フランスの故・シラク大統領が愛飲していたと報じられた、「3M」の焼酎の銘柄はなに?

フランスのある大統領が愛飲していたと報じられ、大きな注目を集めた芋焼酎があります。生産量の少なさから、現在でも入手が難しいプレミアム銘柄として名高い存在です。その知られざる歴史や背景を紹介します。

 

森伊蔵とは|1885年創業の歴史と特徴

鹿児島県垂水市に蔵を構える森伊蔵酒造は、1885年(明治18年)に創業しました。以来130年以上にわたり、芋焼酎づくりに向き合ってきた蔵元です。現在は5代目にあたる森覚志氏が跡を継ぎ、伝統のかめ壺仕込みという製法を今も大切に守っています。

村尾、魔王とともに、森伊蔵はプレミアム芋焼酎を代表する「3M」の一角に数えられています。三つの銘柄はいずれも鹿児島県内の蔵元が手がけ、限られた量しか造られない点も同じです。中でも森伊蔵は、生産の規模を大きく広げず、少量生産を貫いてきた銘柄です。

1996年、当時のフランス大統領であったジャック・シラク氏が森伊蔵を愛飲していることが新聞で報じられ、大きな話題となりました。この出来事をきっかけに知名度が全国へ広がり、需要は一気に高まります。報道以降、森伊蔵は入手が難しい人気銘柄へと変わっていきました。

森伊蔵が愛される理由と人気の秘密

需要が高まっても、仕込みの量を大きく増やさず、造り手の目が届く範囲で丁寧に仕上げてきました。手に入りにくい状態が続くほど、欲しいと感じる人は自然と増えていきます。生産量が限られているため、森伊蔵の価値を高めています。

昔ながらのかめ壺を使った仕込みが、森伊蔵ならではの味わいを支えてきました。時間をかけてじっくりと発酵・仕込みを行うことで、芋の香りを残しながらも、口当たりは柔らかな仕上がりです。手間のかかる工程を丁寧に守る蔵元の姿勢が、上品な風味を生み出しています。

確かな品質によって、森伊蔵は国内だけでなく海外からも高く評価されています。著名な人物が愛飲していたという出来事も、認知度の広がりを後押ししてきました。妥協のない酒造りへの姿勢が、現在も多くの人を惹きつけています。

森伊蔵の楽しみ方とおすすめの飲み方

ストレートでゆっくりと飲むと、芋由来の香りと、じんわり広がる甘みを楽しめます。冷やしすぎない常温でいただくことで、本来の個性がより伝わりやすくなります。水を少量加えるだけで、香りが一段と引き立つのが特徴です。

鹿児島の郷土料理との相性も良く、きびなごの刺身や黒豚料理と合わせると、素材そのものの甘みが引き立ちます。塩気の効いたさつま揚げも、まろやかな飲み口とよく調和する一皿です。脂の乗った黒豚の角煮とあわせれば、コクのある後味を楽しめます。

食事に合わせるなら、お湯割りにすると香りが立ちやすく、料理とのバランスも取りやすくなります。晩酌でゆっくり過ごしたい夜は、ロックでじっくりと飲む人も多いです。贈答でいただいた特別な一本なら、水や氷を加えないストレートで、本来の香りを味わうのがおすすめです。

森伊蔵を手に入れる購入方法

森伊蔵酒造では、電話による抽選予約を毎月受け付けています。毎月15日から25日の間に申し込みを行い、翌月1日から14日の間に同じ電話番号で抽選結果を確認する仕組みです。当選確率は決して高くないものの、定価に近い価格で入手できる貴重な窓口となっています。

高島屋や山形屋といった百貨店でも、店頭での抽選販売が行われています。応募期間や対象商品は店舗によって異なるため、事前に各店の案内を確認しておくと安心です。オンラインショップでも取り扱いはあるものの、定価を上回る価格で販売されているケースが多いようです。

JALの国際線では、機内販売として森伊蔵が扱われることもあります。対象路線や搭乗クラスが限られる場合があるため、利用を検討する際は最新の状況を事前に把握しておきましょう。ふるさと納税でも、蔵元がある垂水市が森伊蔵を返礼品として用意することがあり、数量限定で早い時期に品切れとなる傾向です。取り扱う内容や数量は年によって変わる可能性があるため、申し込み前に自治体やポータルサイトで最新の内容を確かめてください。

森伊蔵は、130年以上続く歴史と丁寧な仕込みによって、多くの人が手にしたいと願う芋焼酎へと育ちました。フランスの元大統領にまつわる逸話や、上品な香りが漂う理由を知ると、一杯の重みがより深く感じられます。抽選や百貨店の販売もうまく活用しながら、ぜひ一度、森伊蔵を手に取ってみてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q.フランスの故・シラク大統領が愛飲していたと報じられた、「3M」の焼酎の銘柄はなに?

A.森伊蔵