滋賀県のB級グルメ「元祖黒たこ焼き」は、何を使って黒くしている?

日本の各地には、その土地の特徴をとらえた郷土料理やB級グルメというものが様々あります。滋賀県にも様々なB級グルメがありますが、そのひとつが「元祖黒たこ焼き」です。見た目のインパクトも大きい「元祖黒たこ焼き」の魅力を紹介します。

「元祖黒たこ焼き」とは

「たこ焼き」というと、大阪府の代表的なグルメであり、タコのぶつ切りが出汁の香る生地に包まれて焼き上げられた料理として有名です。たこ焼きのソースや青のり、紅ショウガといったトッピングがアクセントとなって全国的に食べられている、もはや国民食ともいえる食べ物です。この「たこ焼き」をアレンジするとなると、たこ焼きの中に入れる具材の工夫や上に飾りつけるトッピングの工夫が代表的なものと考えられ、実際に様々な変わり種の「たこ焼き」は、デザートとして食べられるものや豪華な飾り付けのものが多く考え出されています。そんな中で「元祖黒たこ焼き」は、そのような「たこ焼き」とは一線を画すインパクトのある工夫がなされています。

「元祖黒たこ焼き」は、その名の通り、見た目が真っ黒のたこ焼きです。茶色の焦げが程よくついたたこ焼きが一般的ですが、「元祖黒たこ焼き」は、真っ黒であり、かつたこ焼きのいい香りがほんのりと香ってくる滋賀県を代表するB級グルメとなっています。この黒い色を生み出しているのは、もちろん焦げではありません。イカスミを使って着色しているわけでもなく、珍しく竹炭を使用して美しい黒い色を生み出しています。また、使用される竹炭は滋賀県彦根さんというこだわりです。一見すると丸い形のダークチョコレートにも見える、インパクト抜群のたこ焼きです。

「元祖黒たこ焼き」を生み出したのは、「ちゃんぽん亭総本家」を運営している彦根市地蔵町のドリームフーズの社員で組織された「黒たこ焼き大好き会」の代表である西村繁宏氏です。2010年の4月ごろに考案されてから、キャンピングカーを改造して作られた黒船壱号で市内をめぐって販売されています。見た目のインパクトとおいしさから徐々に評判が広がり、滋賀県で開催されるB級グルメの大会に出品するほどの人気グルメへと成長しました。知名度は徐々に上がり、全国的に知られるようにもなってきています。

「元祖黒たこ焼き」の魅力

「元祖黒たこ焼き」の魅力は、そのインパクトある黒い色の見た目に使われている竹炭の効果と味のおいしさにあります。「元祖黒たこ焼き」に使用されている竹炭は、基本的に滋賀県彦根市であり、これを砕いて混ぜ込んで調理することによって黒い色を再現しています。竹炭そのものにミネラルが豊富に含まれており、健康食材のひとつとして数えられています。遠赤外線効果やマイナスイオンの効果も期待することができて、その効果は侮ることはできません。整腸作用という健康効果のほかに、美肌やダイエットといった美容に関する効果も期待されており、女性におすすめのB級グルメとして話題になっているほどです。

「元祖黒たこ焼き」のキャッチコピーは「黒が女性を美しくする」であり、自信のほどがうかがえます。
もちろん味も抜群です。基本的にたこ焼きは、あっさりとした和風だし汁で生地を作るものですが、「元祖黒たこ焼き」の生地はちゃんぽんのだしをベースにしており、独特の味わいがあります。竹炭の含まれた生地は、焼き上げるともちもちとしており、食べ応えがあるとともに、甘口のソースとよく絡み合い、絶妙なおいしさを作り出しています。ほかのたこ焼きでは味わうことができない新しいおいしさを味わうことができるのが「元祖黒たこ焼き」です。

見た目にびっくり「元祖黒たこ焼き」

滋賀県産の竹炭を生地に練りこんで作った黒いたこ焼きの「元祖黒たこ焼き」は滋賀県を代表する、ヘルシーで女性におすすめのB級グルメです。様々な観光の目玉がある滋賀県に訪れた際には、ぜひ味わってみてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 滋賀県のB級グルメ「元祖黒たこ焼き」。黒い色は何で着色する?

A.竹炭

Q. 滋賀県のB級グルメ「元祖黒たこ焼き」の生地は、何のだしをベースにしている?

A.ちゃんぽん