生産量全国1位!愛知県の名産「無花果」をご紹介!

愛知県の名産といえば、生産量全国1位を誇る「無花果」です。控えめな甘さが幅広い年代に受けていて、そのままの無花果はもちろん、 無花果を使ったスイーツ等もとても人気があります。ここではそんな無花果について、栄養素やおすすめの食べ方等を交えてご紹介します。そもそも「 無花果 」ってなんて読むの?という方も続きをご覧ください。

無花果ってどんな果物?

無花果は「イチジク」と読みます。イチジクはクワ科イチジク属の果物です。やさしい甘さと、つぶつぶとした食感が、大きな特徴です。イチジクの原産地は、アラビア半島南部や地中海沿岸と言われています。なんと古代エジプトの壁画に描かれており、少なくとも6000年前から栽培されていたという説があります。また旬の時期は夏から秋にかけてで、日本では西日本で主に生産されています。特に愛知県ではイチジクの生産が盛んで、全国第1位の生産量を誇っています。愛知県の農園では、8月下旬ごろから9月下旬ごろにかけて、イチジク狩りを楽しむことができます。もぎたてのイチジクをその場で食べたり、食べきれない分はお土産として持ち帰ったりすることができます。

イチジクに含まれる栄養素とうれしい効果

イチジクはおいしいだけでなく、体にうれしいさまざまな栄養素も含んでいます。比較的多く含まれている栄養素の一つにカリウムがあります。カリウムは、体の中で水分量を調節する働きをすると言われています。ナトリウムの排泄を促す効果があるため、むくみや高血圧症の予防効果が期待できます。またペクチン等の食物繊維も含まれており、便秘解消に効果的だといわれています。このペクチンはジャム等を作る際に、液体をゲル化させる働きをするため、イチジクを使ってジャムを作る人は多くいるようです。

さらにイチジクにはタンパク質分解酵素が含まれており、食後のデザートとして食べると消化を促進する働きが期待できます。よく洋風の肉料理にイチジクが添えられていたり、イチジクソースがかかっていたりしますが、これはお肉を柔らかくする効果も狙って使われているようです。

イチジクのおすすめの食べ方

イチジクをおいしく食べるためには、まず正しい選び方を知っておきましょう。おいしいイチジクは、ぽってりと丸みを帯びていて、切り口までしっかり色づいています。また触ってみると弾力があり、いい香りが漂ってくるものが、食べごろのようです。さらに切り口に白い液がついているものは鮮度が高いと言われています。イチジクは熟してくると、果実のお尻の部分が裂けはじめます。裂けきってしまっているものより、裂けはじめの状態のものを選びましょう。果実に傷がついていたり、しなびてしまっていたりするものは避けたほうがいいでしょう。また未熟なイチジクを食べると、お腹を壊してしまうこともあるので注意が必要です。イチジクはあまり日持ちがしません。購入したら早めに食べきるか、乾燥を防ぐためにポリ袋等に入れたうえで、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。

イチジクというとドライフルーツのイメージを持っている人もいるかもしれませんが、生のイチジクもみずみずしく、とてもおいしいです。生のイチジクは、果実のお尻の裂け目から手で剥いて、簡単に食べることができます。剥きにくい場合は、熱湯にさっとくぐらせてから冷水につけると剥きやすくなるようです。どうしても剥けない場合は、半分にカットしてスプーンですくって食べてもいいでしょう。

イチジクはひと手間加えると、また違ったおいしさが楽しめます。煮詰めてコンポートにしたり、ジャムにしたりすると、生の状態よりも長く保存ができます。またクリームチーズとはちみつを添えると、おしゃれでおいしいおつまみとして楽しむことができます。

愛知県の名産品イチジクの魅力

やさしい甘さと食感、体にうれしい栄養素が魅力的なイチジク。生産量1位の愛知県では、イチジク狩り等を楽しむことができます。食べごろや旬の短い果物なので、愛知県でぜひもぎたて、産地直送のイチジクを手に入れてみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 愛知県が生産量1位の果物で、漢字では「無花果」と書くのは?

A.イチジク