富山県のグルメで、「富山ブラック」といえばラーメンの種類。では「富山ホワイト」といえば?

富山県のご当地グルメで有名なのが富山ブラックです。しかし今はブラック以外にもたくさんの種類があります。そのなかでも富山ホワイトは人気です。そこでその特徴や食べられるところ、味などについて説明していきます。

ブラックに続いて誕生したご当地ラーメン

富山県のラーメンと言えば富山ブラックが有名でした。元々富山市中心部が発祥とされていて、1955年頃に富山大空襲の復興事業に従事していた若者や、肉体労働者の塩分補給として、ラーメンのスープの醤油を濃くしたものがルーツとされています。富山県に限らずブラックラーメンは全国各地で広がっていて、ご当地ラーメンとして存在しています。
そしてここ数年、ブラックラーメンに続けとばかりにカラフルなご当地ラーメンが誕生しています。ブラウン、レッド、グリーンと続き、2012年に誕生したのがホワイト、通称富山ホワイトです。

富山ホワイトは富山県西部の小矢部市で誕生しました。小矢部市は人口3万人ほどの自然豊かな小さな町で、ヨーロッパを思わせる可愛らしい建物が多いのが特徴的です。富山ホワイトは豚骨ベースのラーメンで、他のカラーラーメンと同様にスープの色からホワイトと名付けられました。豚骨ベースのラーメンは熊本や福岡など九州地方がメインですが、富山の豚骨スープは九州のものよりあっさり目で、代わりに肉味噌がのっています。あっさりスープに飽きたら肉味噌を混ぜて、味の変化を楽しめるようになっているのが特徴です。具材は卵、チャーシューが使われていることが多いです。発祥元の小矢部市では特に地元の食材を多く取り入れていて、県内シェア8割を誇る新鮮な卵、地元のブランド豚であるメルヘンポークを使った柔らかくジューシーなチャーシューがポイントです。

発祥元の小矢部市内では30店舗以上で富山ホワイトを提供していて、店舗ごとに違った味わいを楽しめます。豚骨ベースのスープに肉味噌はどの店舗でもほぼ共通のようですが、麺の細さ、縮れかストレート麺か、トッピングは何か、というところはオリジナリティがあります。女性向けに粉チーズをトッピングしたラーメンや、中華料理屋では豚カツがトッピングされるなど、違いがあって面白いです。
ちなみにお店に行かなくても家庭で手軽に食べられるように袋入りのラーメンが販売されています。中には麺、スープのもと、肉味噌がセットになっていて、まろやかな豚骨スープはお店で食べるのとほとんど変わりません。富山はラーメン文化が根付いていて、特にラーメンに関しては舌が肥えている人が多いです。そんな地元の人に支持される富山ホワイトを家庭で楽しめますよ。

富山県ってどんなところ?

富山県は黒部ダムがあるところとして有名です。豪雪地帯なのでなかなか車で行くことは難しいですが、北陸新幹線が開通したことでアクセスしやすくなり、観光地としても人気が出ています。観光地として黒部ダムのほかにも黒部峡谷鉄道、アルペンルートなどがあり、日本国内だけでなく海外からの観光客も多く訪れます。アルペンルートでは道路が雪の壁で挟まれていて、その景色は圧巻です。
また、黒部ダムは日本を代表するコンクリートダムで、6~10月の放水の時期になると多くの人が訪れます。高いところから勢い良く水が落ちる様子は迫力があり、歓声があがるほどです。晴れた日には放水されているところに虹がかかることもあります。
富山県では各地域で地域おこしが行われていて、上記のカラーラーメンもその一環です。ラーメンは富山のソウルフードともいえ、開発に力を注いでいるようです。

富山ホワイトはラーメン通も大満足

富山ブラックの後継者とも言える富山ホワイトは豚骨ベースのご当地ラーメンです。他県の豚骨ラーメンとはまた違った味わいが魅力です。他にもブラウン、レッドなど、富山ではカラフルなラーメンを楽しむことができますよ。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 富山県のグルメで、「富山ブラック」といえばラーメンの種類。では「富山ホワイト」といえば?

A.ラーメン

Q. 観光地としても人気がある、富山県のダムは?

A.黒部ダム