北海道のご当地バーガーの「いしかりバーガー」に入っている魚介類とは?

石狩市のご当地グルメであるいしかりバーガーには、パティや具材に地元の食材がふんだんに使われています。市内の食材を市内で製造することにこだわった地元思いのご当地メニューで、地域の活性化にも役立っています。

女子大生が考案したご当地メニュー

札幌市の北側にある石狩市の名物として注目を集めている「いしかりバーガー」。このメニューは地元の女子大生によって考案されたもので、学生生活を送った石狩に恩返しをして、もっと石狩を盛り上げたいという願いが込められているそうです。いしかりバーガーには石狩市内の飲食店が独自に開発した「オリジナルバーガー」と、使用食材が決まっている「統一バーガー」の2種類があります。いずれも石狩の名産品が贅沢に使用されており、石狩でしか味わうことのできないバラエティーに富んだメニューが揃っています。

統一バーガーとオリジナルバーガー

地元女子大生が考案した「統一バーガー」にはいくつかのルールがあります。一つ目はバーガーのバンズには石狩産の小麦「春よ来い」を100%使用すること、二つ目はパティには高級ブランド豚肉「望来豚」と道内産牛の合い挽き肉を使用すること、三つ目は具材として石狩産のタコをトッピングすること、四つ目はできるだけ多く石狩産の野菜を使用することです。さらに統一バーガーは石狩市が3つの地区(石狩市・厚田村・浜益村)から合併してできた市であることも考慮して、パティの肉は厚田産、タコは浜益産と定義されています。3地区の食材をバランスよく組み合わせ、試行錯誤の末に生まれた地元愛溢れるバーガーなのです。

統一バーガーのバンズは香りが良くとても柔らかな食感で、パティはジューシーでしっかりとしたお肉の味が楽しめます。また、柔らかいタコは一見バーガーには合わないように思われますが、実際にはコリコリとした食感が面白くお肉との相性も良いと評判です。野菜は主にトマトとレタスが使用されており、特製ソースが全体に絡み合い各食材の味を引き立てています。

一方オリジナルバーガーは、各店舗によって様々な工夫がなされており、お店の特徴が出た個性的なメニューとなっています。焼き鳥屋が考案したつくね入りのバーガーもあれば、豪華にローストビーフをはさんだバーガーもありますし、石狩で獲れた鮭を使用したバーガーもあります。各店舗自慢のバーガーはどれも地元食材にこだわったものばかりで、味も力作ぞろいです。

地元の活性化にも貢献!

いしかりバーガーは「街の活性化のために何かできることはないか」と考えたことがきっかけで誕生しました。ご当地メニューとしてハンバーガーが選ばれた理由は、比較的ジャンルを問わず様々な飲食店が参加できるようにするためです。平成19年に5月に「北海道いしかりバーガーFC」を立ち上げ、6月には市のコミュニティビジネス事業に申請し、認定されました。その年の7月に地元の女子大学が開発協力という形で参加し、何度も試作を重ねた末、12月に一斉販売となりました。地元の人々の思いが詰まったバーガーは小さい子どもからお年寄りまで大人気で、町おこしにもつながっています。

石狩市にはこの他にも様々なご当地グルメがあります。中でも人気が高いのは、地元の特産品である「鮭」を使ったメニュー。鮭を使ったご当地グルメで最も有名な石狩鍋は、ジンギスカンやちゃんちゃん焼きとともに北海道を代表する郷土料理に選ばれています。寒さの厳しい地域では身体を温める味噌を使ったメニューが多く、石狩鍋はその象徴と言えます。さらに、石狩鮭を使った醤油ラーメンや石狩丼も人気です。

いしかりバーガーには、地元の厳選食材と愛がたっぷり!

食の宝庫と言われる北海道には様々なご当地グルメがありますが、中でもいしかりバーガーは特に地元の愛情が詰まっているメニューと言えるでしょう。一つのバーガーで3地区の特産品を楽しむことができ、お得感もあるご当地グルメです。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 北海道のご当地バーガーの「いしかりバーガー」に入っている魚介類は?

A.タコ