福井県のご当地ドリンク「ローヤルさわやか」はどんな飲み物?

福井県のご当地ドリンク・ローヤルさわやかを知っているでしょうか?鮮烈な色の見た目は、一度見たら思わず手に取ってしまいそうなほど印象的です。今回は、県民から熱烈な支持を受けているご当地ドリンク・ローヤルさわやかを紹介します。

ローヤルさわやかとはどんな飲み物?味の特徴は?

ローヤルさわやかとは、福井県を中心に販売されている炭酸飲料です。3つのフレーバーがあり、メロン味の「さわやかメロン」、ラムネ味の「さわやかブルー」、グレープ味の「さわやかグレープ」があります。福井県を中心に、北陸の一部だけで販売されているため、県外ではほとんど無名です。しかし、地元では熱狂的なファンが多く、「福井県のご当地ドリンクといえばローヤルさわやか」というほど浸透しています。これほどまでに親しまれているローヤルさわやかですが、どのような味がするのでしょうか?特徴としてまずあげられるのが、昔懐かしい味です。もっとも人気があるさわやかメロンの場合は、発色の良い緑色が目を引き、メロンシロップのような懐かしい香りがします。

原材料は果糖ぶどう糖液糖や、甘味料などです。炭酸飲料としては、よく見かけるものを使用していますが、九頭竜川の名水を使用しているため、ほかのメロンソーダとは違う、優しく柔らかい味が特徴です。また、微炭酸のため喉越しが良く、独特の爽快感が楽しめます。そのまま飲んでも美味しいですが、ローヤルさわやかをグラスに注ぎ、その上にアイスを乗せフロートにしたり、焼酎で割っても美味いので、さまざまな飲み方が楽しめます。

ご当地ドリンクに留まらない!県外にも知られるようになるまでの経緯

ローヤルさわやかは、福井市上野本町にある飲料メーカーにより、1970年代に作られました。発売当初は瓶で販売され、駄菓子屋に置かれ、王冠の裏にくじが付いているため、学校帰りの子供達にとって楽しみの1つとして人気でした。子供たちが大人になっても飲み続けられ、ご当地ドリンクとして浸透したのです。瓶での販売からペットボトルが主流となり、地元のスーパーやコンビニでは、500mlや1ℓ入りのペットボトルが置かれ、福井県民に親しまれています。ローヤルさわやかは地元だけで流通しているので、県外では入手困難と思われがちです。しかし、通販サイトで購入可能なほか、都内では港区と中央区のアンテナショップで取り扱っています。

ペットボトルでの販売が主流となり、瓶での販売はごく一部の店舗となりましたが、実は、瓶のローヤルさわやかは、一部からは熱烈な支持を受けているのです。製造する会社には、県外に出た福井県出身の人から、「昔のような瓶で飲みたい」という声がたくさん寄せられるようになりました。しかし、瓶での生産は少なく、数に限りがあるため県外への販売は簡単にはできません。そこで誕生したのがワンウェイ容器を使った商品です。復刻版として差別化し、ネットでも販売するようになりました。その結果、瓶の雰囲気と昔懐かしい味に人気が高まり、福井県民はもちろん、県外の人達からも支持をされるようになりました。

福井市のおすすめ観光スポットを紹介

ローヤルさわやかが生まれた福井市は、県庁所在地です。戦国時代から城下町として栄え、深い歴史と文化に彩られた街として知られています。市内には、魅力的な自然の観光スポットや史跡が点在しています。国の特別名勝と特別史跡に指定されている一乗谷朝倉氏遺跡や、街のシンボル・福井城址が有名です。福井で特に人気の観光スポットが、日本さくら名所100選に選ばれている足羽川堤防。足羽川は、市の中央を流れる川で、春になると川沿いの2.2kmにわたり桜が咲きます。桜の木は約600本もあり、トンネルのスケールは日本一といわれています。夜間はライトアップされ、昼とはまた違った幻想的な風景が魅力です。3月末から4月中旬までの間、「ふくいさくら祭り」が開催され、市民や観光客でにぎわいます。

ローヤルさわやかは福井県を代表するご当地ドリンク!

ローヤルさわやかは福井県民にとってなじみが深い飲み物で、昔懐かしい味が人気です。県内では圧倒的な支持をほこります。通販サイトでも入手できるおかげで、県外の人にも認知されるようになりました。福井を観光する際に是非飲んでみたいですね。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 福井県のご当地ドリンク「ローヤルさわやか」は、何色をした飲み物?

A.緑色

Q. 日本さくら名所100選にも選ばれている、福井県を流れる川は?

A.足羽川