千葉県には有名な銘菓がいくつかあるのですが、その中でも千枚の葉という由来を持ったお菓子はお土産にもおすすめの商品として人気を集めています。そこで今回は、そのお菓子がどのような銘菓なのか紹介します。
どんな銘菓なのか
千葉ミルフィーユはオランダ屋という洋菓子や和菓子を製造販売しているお店で販売されている銘菓です。元々は地元ラジオ局のbayfmが千葉県の銘菓を作ろうと企画したことが発端だったようです。そこからリスナーの意見を取り入れていき、千葉県内で有名なお店であるオランダ屋との共同開発の結果で生まれたという経緯を持った、まさに地元愛に溢れる特産品となっています。見た目は葉っぱの形をしたパイで、甘酸っぱい千葉県産のフリーズドライ苺を混ぜたホワイトチョコレートをサンドしています。そのためパイのサクッとした食感と甘酸っぱい苺、そしてホワイトチョコレートの濃厚な甘さを一度に楽しめるところが人気を集めているようです。
購入方法としては、オランダ屋の店頭で常時販売されているためお土産として購入できます。6枚入りと10枚入り、15枚入りの3種類があり、ひとつひとつのミルフィーユが個別で包装されていることから大人数に配るお菓子におすすめです。また千葉県まで足を運ぶことが難しいという人向けに、インターネットの通販サイトでも取り扱っているところが増えてきているためそちらでも購入することができます。
千葉県と千葉ミルフィーユの関係について
そもそもなぜ千葉県でミルフィーユのお菓子が銘菓となったのかというと、ミルフィーユの由来が千葉県と大きく関係していることにあります。実はミルフィーユはフランスの菓子なのですが、「mille(千の)」「feuille(葉)」で千枚の葉という意味になっているのです。このことから千葉県ではミルフィーユの由来が県名に類似しているということで、地域振興につなげていこうという運動や試みが実施されています。そのひとつとして利用されているのが千葉ミルフィーユであり、千葉県ならではの由来や意味を持った銘菓として千葉県民をはじめとして全国のスイーツ好きに人気を集めているようです。
また、共同開発をした地元のラジオ局であるbayfmも積極的に千葉ミルフィーユを宣伝しており、千枚の葉などのミルフィーユの由来を紹介していたことから千葉県=ミルフィーユが一般的な認識になってきたとされています。そのため、千葉ミルフィーユの原料には千葉県のものが豊富に使われており、千葉県の宣伝や広告塔としても活躍した銘菓として有名になった経緯があるのです。
千葉ミルフィーユの取り扱いに関する注意点
このように千葉県とミルフィーユの由来を活用して生まれた銘菓である千葉ミルフィーユですが、残念ながら2019年3月20日をもってオランダ屋での製造および販売が終了したという情報があります。実際にオランダ屋の公式ホームページから千葉ミルフィーユに関する情報が消えており、インターネットショッピングサイトでの取り扱いも終了しているようです。
何故販売終了となったのかという経緯に関しての詳細はなく、オランダ屋以外での製造販売も行われていないため2019年3月20日以降の千葉ミルフィーユの購入は不可能となっています。ちなみに3月20日以降でも在庫が残っている店舗に関しては販売を行っていたようです。今後再版されるかどうかに関しては情報がないため不明瞭とされていますが、15年以上根強い人気を誇っていた銘菓であることから、何らかの記念日を利用して一時的に復活することが期待されています。
千葉ミルフィーユは千葉県代表の歴史ある銘菓でした
千葉ミルフィーユはミルフィーユの由来である千枚の葉と千葉県の類似性をかけた、千葉県ならではの銘菓として長年愛されてきた特産品です。残念ながら販売終了となったため今後食べることはできませんが、再販されることが望まれている銘菓となっています。
ザ・ご当地検定の問題
Q. 「千枚の葉」という意味があることから千葉とひっかけて作られた千葉銘菓は?
A.千葉ミルフィーユ