時期によっては、様々なイベントも開催されているので、観光に最適といえます。

おいしい食事がたっぷりの北海道

シソ巻きは、甘じょっぱいミソとシソの香りが特徴的な北海道の食べ物です。北海道は、観光地も各地の食材も豊かにそろっているので、シソ巻き以外にも、様々なおいしい食べ物を求めて旅行に行ってみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q.北海道や東北で食べられる「シソ巻き」の中には何が入っている?

A.ミソ