石川県の名産「かもり」っていったい何?

かもり
かもり

2015年に北陸新幹線が開通した北陸3県のうちのひとつ、石川県に行ったことはありますか?石川県にも多くの名産・特産があります。さて、今回は石川県で「かもり」と呼ばれる野菜をご紹介します。

かもりの特徴・保存方法

かもりはいはゆる冬瓜のことです。かもりは主に石川県小松市が力を入れて育てています。かもりは丸く、表面は白い粉に覆われており、全体的にとても薄い緑色に見えます。そもそも、かもり(冬瓜)の原産は東南アジアと言われ、大きなもので10キロを超えるものも。種類は「琉球冬瓜」、「大丸冬瓜」、「小冬瓜」などがあります。冬瓜と呼ばれているので、冬が旬の野菜かなと思ってしまいそうですが、実は旬は夏場です。7月から9月にかけて収穫されますが、冬場まで保存ができるため、「冬瓜」と言われるようになったようです。保存方法としてはまず、カットせずに直射日光の当たらない、風通しのいい場所がおすすめです。夏場に直射日光の当たる場所で保存してしまうと、水分が奪われてしまい、カットしたところでかもりの特徴であるみずみずしさが失われた状態となってしまいます。かもりは冷凍保存もできます。カットしてワタや種を取ったらラップをして冷凍用のバックなどに入れて冷凍します。

かもりの栄養・レシピ

栄養はどうでしょうか。かもりの栄養素は主にカリウム、食物繊維、ビタミンC、食物繊維などが含まれています。カリウムは体内のナトリウムの排出や利尿作用の効果、高血圧の予防などが期待でき、ビタミンCは風邪予防、抗酸化作用もありますので老化防止に一役買ってくれそうです。食物繊維は腸の働きを促してくれる効果がありますので、健康維持やダイエットをされている方におすすめしたい食物です。また、水分を多く含んでいるため、体熱を下げてくれる効果も期待できます。

かもりは、よくスープやあんかけにして食べることが多いですが、炒めものやサラダにもおすすめです。淡泊な味を生かして、薄味のままスープで食べてもよし、炒めもので濃いめの味つけにするのもいいですね。夕飯やお弁当のおかずにおすすめなのは、かもりと豚肉のオイスター炒めです。かもり、豚肉、ピーマン、オイスターソース、和風だしを使って炒めます。ごはんにも合いますので、かもりを見つけたら是非作ってみてください。

見所満載!石川の観光スポット!

北陸ならではの美味しい食材も沢山ありますが、石川県小松市には見所も沢山あります。那谷寺、石川県立航空プラザ、加賀伝統工芸村ゆのくにの森、こまつの杜、日本自動車博物館などがあり、那谷寺は奇岩遊仙境、楓月橋での紅葉などの景観を楽しめ、国指定の重要文化財である三重塔や鐘楼、護摩堂があります。JR北陸本線の加賀温泉駅より車で15分程度でアクセス可能です。

加賀伝統工芸村ゆのくにの森は、昭和63年にオープンしました。現在では本格的な地元の伝統工芸を満喫することができ、実際に竹細工やろくろ回し、陶板、サンドブラスト、ハーバリウムなどを体験することが可能です。加賀インターチェンジから車で20分程度の場所にあります。敷地も13万坪ありますので、江戸から明治にかけての街並みを散策することができます。

日本海沿いに面している石川県ですが、山林の施設や温泉などにも力を入れており、見所が県内にたくさんあります。上記の他にも有名な兼六園や金沢カレーなどのお店も見て回るのもおすすめです。地ビールや日本酒などのお酒類も地元の商品がありますので、お酒が好きな方は一度チェックしてみてください。

石川県の冬瓜、かもりを食べて元気に!

栄養も豊富なかもり。水分も多く夏場の熱中症対策にもおすすめです。レシピも豊富ですので、様々な料理にチャレンジできそうですね。健康管理をして、是非石川の歴史や伝統を体験しに行ってみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 石川県で生産されている「かもり」とは、何の種類?

A.瓜

Q. 地元の伝統工芸を満喫することができる、石川県小松市の観光スポットは?

A. 加賀伝統工芸村ゆのくにの森