神奈川県南足柄市のご当地グルメである、地元の食材を使ったカレーとは？

神奈川県南足柄市のご当地グルメをご存知ですか？地元食材である足柄牛と足柄市で有名な金太郎にちなんだゴボウを使用したカレーです。新名物であるカレーとご当地グルメで盛り上がる南足柄市周辺の魅力についてご紹介します。

名物カレーの魅力に迫る！

足柄まさカリーとは一流ホテル富士屋ホテル総料理長による監修により開発された、地元食材をふんだんに使用した本格カレーです。地元のブランド牛足柄牛を100％と金太郎にちなんだゴボウを使用した新ご当地グルメです。ところで、金太郎にちなんだと書きましたが、神奈川県南足柄市が昔話や童話に出てくる金太郎の生まれ育った故郷だというのはご存知でしょうか。ゴボウをニンジンなどと甘辛に炒めた料理きんぴらごぼうはおなじみですが、この料理名のきんぴらの語源は金平で、金太郎の息子の金平から来ています。金平は江戸時代の浄瑠璃の架空の人物ですが、父である金太郎同様に力持ちで、化け物を退治する人物として人気がありました。このことから金平は強い、丈夫の意とされ、精がつく食材で、硬い野菜のゴボウも金平ゴボウと呼ばれるようになりました。その由来にあやかり、足柄まさカリーにもゴボウを使用したそうです。今までのカレーにはないシャキシャキの食感と風味のアクセントが生まれました。

足柄まさカリーの誕生秘話とは⁉

足柄まさカリーの誕生のきっかけは、足柄地域全体の振興を目的とした「金太郎プロジェクト」の活動の一環でした。足柄地域を活性化するというい視点で、外の地域の人たちに注目してもらうために、地域一番の知名度である金太郎の話を前面に押し出しました。名前の由来は、金太郎のまさかりで、ちょっとしただじゃれから誕生したそうですが、名前に負けないくらいおいしいカレーを作らなければないと考えました。そこで、皇室の方もお代わりされたという富士屋ホテルのカレーを作った料理長に相談を持ち掛け、現在の足柄まさカリーが誕生したそうです。

足柄まさカリーは大評判！

足柄まさカリーは、そのおいしさだけではなく、豊富なバラエティーの商品展開も魅力の一つです。足柄まさカリーパンや足柄まさカリー黄金のPOTなど、ルーを開発しただけではとどまらず、様々なメニューを作り出し、常に進化を続けてきました。そして、あまり他には見られませんが、足柄まさカリーは、提供している店にその後のアレンジを任せているそうです。例えば、足柄まさカリーパンであれば、揚げカレーパンや焼きカレーパンなどのバリエーションが誕生したそうです。足柄まさカリーライスでは、ライスをサフランライスにしたなどの工夫がありました。こうした柔軟な発想でかなりの大反響があり、B-1グランプリでは、用意した10000食がすべて完売しました。また、足柄まさカリーを食べるために足柄地域に足を運んでくれる方も増えたそうです。金太郎プロジェクトの一環として、誕生した足柄まさカリーでしたが、大好評を収めることができました。金太郎プロジェクトはあくまで足柄地域を盛り上げるためのプロジェクトであるため、足柄まさカリーの販売を促進していくことが目的ではないそうですが、しっかり足柄地域をPRすることができたのではないでしょうか。今後の足柄まさカリーの伸展につきましては、さらに足柄地域を盛り上げるためにPRを続けるとともに、新名物として定着してきたので、もっと地域に根差したグルメにすることです。例えば家庭で作れるように料理教室を開いたり、学校給食に取り入れるなど、外の地域の人へのPRのためだけではなく、地元の人たちも一緒に楽しんでいけるような機会を取り入れていく予定となっています。