岐阜県輪之内町で作られる素朴な味わいのジェラートとは？

岐阜県輪之内町にあるサービスエリアで購入できる、ご当地スイーツをご紹介します。名前も特徴的なジェラートなのですが、いったいどのようなジェラートなのでしょうか。

岐阜県輪之内町が考案したスイーツ

豆乳リゾットジェラートは岐阜県輪之内町が考案したスイーツで、輪之内町産のハツシモ米と同じく輪之内町産の大豆であるフクユタカで作られた豆乳をふんだんに使ったジェラートです。市販されているものはバニラ味限定で、豆乳リゾット味と小豆リゾット味があります。
牛乳ではなく豆乳で作られたジェラートの中に牛乳で煮たハツシモ米が練りこまれていて、豆乳とお米という穀物の素朴な味わいと天然の程よい甘さを楽しむことができます。非常に穀物の甘味を強く感じることができるスイーツとなっているのですが、豆臭さなど独特の風味や食感はある程度抑えられているようです。そのため穀物が苦手という人や豆乳またはお米が苦手という人でも食べやすく、お米の触感がアクセントとなった人気の商品として知られています。

ちなみにハツシモ米とは、岐阜県輪之内町で生産されているご当地のお米です。美濃地方でしか栽培されていない地域限定の銘柄であるほか、生産量の少なさから幻の米とも呼ばれています。
通常のお米よりも粒が大きいハツシモ米は噛むたびに程よい甘さとしっかりとした存在感を感じることができる点が特徴なので、豆乳リゾットジェラートには欠かせない食材となっているようです。

豆乳リゾットジェラートが作られた経緯

元々岐阜県輪之内町は、地域限定で生産されている銘柄のハツシモ米やフクユタカなどの米や大豆が豊富な地域として知られています。しかも岐阜県は海に面していないということで山の自然の恩恵を受けており、穀物の生産にうってつけの土地だと考えられているのです。そんな岐阜県輪之内町ではもっと町おこしや地域の観光宣伝のために何か名物を作りたいという気持ちがあったようで、様々な試行錯誤の上に生み出されたのが豆乳リゾットジェラートだったと言われています。
ただどのような経緯で豆乳リゾットジェラートが生まれたのかという情報はないため、最終的な考案者やいつ頃から発売されるようになったのかという点は不明です。

そんな豆乳リゾットジェラートは、岐阜県輪之内町にある一部のサービスエリアまたはスーパーで購入することが可能です。
食べ方としてはカップに入って販売されているのでそのまま食べる方法が一般的ですが、ジェラートなので市販のコーンに入れて食べるという方法もおすすめだとされています。なお購入してすぐは表面が凍っていて固いため、少し溶かしてから食べると程よい固さになります。特にコーンに移して食べる場合には少し溶かした状態にしておかないと、うまく乗せられないようです。

岐阜県輪之内町はどんなところなのか

豆乳リゾットジェラートを生み出した岐阜県輪之内町は、岐阜県の西部にあります。
穏やかな気候に包まれた土地は米や大豆を作るための水田地帯が広がっており、のどかな風景が魅力の地域となっています。特徴は複雑な川の流れで、町内のいたるところに入り組んでいる川は水田を支える重要な役割を担っていると言います。
そんな岐阜県輪之内町には様々な民話が語り継がれていて、特に薩摩義士に関しては墓が建てられているなど強い縁が残っているのです。ほかにも民話に関連したお社がいたるところに建てられているなど、多くの文化財に囲まれた町としてゆっくり散策したい人向けのエリアとなっています。