埼玉県の北西部に位置する、埼玉県深谷市の名物お菓子をご存じですか?日本人には馴染み深い煎餅を、地元の農産物で作ったもので、埼玉県ではスーパーマーケットでも販売されているほど親しまれているおやつです。
一度食べたらやみつきになる美味しさ!
ねぎみそ煎餅は、埼玉県深谷市の農産物である深谷ねぎを練り込んで作られた煎餅です。一般的な煎餅にねぎを生のまま練り込み、特製のみそを付けて焼き上げるお菓子で、甘さのあるねぎと香ばしいみその味が絶妙に絡み合う商品となっています。深谷市内では煎餅を販売している店舗のほか、スーパーマーケットでも売られており、なかにはさいたま市土産品品評会金賞などの賞を受賞しているものもあります。食欲をそそるねぎの香りが特徴的な商品で、食感は固めでかじるとバリバリと音がする典型的な煎餅です。
また、ねぎみそ煎餅は、煎餅を何枚か袋詰めにしたものや、一つずつ個包装にされているものなど、形態もさまざまですので自宅用だけではなくお土産としても購入することができます。甘辛い味噌味は、甘いお菓子が苦手な方にも喜ばれる風味となっており、ねぎが合わさった風変わりな一品ですが、誰もが美味しくいただける煎餅となっています。道の駅でも販売されていますので、深谷市に訪れた際は一度ねぎみそ煎餅を味わってみてはいかがでしょうか。
ねぎみそ煎餅に使用される深谷ねぎは栄養豊富!
埼玉県深谷市は、ねぎの生産量が日本一とされるエリアで、その深谷市で栽培されている根深ねぎを深谷ねぎと言います。見た目は白根の部位の幅が長くて美しく、繊維のきめが細かくて糖度が高いのが深谷ねぎの特徴です。ミカンの糖度と対等であるほどに糖度が高いため、味は甘くて冬場に収穫される深谷ねぎは最も甘さが際立ちます。栄養成分も豊富で、疲労回復や殺菌作用、抵抗力の向上や血行促進などの効果のあるアリシンが含まれており、健康食材としても有能な野菜です。
そして、明治時代から栽培されている深谷ねぎは、その独特の甘みを活かして作られる料理も多く、アレンジも多岐に渡り、甘みで十分に味付けができるので、人によっては砂糖などの調味料を使用しなくても良いかもしれません。なお、ねぎみそ煎餅は生のねぎを使用しますが、みそだれを絡めて焼き上げるのでねぎの味というよりも、ねぎの風味を楽しむお菓子で、地元の食品で作られる地産地消の商品は埼玉県深谷市の名物商品となっています。
渋沢栄一が生まれた地
埼玉県深谷市は、比較的晴れの日が多いエリアで、夏は暑く、冬は北から乾燥した風が吹く寒暖差のある気候となっています。また、深谷市は近代日本経済の父と称される渋沢栄一の出身地であり、市内には観光スポットでもある記念館が立地していて、写真や遺墨などの資料を見学することが可能です。無料で資料解説員の解説のサービスも提供しており、渋沢栄一の生涯や軌跡を学ぶことができます。記念館から西側には生誕地に建てられた建物も存在し、こちらも見学することが可能となっています。
そして、埼玉県深谷市は2010年6月28日に、深谷市のゆるキャラとしてふっかちゃんが誕生しています。ウサギにもシカにも見えるビジュアルはかわいらしく、架空の生きものとして世代を超えて人気のあるキャラクターです。深谷ねぎの角や白なすをイメージさせる体、チューリップのボタンが付けられた服など、深谷ブランドをふんだんにあしらったゆるキャラで、2014年のゆるキャラグランプリでは2位を獲得しています。市内の店舗や道の駅などでは、ふっかちゃんグッズも多数販売されていて、ぬいぐるみや文房具、缶バッチなどのグッズを購入することができます。
美味しい煎餅と知的観光が堪能できる埼玉県深谷市
埼玉県深谷市には記念館以外にも古墳群や遺跡などもあり、知的な観光をすることも可能です。また、ねぎみそ煎餅は市内の各店舗で購入できますが、お店によっては味や食感も違いますので、お気に入りのねぎみそ煎餅を見つけるのも良いかもしれません。
ザ・ご当地検定の問題
Q. 特産の深谷ネギを使用した埼玉県深谷市の銘菓は?
A. ねぎみそ煎餅
Q. 近代日本経済の父と称される渋沢栄一の出身地である埼玉県の市は?
A.深谷市