エビの天ぷらを挟んだおにぎり「天むす」。発祥は何県?

おにぎりに天ぷらをトッピングした天むすは、全国のデパートやコンビニなどでも扱う人気商品です。いまでは全国的に有名な天むすですが、発祥はどこかご存じですか?ここでは天むすの成り立ちや種類の紹介を行っていきます。

海老天をおにぎりに入れた天むすは三重県で生まれた

名古屋めしの代表として全国的に有名になっている天むすは、三重県津市大門が発祥の地として知られています。小さな海老を入れた形のミニサイズのおにぎりとして人気の天むすは、三重県津市大門にある千寿本店が発祥の地となっています。天むすといえば、おにぎりに海老の天ぷらを入れたものを想像しがちですが、天むす発祥の地である三重県では、いろいろな種類の天ぷらをトッピングして提供しています。地元では、海老は勿論のこと、鶏肉など様々な種類の天むすが提供されています。

三重県には、伊勢神宮を始めとする観光名所が多数存在していることでも有名です。国内は勿論のこと、近頃は韓国や台湾などの諸外国からも多数の観光客が訪れます。年間を通じて多数の観光客が訪れる三重県だからこそ、旅のお供として人気の天むすの種類がバラエティ豊かになっていったのです。海老の天ぷらを入れただけのシンプルなタイプは勿論のこと、海老マヨを入れたものや、名古屋名物のかまぼこをたっぷり入れたタイプなど多くの種類が、地元では販売されています。

ミニサイズのおにぎりということで満腹感が無いのではと思う方も多いでしょうが、三重県で売られている天むすの多くは、一人前を5個で包むのが普通になっていますので、殆どの方は満腹感を得ることができるでしょう。保湿性の高い竹の河で包まれる形で売られていますから、地元の方がお昼に食べたり、観光客が旅のお供やお土産として好んで買っています。

天むすは、昭和30年台に津市大門伏見通りで定食屋を営んでいた女性店主が、仕事の合間に手短に作れるものをと考案して作られたと言われています。忙しい合間でも手軽に作れて、栄養が十分にあるものを、と考え、おにぎりに天ぷらを入れたのが天むすの始まりと言われています。

三重県には伊勢神宮など様々な観光名所があります

三重県には全国でも有数な観光名所である伊勢神宮を始め、様々な観光スポットが存在しています。伊勢神宮へ観光で訪れた方が訪れる有名スポットにおかげ横丁があります。おかげ横丁には伊勢うどんを始めとする三重県発祥のグルメを扱う店舗が数多くあります。天むすだけでは物足りないと感じる方は、おかげ横丁でグルメを嗜むのも良いでしょう。

おかげ横丁を訪れる方におすすめなのは、伊勢の新鮮な魚介類を用いた郷土料理です。伊勢湾で捕れた新鮮なカツオやまぐろをふんだんに使った「てこね寿司」は、地元の方は勿論のこと、全国からも食べに来る方が多い名物料理になっています。漁師が船上で食べるために生まれた漁師めしのてこね寿司は、見た目も豪快ですが、たっぷりとまぐろやカツオを乗せた濃厚な味わいが魅力の逸品になっています。

てこね寿司以外におすすめなのが、三重県名物の伊勢うどんになります。白い太麺にたまりしょうゆをたっぷりかけて食べるうどんですが、見た目よりもさっぱりした食感で食べることができ、おなかにも優しいうどんになっています。

三重県には数多くの観光スポットが存在しています。江戸時代から明治に至るまでの伊勢路を再現したとも言われるおかげ横丁を始めとして、地元には多数のグルメスポットがあり、観光と共にお食事を楽しむには良いところです。風情ある街並みの散策と、美味しいグルメを堪能できるのが三重県の魅力です。

ご当地グルメの天むすを堪能してください!

天むすは三重県で発祥したご当地グルメとして知られています。海老の天ぷらなどをおにぎりに混ぜて作る天むすは、地元は勿論のこと全国的にも有名です。三重県を観光で訪れる際には、ご当地グルメの天むすを堪能するのも良いでしょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. エビの天ぷらを挟んだおにぎり「天むす」。発祥はどこ?

A.三重県