「伯方の塩」で有名な伯方島がある都道府県は?

「伯方の塩」で有名な伯方島は、どこの都道府県にあるのかご存じですか?

伯方島は愛媛県今治市にあった!

「伯方の塩」で有名な「伯方島」は、愛媛県今治市にある面積約20平方km、人口およそ6000人の島です。広島県尾道市から愛媛県今治市まで瀬戸内海の6つの島を結んでいるしまなみ海道(西瀬戸自動車道)の中ほどに位置し、愛媛県側から数えると二つ目の島にあたります。
「伯方島」には、かつての製塩業の歴史や有名な「伯方の塩」への愛にあふれるスポットがあり、また大きな船が並ぶ造船所、ビーチのある道の駅、イルカと遊べるアクティビティなど海にまつわる楽しみが多く、絶景ポイントもたくさんあります。
「サイクリストの聖地」しなまみ海道沿いということもあり、近年では自転車で島をめぐる観光客も増えました。

は・か・た・の塩♪でおなじみの・・・

CMのフレーズでお馴染みの「伯方の塩」。にがりをほどよく残し、風味がよい「伯方の塩」は伯方塩業株式会社の商品です。
かつて伯方島では1806年・江戸時代の頃から、塩田を使っての製塩業が盛んでした。ところが1970年に塩田での製法が塩専売法により全廃され、日本全土で化学工業として塩を作ることになりました。しかし愛媛県松山市では自然塩の存続運動が起こり、塩田を用いた製塩の署名が5万人分も集められ、それを受けて一定条件のもと塩田製法を用いた塩の販売が認可されました。それが「伯方の塩」です。
伯方島の塩田を使用して作ることは叶いませんでしたが、自然の風と太陽熱で蒸発結晶させた輸入塩(メキシコやオーストラリア由来)を日本の海水で溶かして作るという方法で品質のよい塩を製塩することができました。塩専売法が1997年に廃止されて以降もこの高品質な塩を作る製法が引き続き使われているそうです。
「伯方の塩」という名前には、塩にこだわった熱い思いがこめられていました。
そして現在、伯方塩業大三島工場では隣接地に塩田を復活させているそうです。また工場見学や塩つくり体験もできるとのことです。(感染症対策で休止の可能性があります。詳しくはホームページなどでご確認ください。)
「伯方の塩」ネットショップからは、お馴染みの「伯方の塩」の粗塩や、大三島工場の塩田で作った塩、さらには「伯方の塩」のロゴ入りTシャツや御塩のまくらなどユニークなラインナップになっています。ぜひチェックしてみてください。

魅力いっぱいの伯方島

そんな熱い思いの残った「伯方の塩」の生産地、伯方島。やはり名産の塩に関するおいしいグルメや瀬戸内ならではの海のスポットが盛りだくさんです!

  • 伯方の塩ソフトクリーム
    「道の駅 伯方S・Cパークマリンオアシスはかた」で購入したら、すぐ側の伯方ビーチで海を眺めながら味わいたい一品です。しょっぱさと甘さがとまらないおいしさです。
  • 伯方の塩ラーメン
    「伯方の塩ラーメンさんわ」の塩ラーメンは、観光客、サイクリスト、地元の人にも大人気です。透き通ったあっさり塩味のスープと特製の細麺が優しくお腹を満たします。伊予の貝飯やしまなみの郷土料理イギス豆腐が食べられるのもオススメです。
  • イルカとふれあい
    「ドルフィンファームしまなみ」は、実際の瀬戸内海の海を利用した施設で、イルカを間近で見学できます。運がよければイルカがジャンプでお出迎えしてくれるかも!「ふれあいコース」や「スイムコース」もあり、より近くでイルカに触れられます。
  • 迫力ある船造り
    伯方島では造船所との距離が近く、船ができていくプロセスをダイナミックに覗くことができます。出来上がったばかりの船の進水式に立ち会えることもしばしばあるそうです。
  • とにかく絶景
    開放感抜群で豊かな自然がいっぱいなので島全体が、オーシャンビュー絶景スポットです。風光明媚な開山公園の山頂からはサクラやツツジ越しに広がる海が絶景で、瀬戸浜に浮かぶ小島・大角豆島や、やしの木が並ぶ伯方ビーチや、伯方・大島大橋、大三島橋は青空にも映えれば朝日や夕日の時間帯も絶景です。

ザ・ご当地検定の問題

Q.「伯方の塩」で有名な伯方島がある都道府県は?

A.愛媛