愛媛県の銘菓「母恵夢」。何と読む?

愛媛のお土産として、「母恵夢」と書かれたお菓子を、売り場で見かけたり、またもらったりした事がありませんか?愛媛を代表するお菓子である「母恵夢」。とても美味しいのですが、なかなかインパクトのある名前で一度見たら忘れられないですよね。

愛媛を代表するお菓子

瀬戸内銘菓「母恵夢(ポエム)」愛媛のお土産のお菓子と言ったらまずこれが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介する、この瀬戸内銘菓「母恵夢」は「瀬戸内銘菓」と銘打つだけあり、愛媛県のみならず瀬戸内周辺の県でも販売されている超ポピュラーな商品となっています。

「母恵夢」は「ポエム」と読み、母の恵の夢の味」という意味が込められています。元々は「バター万十」という昭和52年に生まれたお菓子でしたが、昭和28年に四国で国体が開催された時にフランスから帰ってきていた画家が「バター万十」を口にして「この味は、まさにポエムだね。ポエムの香りがするよ」と絶賛したのをヒントに「母恵夢」と変更したそうです。なんともロマンチックですね。

「モダンな和菓子・母恵夢」として売りだすと、評判が評判を呼び、たちまち大人気に。当時アンパンが5円で買える時代に母恵夢は25円とかなり高価なお菓子だったのですが、連日品切れだったそうです。それからというもの長く愛され、今でも人気のベストセラー商品となっています。

バターが香る味わいはまさに「ポエムの香り」

「母恵夢」は和菓子の上品な味わい、洋菓子素材の芳醇な風味と和洋の良い所を、独自の製法技術で調和させた株式会社母恵夢の創作お菓子です。

母恵夢はやわらかいパステルカラーのやさしい色をした包装紙に包まれており、食べる前から母のやさしさを感じます。原材料は、白餡、上白糖、小麦粉、卵、オリゴ糖、マーガリン、砂糖結合水飴(カップリングシュガー)、バター、トレハロース、ベーキングパウダー、香料(原材料の一部に大豆を含む)となっております。1個当たりのカロリーは157kcal。
ホクッと柔らかな甘さ控えめの黄身餡をバターの風味が香るビスケット生地で包み、焼き上げたお菓子。しっとりと軽い生地には、北海道産のフレッシュバターがふんだんに使用されています。その中にたっぷりと詰まったあんは、北海道産の高級いんげんまめを丁寧に炊き上げた白あんに、新鮮な卵黄を練り込んだ黄味あん。素材にもこだわった母恵夢は、口に含むとホッとするおいしさ。バターと卵黄を加えた餡の絶妙な取り合わせを、ほのかなバニラの香りが楽しめます。口の中でホロッと崩れてなめらか&クリーミーな味わいはまさにまさしく和菓子と洋菓子の良さが一緒に楽しめ、ハーモニーを奏でるその味には「ポエム」の香りが感じられます。

また、母恵夢の天面には、無数の穴があります。 これはムラなくきれいな焼き色をつけるためというのはもちろん、芯までしっかり火を通し、ホックリした豊かな味わいを生み出すために必要なのです。 見た目の美しさだけではんく、大切な役目を果たしてくれている穴なのです。もちろん、焼き方にもこだわっています。窯に入れて焼く時、天の焼き色はきつね色に、そして横はきれいな卵色になるようにと、職人さんたちがとても慎重に温度を調節して焼き上げています。

ちいさめの「ベビー母恵夢」

母恵夢には基本である丸いかたちをした「母恵夢」と、それより少し小さく四角いかたちの「ベビー母恵夢」と2種類あります。どちらも味は変わらず、大きさと形が異なるだけですが、小さなベビー母恵夢の方が個数も多く配りやすいとお土産用としては人気があるのだそうです。

また、母恵夢を販売している母恵夢本舗ではお土産として人気のうずしおパイも作っています。こちらは瀬戸内海の渦潮をイメージして作られたお菓子。固めのアーモンドスライスにサクサクのパイ。たっぷりのザラメが良い食感の三重奏で食べるとサクサクと 音までおいしいお菓子です。1枚が結構大きめで、1枚食べると満足するサイズです。

「まだ食べたことがない!」という方は愛媛に行った際、お土産に買ってみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 愛媛県の銘菓「母恵夢」。何と読む?

A. ぽえむ