恐竜の化石が多く発見され「恐竜王国」として有名な福井県。そんな福井県の名物の一つに恐竜のマークの入った饅頭があります。見た目がとてもかわいくて、お土産に買って帰る観光客が多くいます。
和洋折衷のお菓子
恐竜のマークが特徴の恐竜っぽは見た目がかわいらしいだけでなく、独特の風味を楽しめるのも人気の所以です。酒粕を使用した酒饅頭の中にはあんこの他に餡チョコレートが入っています。さっぱりとした酒饅頭に甘いチョコレートが融合した恐竜っぽは、まさに日本のお菓子と西洋のお菓子のいいところを合わせた和洋折衷のお菓子と言うことができます。かわいくておいしい恐竜っぽをお土産に渡したら喜ばれること間違いなしでしょう。普通の饅頭とは違う不思議なおいしさに魅せられて、福井県に来るたびに恐竜っぽを自分が食べるために買って帰る人もいます。恐竜っぽは第5回福井県優良観光土産品推奨審査会で最優賞を受賞しており、福井県が自信をもっておすすめするお土産でもあります。
恐竜っぽを販売しているのは「観山洞」というお店
恐竜っぽは福井県勝山にある「観山洞」というお店で販売されています。観山洞の創作菓子である恐竜っぽは1箱7個入で830円です。昭和30年から創業している観山洞は何よりも品質を重視しており、福井県産の新鮮なお米と勝山のきれいな水を使用したおいしいお菓子が揃っています。観山洞は特にお米へのこだわりを強く持っており、お菓子には化学肥料を一切使用せず農薬の使用量を2分の1以下に抑えた特別栽培米のコシヒカリが使用されています。もりろん古米は一切使用されていません。こだわりのお菓子作りを誇る観山洞には恐竜っぽの他にも「おやき」や「栗どら」、「愛シュー」などの人気商品があります。
観山洞へのアクセスについて、車なら北陸自動車道の福井北インターチェンジまたは丸岡インターチェンジから国道416号経由で約30分です。公共交通機関を利用するなら、JR福井駅からえちぜん鉄道勝山永平寺線「勝山行き」に乗り換え、小舟渡駅で下車後、徒歩にて約15分です。
恐竜王国の福井県
福井県では多くの恐竜の化石が発掘されており、日本で発見された8割の恐竜の化石は福井県から出たものです。1982年に「手取層群」と呼ばれる中生代白亜紀の地層から発見された小さな化石が恐竜の一部であると判明し、1989年には福井県の許可が下りて手取層群の大規模な化石発掘調査がなされました。以降、福井県から大量の化石が採掘されるようになります。手取層群は岐阜県や石川県、富山県にもあるのですが、他県よりも恐竜の化石発掘調査や研究が熱心に進められてきた福井県は恐竜王国と呼ばれるようになりました。福井県の公式恐竜ブランドの「Juratic」というキャラクターが福井県をPRしているなど、福井県は恐竜王国であることを強く発信しています。
福井県の有名な観光スポットに福井県立恐竜博物館があり、国内外から多くの人が訪れます。福井県立恐竜博物館は国内最大級の自然史博物館であり、カナダのロイヤル・ティレル古生物学博物館、中国の自貢恐竜博物館と並ぶ世界三大恐竜博物館の一つと言われています。博物館内には恐竜に関する資料が多く揃っていて地球史を学習することができ、恐竜全身骨格の展示や恐竜の姿を復元した大型のジオラマや映像などを見て子供から大人まで楽しむことができます。事前に申し込みをすれば実際に化石発掘現場の様子を体験できる「野外恐竜博物館」というツアーにも参加することができます。他にも恐竜に関するイベントがたくさん催されています。
福井県のお土産は恐竜っぽに決まり!
観山洞で販売されている恐竜っぽは恐竜のマークがかわいくて普通の饅頭とは違う風味を楽しむことができる、恐竜王国福井県ならではのお菓子です。福井県へ行った際は、ぜひ観山洞まで足を運び、恐竜っぽをお土産に買って帰ることをおすすめします。
ザ・ご当地検定の問題
Q. 福井県のお菓子で、チョコ入りこしあんが入った酒まんじゅうという、一風変わった食べ物は?
A.恐竜っぽ
Q. 次のうち、実在する福井県の観光スポットは?
A. 福井県立恐竜博物館