ランニングがブームになって久しく、今では全国各地で市民マラソン大会が開催されています。その中でもご当地マラソンは地域の特産品が振舞われたり、お土産がもらえたりとランナー達に大人気。鳥取県の北栄町で毎年開催されている(2020年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止)マラソン大会もそんなご当地マラソン大会の一つです。この大会ではゴール後にある果物が食べ放題で振舞われるのですが、それは何だと思いますか? ちなみに鳥取県の名産「梨」を連想する方が多いでしょうが、梨ではありません。鳥取には梨以外でもおいしいものがたくさんあるのです。
その名も「北栄町すいか・ながいも健康マラソン大会」
「北栄町すいか・ながいも健康マラソン大会」で振舞われるのは、特産のすいか。ゴールのそばに設置されたたくさんのテントの中のテーブルには、切り分けられたすいかがずらりと置かれています。テーブル一面にすいかの鮮やかな赤い色で覆いつくされた光景は、壮観と言っていいほど。このすいかをゴールを迎えたランナーたちが我先とかぶりつきます。走り終わった後のみずみずしいスイカはたまらないに違いありません。ちなみに大会の名前の通り長いももありますよ。長いもはとろろ汁で振舞われ、こちらもおいしそう。
すいかのブランド「大栄スイカ」
水はけのよい土壌と夏の太陽の恵みで、甘くておいしいすいかがたくさん作られている鳥取県は、全国でも第4位のすいかの生産量を誇っています。その中でも北栄町(旧大栄町)の「大栄すいか」は、シャリ感のあって糖度が高い高品質の大玉すいかです。とても甘いのが特徴で、全国でも有名なブランドすいかとして確かな評価を得ています。そのおいしさから、輸出されたドバイでは高級フルーツとして販売され、そのお値段がなんと1玉3万円。ドバイ王室にも献上された王族も絶賛した果物なのです。
あの国民的大人気アニメの原作漫画家の出身地!
鳥取県北栄町(旧大栄町)は、あの大人気漫画「名探偵コナン」の作者、漫画家の青山剛昌先生の出身地であり、北栄町では「名探偵コナン」をテーマに「コナンのまちづくり」が進められています。「コナン通り」と名付けられたJR由良駅を「コナン駅」とし、そこから「青山剛昌ふるさと館」までの約1.4キロメートルにはコナン君や人気キャラクターのオブジェ、石製モニュメント、街路灯やマンホールなどが点在しており、ぜひマップを手に入れて歩いてみましょう。
そして、ファンならぜひ立ち寄りたいのがコナン通りの先にある「青山剛昌ふるさと館」。阿笠博士の愛車であるフォルクスワーゲン・タイプ1、通称「ビートル」の黄色い車体が出迎えてくれます。館内では「名探偵コナン」を始め「まじっく快斗」「YAIBA」などの、青山剛昌先生の作品の貴重な資料等が展示されています。まんがが製作されているところを再現した仕事部屋や、コナン君の秘密アイテム「ターボエンジン付きスケートボード」などの発明品を体験することができます。また館内に併設されたショップ「コナン探偵社」では、ここでしか手に入らないコナングッズも販売されているので、お買い忘れのないように。
「北栄町すいか・ながいも健康マラソン大会」に参加するなら
ブランドすいかが食べ放題の「北栄町すいか・ながいも健康マラソン大会」は通常、毎年6月第二日曜日に開催されています。種目は10km、5km、3km。3kmでは小学生から参加できますし、計測なしの3kmもあるので、気軽に参加することができますね。入賞するとすいかが賞品としてもらえるので、自信がある方は頑張る張り合いがあるというもの。興味がある方は3月頃から募集が始まりますので、北栄町のホームページなどでチェックしてみてください。
ザ・ご当地検定の問題
Q. 鳥取県北栄町で開催される健康マラソン大会で食べ放題なのは?
A. スイカ