秋田県の「男鹿しょっつる焼きそば」の麺に練りこまれているものとは?

秋田県の名物は様々ありますが、そのひとつとしてご当地グルメの男鹿しょっつる焼きそばがあります。様々なルールのもと作られる男鹿しょっつる焼きそばは、お肉を使わないながらも非常においしく、B級グルメとして知られています。

B級グルメの有名どころ

男鹿の「食」に親しんでもらおうと開発された食べ物が、「男鹿しょっつる焼きそば」です。男鹿市の特産であるしょっつるとハタハタをPRしようと考えられたもので、2009年に生み出されて以来、秋田県のご当地グルメとして知れ渡る存在になりました。各地のご当地グルメのおいしさを競うB級グルメの大会では、グランプリの常連となるほどの「横手焼そば」に勝るとも劣らないおいしさを誇っています。男鹿市商工会やしょっつる利活用推進協議会が開発にかかわるとともに、男鹿のやきそばを広める会などが積極的に働いて、普及活動を行っています。

男鹿市内には、男鹿しょっつる焼きそばを取り扱う店舗が数多く展開しており、それぞれの店舗で独自の男鹿のやきそばを作っているので店舗巡りをしてみても楽しいです。公式キャラクターおが丸も市内各地で活動しています。

名産品のしょっつる・粉末ワカメがおいしい肉を使わない海鮮焼きそば

男鹿しょっつる焼きそばは秋田県のご当地グルメであり、男鹿市内の各店舗で作られています。店舗ごとに様々な特徴がありますが、すべての焼きそばに共通したルールがあります。
ひとつが、たれは日本三大魚醤のひとつで秋田名物でもあるしょっつるをベースとした味付けにするということです。男鹿のしょっつるは、伝統がありハタハタと天日した塩のみで作られており、濃厚な旨味が特徴で、この旨味こそが男鹿しょっつる焼きそばの味の決め手となっています。ハタハタは産卵のために12月に一斉に海岸に押し寄せる魚であり、その新鮮なハタハタを塩で漬け込み3年間じっくりと自然発酵させていきます。

ハタハタと塩以外一切使用せずに作られたしょっつるは、透き通った琥珀色の美しい魚醤です。余計なものを使用せずに作られていることもあり、香りが穏やかで臭みが少なく、白身魚特有の上品な味わいで、和食に始まりどのような料理にも調味料として活躍します。このしょっつるによって男鹿しょっつる焼きそばは、豊かな香りで上品な味が特徴的な焼きそばとなります。
また、麺には粉末ワカメと昆布だし入りの特製麺を使用することも、男鹿しょっつる焼きそばのルールのひとつです。焼きそばを構成する重大な要素のひとつである麺を、単なる小麦粉だけではなく、だしの素となるワカメと昆布を使用することで風味豊かな味わいを楽しめます。麺自体がほんのりと草色に色づいており、見た目にも美しいほか、口に入れた瞬間に磯の香りが漂い、深い味わいが口の中に広がります。
そして、最後のルールが具材にお肉を使わない海鮮焼きそばであるということです。基本的に具材にはハムやベーコンをのぞいた肉類を使うことはできません。いかやタコ、エビ、貝類、のりといった魚介類が中心となっており、磯の風味をすべての具材から感じることができるということが特徴です。

たれと麺、具材とすべてに魚介類が含まれている以外は、レシピは各店オリジナルのものとなります。これも男鹿しょっつる焼きそばの大きな特徴であり、それぞれの店舗で多種多様なオリジナリティを出しているので、それぞれを巡って食べ比べてみることも、男鹿しょっつる焼きそばの楽しみ方のひとつです。

なまはげが特徴の男鹿

男鹿しょっつる焼きそばは、秋田県西部に位置している男鹿半島にある男鹿市のご当地グルメです。3方向を海に囲まれており、海産物が豊かな地域でもあります。観光名所としても知られており、世界遺産に登録された男鹿のなまはげは世界でも注目を浴びています。「泣ぐ子はいねーがー!」と練り歩くなまはげは、見所満載です。

男鹿の魅力をふんだんに込めた男鹿しょっつる焼きそば

男鹿しょっつる焼きそばは、秋田県の男鹿市のご当地グルメです。しょっつるを使ったたれに粉末ワカメと昆布だしを練りこんだ麺、肉を使わないなどといったルールのもとで、バラエティ豊かに作られる焼そばを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 秋田県の「男鹿しょっつる焼きそば」の麺に練りこまれているものは?

A.粉末ワカメ

Q. 秋田県の「男鹿しょっつる焼きそば」に定められたルールといえば?

A.具材に肉を使わない