平成25年、こんにゃくの生産量が全国1位の都道府県は?

誰もが馴染みのある食べ物「こんにゃく」。このこんにゃくの生産量が全国1位の都道府県をご存じでしょうか?なぜその県が生産量全国1位になったのかも合わせてご紹介します。

群馬県とこんにゃくの歴史

群馬県では、こんにゃくの素であるこんにゃく芋が広く栽培されています。その生産量は、平成29年度で59,700トンです。全国合わせても、64,700トンですから、群馬県は国内の92.3%生産しているという事です。これだけ見ても、いかに群馬県とこんにゃくが密接か分かると思います。その歴史は古く、日本がまだ室町時代だった頃まで遡ります。西国(日本の西部)を巡遊していた茂木正峯が紀州から群馬県の南牧村に入れた事が、群馬県とこんにゃくの出会いとされています。群馬県は、水はけの良い土壌と日照時間の長さから、こんにゃく芋の生産に適していました。そして、明治初期には、こんにゃく芋の精粉加工が行われ、南牧村で麦つき水車を改良し、精粉加工が始まりました。次第に、南牧村から下仁田町で精粉加工が盛んになり、「こんにゃくの町」として下仁田町の名前は全国に広がりました。

群馬県甘楽町には、「こんにゃくパーク」というテーマパークもあり、そこではこんにゃくの製造過程を見学する事が出来たり、こんにゃく料理のバイキングを楽しむ事が出来ます。この「こんにゃくパーク」はヨコオデイリーフーズの工場内にあり、入館料は無料です。通路には、こんにゃくに関する情報が書かれ、今まで知っているようで知られてはいなかった、こんにゃくの歴史を感じる事が出来ます。また、有料にはなりますが、「手作りこんにゃく体験コース」もあり、粉からこんにゃくを作る体験が出来ます。1時間ほどで、自分が作ったこんにゃくが完成するのです。料金も、大人(中学生以上)1,000円、子供(小学生以下)500円なので、旅の良い思い出作りとなります。そして、驚く事に、豊富な料理が揃うバイキングは、無料で食べる事が出来るのです。そして、こんにゃく料理のレパートリーも、これまでのこんにゃく料理のイメージを覆す物ばかりです。こんにゃくのレバ刺し風や、こんにゃくナポリタンなど、今まで味わった事のないこんにゃく料理を堪能する事が出来ます。食べてみて美味しいと思った物は、お土産コーナーで購入する事が出来ます。場所は、群馬県甘楽郡甘楽町小幡204-1にあり、上州福島駅から徒歩25分ほどの所にあります。

こんにゃくの魅力

群馬県が生産量全国1位を誇るこんにゃくですが、その栄養効果というと、あまり知らないという人もいると思います。そこで、こんにゃくがどれほど魅力的な食材なのかをご紹介します。こんにゃくは、昔から体内の汚れを掃除してくれると言われています。それは、こんにゃくに豊富な食物繊維が含まれているからです。日々の生活の中で、知らず知らずに体内に溜まった汚れを、こんにゃくを食べる事により、体外へと排出してくれるのです。そして、食物繊維が豊富な上に、こんにゃくはほぼ水分なので、エネルギーはとても低いです。この事から、コレステロールを下げてくれる効果があるとされています。また、便秘で悩んでいる人の悩みを払拭してくれる働きもあります。腸への刺激が弱いので、肉体的な負担が少なく、スムーズに便を出してくれます。また、こんにゃくは低カロリーなのに満腹感があるので、ダイエット食品としても最適です。また、こんにゃくには食物繊維だけではなく、骨を強くするカルシウムや、肌の保湿に必要なセラミドも多く含まれているので、健康や美容に気を使いたい人には、とても良い食材なのです。

こんにゃくは、群馬県が誇る生産量全国1位の名産

健康や美容に良いこんにゃくは、群馬県が生産量全国1位を誇る名産です。そして、今や群馬県のこんにゃくはニューヨークでも高い評価を得ています。ニューヨークにはアンテナショップが完成し、その美味しさとヘルシーさで人気を集めています。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 平成25年、こんにゃくの生産量が全国1位の都道府県は?

A.群馬県

Q. 群馬県甘楽町にある、「こんにゃく」をテーマにした観光スポットは?

A.こんにゃくパーク