山口県で揚げた中華麺に野菜がたっぷり入ったスープをかけた麺料理はなんていう?

山口県には、揚げた中華麺に野菜たっぷりのとろみスープをかけて食べる、地元で長く親しまれてきたご当地グルメがあります。県外ではまだあまり知られていませんが、地元の人にとってはソウルフードそのもの。この記事では、その魅力から食べられるお店まで、まとめてご紹介します。

 

山口のバリそばはなぜ生まれた?その歴史と由来

バリそばの「バリ」は、揚げた麺を食べたときに鳴る「バリバリ」という音から来ています。山口市を中心に長年営業してきた「春来軒」が発祥とされ、昭和の時代から地元の定番料理として根付いてきました。長崎の皿うどんをルーツに持ちながらも、山口の好みに合わせて独自の進化を遂げ、現在も多くの人に支持されています。

見た目が似ているため、本場の皿うどんと混同されることも少なくありません。最も大きな違いはスープのボリュームで、バリそばは野菜がたっぷり入ったあんかけスープが麺にしっかりとかかります。また、鶏ガラベースのスープが使われており、あっさりしながらもコクのある風味が特徴です。麺の太さや具材の種類にも違いがあり、食べ比べると、また違った発見があります。

バリそばが山口で愛される3つの魅力

実際にバリそばが運ばれてくると、まず目に飛び込んでくるのは大きな皿に盛られた圧倒的なボリュームです。揚げた麺の上に色とりどりの野菜がたっぷりとのった見た目は食欲をそそり、サイズも並から大盛まで選べるお店が多いため、男性はもちろん、女性でも満足感を得やすい一品として知られています。

バリそば最大の醍醐味は、揚げた麺とあんかけスープによる食感の変化です。食べはじめは香ばしくバリバリとした麺を楽しめますが、時間が経つにつれてスープを吸い、しっとりとした食感へ変わっていきます。同じ一杯の中で2種類の食感を味わえるのが、バリそばならではの魅力です。

地元の人がバリそばに足を運び続ける背景には、価格のリーズナブルさも関係しています。ボリューム満点にもかかわらず、1,000円前後で楽しめるお店がほとんどです。餃子やおむすびとのセットメニューを用意しているお店もあり、お腹いっぱい食べても安く済むのが嬉しいポイントです。

バリそばを食べるならここ!山口の名店ガイド

バリそばを味わうなら、発祥店として知られる山口市内の「元祖ばりそば本舗 春来軒」は外せません。昭和から続く老舗で、創業当時から受け継がれてきたレシピで作られています。中市店と小郡店があり、地元の常連客はもちろん、県外からわざわざ訪れるお客さんも少なくありません。バリそばを初めて食べるなら、まずは春来軒を訪れてみましょう。

山口市の奥座敷として知られる湯田温泉エリアにも、バリそばを提供するお店があります。温泉街ならではの夜の雰囲気の中、飲んだあとの〆として食べる一杯は格別です。あっさりとした鶏ガラベースのスープが食べやすく、しっかりとお腹も満たしてくれるのが人気の理由です。観光で湯田温泉を訪れた際には、夜のコースに取り入れてみてください。

バリそばを提供するお店は山口市内だけにとどまらず、下関市や新山口駅周辺にも広がっています。下関エリアでは地元色のある個人店でも提供されており、店ごとにスープの濃さや具材の種類が異なります。新山口駅周辺は交通の便がよく、旅の途中に立ち寄りやすい立地なので、山口県内を移動しながら、複数店舗を食べ比べてみるのも楽しみ方のひとつです。

自宅でもバリそばを楽しむ方法

山口を訪れた際のお土産として、バリそばのセット商品を取り扱うお店があります。春来軒では麺とたれをセットにした持ち帰り用商品を販売しており、現地の味を自宅で再現できると好評です。インターネット通販でも購入できるため贈り物としても喜ばれ、山口県のご当地グルメとしてじわじわと注目を集めています。

自宅で一から手作りする場合、市販の中華麺を油で揚げ、スープは鶏ガラベースにオイスターソースや醤油を加えてとろみをつけると、お店に近い仕上がりになります。具材はキャベツ・にんじん・きくらげ・豚肉などが定番ですが、冷蔵庫にある野菜を活用しやすいのも手作りならではのよさです。

山口のバリそばは、昭和から続く歴史を持ちながら、食感・ボリューム・価格のバランスで長年にわたって地元で親しまれてきたご当地グルメです。春来軒をはじめ、湯田温泉や下関エリアでも食べられるお店があり、通販での取り寄せも可能です。山口を訪れる機会があれば、ぜひ一度バリそばを食べてみてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q.山口県で揚げた中華麺に野菜がたっぷり入ったスープをかけた麺料理はなんていう?

A.バリそば