富山県名物「富山ブラック」をご存じでしょうか?特徴はその名の通り真っ黒な見た目で、労働者のために作られた料理だと言われています。そんな富山ブラックですが、あまり詳しくは知らない人のためにわかりやすく紹介しましょう。
富山ブラックは労働者のために作られた
富山県で人気の富山ブラックですが、その特徴はなんといっても真っ黒なスープです。見た目はなんのスープなのかまったくわかりません。しかし、一口飲むと醤油ベースのスープだとすぐにわかります。はじめて食べる人はそのスープのしょっぱさに驚くことがありますが、しょっぱいだけではなくたまり醤油のコクもしっかりと感じられるので、この味に病みつきになる人も多いといいます。麺は極太のストレートで、しっかりと煮込まれたメンマと厚切りのチャーシューもスープを吸い込んで少ししょっぱく感じることもあるのですが、それもおいしいと観光客の中にはリピーターになっている人もいるということです。
なぜこんなにしょっぱいのかというと、1945年の富山大空襲の後、復興作業に訪れた労働者たちや若者たちの昼食として出されたのですが、その際に塩分補給の効果を期待してこのようにしょっぱくなったといいます。もともとはご飯を一緒に食べるという前提で考えられた味付けであり、ラーメンは主食ではなくおかずである、というスタイルで考えられたそうです。醤油の濃度が高く、さらに上から黒胡椒をかけられているのがさらに塩分を強く感じてしまう理由です。
ラーメンはおかず!ご飯と一緒に食べるのが前提の富山ブラック
富山ブラックは富山県富山市にある「西町大善」というところが発祥だといいます。通常の富山ブラックと同じく真っ黒なスープと極太のストレート麺ですが、ネギが少し多めに入っているのが特徴です。しょっぱいけれど肉体労働者の人や外仕事で歩き回って汗をかくような人だけではなく、この味が好きでわざわざ遠方から来店する人も多いお店です。ご飯は大盛りと普通盛りが選べるので、一緒に食べるとしょっぱさを緩和することが出来ます。昔はご飯を持ち込みしていたのが当たり前だったそうですが、現在はお店で注文して一緒に食べるようになりました。
富山ブラックには通常のラーメンについているあるものがありません。それは、レンゲです。スープを飲み干す必要がないので、レンゲは必要がないのです。また、注文するときに薄めの味にしてもらうことも可能だといいます。濃い味付けが苦手な人は、少しだけ薄めにしてほしいと言っても嫌な顔はされませんので、遠慮なくお願いしましょう。スープをまろやかにしたい、という場合は生卵をトッピングで頼むことも出来ます。お店によってトッピングを追加出来るところもあるということです。あえて生卵を別皿に入れてもらい、麺や具材をそこでからめて食べるという人もいるそうです。
自然を活かした観光地やデートスポットがたくさんある
富山県は富山ブラック以外にもその県民性も特徴があります。男性は真面目で勤勉な人が多く、女性は辛抱強くて正直者だといいます。大善などで出される肉体労働者のために作られた富山ブラックは、このように真面目に一生懸命に働く人を支えるためのものだったのでしょう。観光地やデートスポットもたくさんあって、美術館や公園といった自然とアートを楽しめる場所がおすすめです。また、ショッピングモールもいくつかあるので、二人で一緒にあれこれ楽しみながら過ごすことも出来ます。自然を活かした観光地やデートスポットが多いので、何度訪れても違う楽しみ方をすることが出来るのが富山県の観光地やデートスポットの特徴です。
富山ブラックは富山県の大善で食べられる!労働者のための濃い味付けが特徴のラーメン
濃い醤油味が特徴の「富山ブラック」は、西町大善というお店が発祥で、現在は富山県のご当地ラーメンとして全国に知られています。もともとは労働者の塩分補給のために考えられたもので、ご飯と一緒に食べると緩和されて食べやすくなります。
ザ・ご当地検定の問題
Q. 富山県名物「富山ブラック」。何の種類?
A.ラーメン
Q. 富山市のラーメン店『大喜』が考案したとされる、名物ラーメンといえば?
A.富山ブラック
Q. 富山県のラーメン「富山ブラック」が、労働者に食べてもらうために行った工夫とは?
A.味を濃くした