伊賀忍者バーガーは三重県伊賀地方のご当地グルメです。忍者の里である伊賀とハンバーガーにどんなつながりがあるのでしょうか。その特徴と、どこで食べられるかなどの三重県の観光情報についても紹介します。
伊賀忍者バーガーの秘密は「ぎゅうとんの術」!?
伊賀忍者バーガーは三重県伊賀地方のご当地バーガーです。忍者の里で知られる同地域にある丸福精肉店が開発した商品であり、今や三重県のご当地グルメの一角として地元で人気を博しています。その味の特徴は、トマト、レタス、チーズと食べ応えのある具材をマヨネーズとデミグラスソースでまとめた万人受けする美味しさです。忍者の携帯食として利用されていたほどの栄養価を誇るゴマをバンズに振りかけるなど忍者を意識して開発されています。その裏には、忍者の里らしく「ぎゅうとんの術」という忍術が使われているのだ、と実しやかにささやかれ、パッケージにも手裏剣があしらわれるなど、忍者の里らしいミステリアスさをPRしています。
この「ぎゅうとんの術」とは単にパテが伊賀牛6割、三重県産豚肉4割で構成されている牛と豚を合わせたものだから、ということを表しているそうです。この伊賀牛、流通量が非常に少ないこともあり、三重県外ではまずお目にかからないレアな牛肉です。そのため、大きなご当地グルメ紹介イベントが無ければ県外で伊賀忍者バーガーの名前を聞くことはなかなかないでしょう。県内では移動販売車「伊賀忍者バーガー号」によって県内のイベントを転々とする販売を行っており、三重県でのイベントに参加すればお目にかかれることがあるでしょう。観光客はもちろんのこと地元の方も列を作る人気店です。
伊賀忍者バーガーは丸福精肉店のものがとくに有名ですが、同じような忍者を意識したパッケージやパテの形を忠実に守り、他のお店でも提供されていることがあります。デミグラスソースの味やパテの食感などに差があり、これらの伊賀忍者バーガーシリーズを食べ比べてみるのも面白い旅になるでしょう。伊賀忍者バーガーは500円以内で味わえるものが多く、サイズも小ぶりなので、子供でも食べやすいです。
三重県の忍者文化を舌で、目で楽しむ
伊賀忍者バーガーが話題となっているのは三重県伊賀地方ですが、この伊賀地方は古くから忍者の言い伝えが残る土地です。伊賀忍者バーガーで舌鼓を打って口で忍者文化を楽しんだら、今度は目で忍者文化を楽しんではいかがでしょう。伊賀上野城近くにある伊賀流忍者博物館には伊賀忍者の歴史的な資料が展示されているだけでなく、忍者体験ができるコーナーや忍者ショーが行われていることでも有名です。伊賀忍者バーガーのパテのモチーフになった手裏剣を実際に手にできる機会とあって、伊賀忍者バーガーだけでなく1日がかりで伊賀を楽しむのも良いでしょう。
伊賀忍者FESTAというイベントを毎年ゴールデンウィークの時期に行っているので、そのあたりに伊賀地方を訪れれば様々な忍者関連イベントや大規模な忍者体験会に参加できます。忍者になり切って城下町を散策する、というなりきり企画も行われていますが、ペットの犬も忍者に変身できる企画が同時に行われているなど、特に町中が忍者熱に溢れる1週間です。伊賀忍者バーガーだけではない伊賀、ひいては三重県の魅力を楽しみに行くことが出来るこの時期に、五感で伊賀を楽しんではいかがでしょうか。
伊賀忍者バーガーは伊賀の味
伊賀忍者バーガーはパッケージに手裏剣をあしらった忍者の里らしいバーガーです。三重県外ではお目にかかることが少ないので、是非三重県に食べに行ってみてください。忍者の里のディープな歴史について深く体験するのも楽しいでしょう。
ザ・ご当地検定の問題
Q. 三重県のご当地バーガー「伊賀忍者バーガー」のパッケージに描かれている武器は?
A.手裏剣