平成21年、イチゴの生産量が全国1位の都道府県とは?

イチゴは甘くて美味しいだけでなく栄養価の高い果物でもあります。そんなイチゴの生産が最も盛んに行われている都道府県をご存じでしょうか。今回はイチゴの生産量1位である県と、様々な品種や美味しい食べ方などを紹介します。

長年イチゴの生産量1位のイチゴ王国

栃木県のイチゴは長年、日本国内における生産量1位を誇っており、イチゴ王国とも呼ばれています。一般的なイチゴの旬は、5月から6月にかけてですが、栃木県では様々な技術を導入したり、出荷の効率向上などに取り組んだ事などにより、今では秋や冬の時期でも品質の良い美味しいイチゴを安定的に供給できるようになり、多くが東京などの首都圏へ出荷されています。美味しいイチゴが多く生産できているのは、生産者や自治体などが一つになってより良い生産や流通、販売を目指してきた結果であるとも評価されています。

栃木県のイチゴが美味しい理由としては、冬に時期の日照時間が長く、昼の気温と夜の気温の差が大きいという当エリア特有の気候があるためで、イチゴを育てるのには最適な条件が整っています。さらに太陽の光を活かしたハウス栽培が確立されており、一定の温度を保ちながら成熟させる事ができるため、甘みのあるイチゴが育つと言われています。

様々な品種や美味しいイチゴの食べ方などを紹介

栃木県が日本一のイチゴ産地と呼ばれている理由としては、イチゴの研究に積極的に取り組んでいる所と言えます。栃木県には、国内でひとつしかないイチゴを専門とした研究所があります。研究所では、新たな品種の開発や生産量や品質などの向上させる栽培技術の研究に取り組んでいます。栃木県では様々な品種のイチゴが生産されていますが、その中でも有名な品種が「とちおとめ」です。とちおとめは、味が濃厚で甘みと酸味のバランスが良いのが特徴でもあるイチゴと言えます。日本国内のイチゴでは最も出荷量が多く知名度も最も高いイチゴで、ツヤツヤとした光沢があるのもこの品種の特徴でもあります。

他にも栃木県では「スカイベリー」や「とちひめ」などの品種も生産されています。スカイベリーは2014年に開発された品種で、他のイチゴと比べると比較的新しい品種のイチゴです。最も大きな特徴は大きさで、中には鶏の卵の大きさを上回るものもあります。大きいだけでなく甘みもしっかり感じられ、まろやかな味わいとなっており、高級なイチゴとして知られています。
一方、とちひめは、果皮が柔らかい事から食べやすいのが特徴で、酸味は少なく甘くてジューシーな事から特に女性に人気がある品種と言えます。しかし、他の品種と比べると果皮が柔らかい事から輸送するのが難しく、市場にほとんど出回らないため、幻のイチゴとも評されています。そのため、観光農園用の品種として位置づけられています。

栃木県ではイチゴ狩りができるイチゴ園も多数ありますが、イチゴ園で美味しいイチゴを見分けるにはコツがあります。そのひとつがなるべく真っ赤に色づいたイチゴを選ぶ事です。果実の色が白く残っているようなイチゴはまだ食べごろではないという証拠と言えます。逆に果実全体が赤く色づいているイチゴは甘く熟しているというサインです。またイチゴの場合、形が悪いからと言って美味しくないという事はなく、大きめでツヤのあるイチゴが美味しいと言われています。尚、イチゴを美味しく食べるコツもあり、イチゴが先端部分が最も甘みがある所なので、先端の甘い所を一番最後に食べると、イチゴが持っている甘みや酸味が十分に楽しめるでしょう。

栃木県を訪れたらイチゴ狩りをして美味しいイチゴを味わいましょう

栃木県は、イチゴの研究にも力を入れている点が日本国内でのイチゴ生産量1位となっている理由となっているのかもしれません。みなさんも栃木県を訪れた際にはイチゴ園で美味しいイチゴを味わってみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 平成21年、イチゴの生産量が全国1位の都道府県は?

A.栃木県