たこ焼きをアレンジした食べ物で、今川焼の型にたこ焼きの材料を入れて焼き上げるユニークでおいしい香川県のご当地グルメの名前はなんというかご存じですか?
香川のご当地グルメ!たこ焼きの今川焼「たこ判 」?!
まるで南米ボリビアのウユニ塩湖のようだと絶景で人気の観光スポット、香川県三豊市の父母ヶ浜(ちちぶがはま)。
そこから車でおよそ3分のところに、香川県が誇るちょっと変わったソウルフード「たこ判」を生み出した「元祖たこ判 小前(こまえ)」が店を構えています。
この「たこ判」とは、今川焼の型でたこ焼きを作ったもの。つまり、たこ焼きの今川焼版です。美味しさもさることながらなにより食べ応えがあり満足度が満点だと、お子さまから大人まで大変人気のメニューです。
1981年に「大判焼き」の店として創業を開始した「元祖たこ判 小前」。自家製のあんこを使用した大判焼きもとても美味しく、他にも、たこ焼きなどのメニューも提供しています。ちなみに全国各地で「今川焼」「大判焼」「回転焼」などの呼び名がありますが、四国では「大判焼」が主流とのこと。こちらのお店も「大判」表記でした。
40年ほど前の先代の女将さんの頃、部活帰りの中学生から「たこ焼きを大判で作ってくれないか」とのお願いがありました。リクエストにこたえる形でたこ焼きの具材を大判の焼き型で提供したところリーズナブルで、食べ応えもあると大好評。食べ盛りの学生たちにみるみるうちに話題を呼び、学生だけではなくさまざまな年代のお客さまにも大人気となって、今ではこの店の看板メニューになったのだそうです。
この「たこ判」の人気に火が付き、「たこ判」を提供するお店が香川県で広まり、今では香川のご当地グルメと呼ばれるようになりました。
堪らない「たこ判」の美味しさ!
「たこ判」はたこ焼きを大判の型で作るのでたこ焼きのように早くは出来上がりません。一番人気の「卵たこ判」はストックがあり、早く出てくることもあるようですが、「たこ判」は焼きあがるまでに時間がかかるので、ご購入の際は予約をされるのがオススメです。
ソースたっぷりの「たこ判」はコーラに合うし、ビールとも相性が抜群。
香川のたこ焼きにはキャベツが入っていますが、大判になればキャベツもたっぷりでタコもぷりぷり。大判型に焼きあがった「たこ判」にソースがかけられ、青のりと鰹節が散らされ、マヨネーズが添えられているとそのルックスは小さなホールケーキのように可愛らしく、食べるとハンバーガーのようなジャンク感もあります。人気があるのも納得です。
たこ判発祥のお店、元祖たこ判、小前(こまえ)!
そんな「たこ判」が食べられる、元祖たこ判、小前。
香川県三豊市仁尾町(かがわけんみとよしにおちょう)にあるこのお店に足を踏み入れると駄菓子屋さんのようなレトロな雰囲気にワクワクします。
今はテイクアウトのみになっていますが、駐車場の先にちょっとした食事ができるテーブルとベンチがあるのでそちらで購入したものを食べられます。
店舗からすぐが仁尾海岸なのでそちらの階段に腰かけて食べても風流です。海を眺めながらソースの利いた「たこ判」を食べるのはたまりません。
人気ナンバーワンは卵たこ判で1個248円です。前は150円という破格だったようですが、22年の10月に苦渋の値上げに踏み切られたようす。しかしそれでもリーズナブル。
ウインナー、チーズ、コーン、ポテト、エビ、ホタテなどを使用した変わり種のたこ判があったり、煎餅やたこ焼き、鯛焼きなど、とにかくメニューが豊富です。
さらにたこ焼きは8個入りで378円とこちらも破格。自家製のあんこが美味しい大判は118円で同じく鯛焼きも118円とたくさん買えちゃうお値段です。
瀬戸内の天空の鏡「父母ヶ浜」!
SNSでの写真投稿で人気の「父母ヶ浜」。香川県の「映え」スポットとして一躍注目を浴びました。
約1km のロングビーチを誇る穏やかな海水浴場なのですが、「日本の夕陽百選」にも選ばれたことのある夕日スポットで、日暮れの干潮時は海が反射して鏡のように光り、スマホのカメラでも南米ボリビアの「ウユニ塩湖」のような神秘的な写真が撮れると人気です。干潮時にできた潮だまりに被写体を反射させることと、カメラを低く構えて撮るのがコツなのだとか。
映える「たこ判」で腹ごしらえをして、映える絶景写真を狙いに行くプランはいかがでしょうか?
ザ・ご当地検定の問題
Q.今川焼の型にたこ焼きの材料を入れて焼き上げた、香川県のご当地グルメは?
A.たこ判