福井県を代表するお菓子「五月ケ瀬」とは、どんな食べ物？

日本各地には、その地を代表するような銘菓や特産品というものがあります。こだわり抜いて作られたそれらは、お土産などとしても人気が高いです。福井県では五月ケ瀬がそれにあたります。五月ケ瀬とはどのようなものかを紹介します。

五月ケ瀬とは

五月ケ瀬煎餅とは、株式会社五月ケ瀬が生み出し、製造・販売を手かけているお菓子です。株式会社五月ケ瀬が福井県を代表するお菓子屋でもあるので、福井県を代表するお菓子といってもいいでしょう。また、会社名がそのままお菓子の名前になっているように、株式会社五月ケ瀬を代表するお菓子でもあります。煎餅というと、堅焼きのしょっぱい味の煎餅を想像する人が多いですが、五月ケ瀬煎餅は異なります。軽い食感に甘いお菓子であり、洋菓子のような風味があります。

株式会社五月ケ瀬は、昭和48年に創業してから続く製菓会社で、様々なお菓子を生み出しており、そのいずれもが福井県を代表するような、福井県民に親しまれるお菓子です。この会社では、お菓子をはじめとするすべての食べ物においてのおいしさの源となる素材にこだわるとともに、職人による技を余すことなく使い、品質管理を徹底してお菓子つくりをすることを方針としています。出来上がったお菓子は、丁寧に検品され、日本人が好むようなほっと安らぐ繊細な味を作り出すことがこだわりです。それらのお菓子の中で、五月ケ瀬煎餅は創業間もない昭和50年には製造・販売が開始されていました。

カンカン帽のような形をしており、表側には石窯煎餅の文字が、裏側には三つ柏紋が記されています。五月ケ瀬煎餅の味は、県民や観光客に広く親しまれるとともに、様々な賞を受賞するほど評価が高いものです。世界中で最も権威のあるお菓子の品評会であるモンドセレクションには1995年からシルバーメダル以上を毎年受賞するほか、最高賞であるグランドゴールドメダル賞も複数回受賞しているほどです。これらのことから、味もさることながらしっかりとした品質も保証されることとなりました。福井県にある株式会社五月ケ瀬の店舗で購入することもできますが、通販などで様々販売されているので、容易に購入できます。

日持ちのするお菓子であり、重さも重くないので、遠方の人へのお土産、大量購入する場合にも便利です。

五月ケ瀬煎餅のこだわりと魅力

五月ケ瀬煎餅の魅力は、様々あります。株式会社五月ケ瀬のこだわりから生み出され、様々な場所から評価を受ける味もそのひとつです。五月ケ瀬煎餅は、小麦粉に砂糖、ピーナッツ、マーガリン、卵、食塩などといった材料で生み出されています。そのいずれの素材も丁寧に選び抜かれています。特に味の肝ともなるピーナッツは、小粒のものですが甘みが凝縮された一級品で、その中からさらに厳選したものです。これらの厳選して選ばれた素材を、職人の人々がこだわりの製法で作りだしています。

一枚一枚を焼型にはめ、石窯を使ってじっくりと焼き上げます。赤外線の効果を十分に発揮する石窯で焼き上げると、ピーナッツからじわじわと良質な油がにじみ出て、生地にしみこみ、こんがりと香ばしい独特な焼き上がりとなり、煎餅全体に広がるピーナッツのかぐわしい香りが魅力的です。小麦粉とピーナッツの油、マーガリンが混ざり合い、クッキーとマドレーヌの中間のような食感で、洋風の独特のまろやかさを感じることができます。味もほんのりとした甘さが口の中に広がります。

軽い食感で、ザクザクと食べることができ、煎餅ほどの重さもないため、いくつもつまんでしまうお菓子です。独特の固さとピーナッツの風味、香ばしさが魅力の優しい味わいのお菓子といえます。