ラーメンやチーズなどを日本で初めて食べたといわれる、茨城県ゆかりの人物とは?

日本で初めてラーメンやチーズを食べたのが誰なのか知っていますか?実は、茨城県ゆかりの有名な人物なんです。その人物はどのようにラーメンやチーズと出会ったのでしょうか。茨城県水戸市の名所や特産品と合わせてご紹介します。

好奇心旺盛だった徳川光圀

茨城県水戸市の水戸黄門といえば、時代劇のイメージが強いかもしれませんが、実際の水戸黄門はどんな人物だったのでしょうか。水戸黄門と呼ばれて親しまれた徳川光圀は、水戸藩第2代藩主であり、「大日本史」の編纂に務めた人物でもあります。そして、歴史や医学を学ぶ一方、とても好奇心旺盛な人物でもあったのです。光圀は、医食同源を実践していました。日頃から健康に良い食べ物を食べる事で、体を健康にしていたのです。その為、新しい食べ物にはとても興味を抱いたのです。

光圀にラーメンを教えたのは、1665年に招いた明の遺臣・朱舜水でした。光圀は、朱舜水から儒学と実学を学びました。そして、その時に朱舜水が光圀にラーメンを教えてくれたのです。その作り方は、今とは少し違いました。麺には小麦粉と蓮根が練り込まれ、漢方医学に由来する五辛(ニンニク、ショウガ、ラッキョウ、ネギ、ニラ)が添えられていました。光圀は教わったラーメンを自ら作り、家臣達に振る舞ったそうです。そして、光圀はチーズを初めて食べた人物でもありました。光圀は牛を放牧し、牛乳酒を飲み、その牛乳を煮詰めて固めて食べていました。この白牛銘こそ、日本で初めてのチーズなのです。ラーメンやチーズを好んで食べたのは、美味しく体に良い食べ物を食べたいという、好奇心と探究心からの事でした。

地元で愛される水戸黄門

茨城県水戸市の人々にとって、水戸黄門は特別な存在です。水戸駅の北口前には、水戸黄門がお供の助さんと格さんをお供にした銅像が立っています。そして、義公祠堂は水戸黄門を祀る神社なのです。水戸黄門こと、徳川光圀は1628年に家臣である三木仁兵衛之次の屋敷で誕生しました。義公祠堂は、その屋敷の跡地に建てられました。水戸駅から徒歩3分の場所にありますので、観光で訪れた時には、水戸市の指定文化財である義公祠堂に立ち寄るのも旅の良い思い出となる事でしょう。

観光で訪れた時には、徳川ミュージアムに立ち寄るのも良いのではないでしょうか。茨城県水戸市見川1丁目1215-1にあり、水戸黄門の像が目印です。徳川家に関する貴重な資料が展示され、中には時代劇でも登場する、葵の御紋が入った印籠も展示されています。ドラマなどで見た事があるという人もいるかと思いますが、やはり実物の印籠を見て欲しいです。茨城県水戸市を訪れた時には、徳川ミュージアムで、歴史の一端に触れてみるのも良いのではないでしょうか。

水戸市の特産品

日本で初めてラーメンやチーズを食べた事で知られる水戸黄門。水戸黄門生誕の茨城県水戸市の特産品を知っていますか?水戸市は梅が特産品として愛されています。日本三大名園の一つである偕楽園がある水戸市では、毎年春になると梅まつりが開かれます。美しく咲き誇る梅の花と、梅干しを使った美味しい料理を楽しめます。梅といえば、漬け物の梅干しのイメージがあるかもしれませんが、水戸市の梅はお菓子にもたくさん使われています。

水戸の梅は、明治時代に生まれた、まさに水戸市の梅を使った歴史ある銘菓です。梅酢に漬けたシソの葉の中には、こしあんや白あんを包んだ求肥が入っています。上品な香りと、甘さを堪能出来るお菓子です。水戸市を観光で訪れた時には、お土産としていかがでしょうか。

茨城県水戸市の水戸黄門は、初めてラーメンとチーズを食べた人物

ラーメンやチーズを初めて食べた水戸黄門は、まさに時代の先端を行く人物でした。水戸黄門は常に新しい食べ物や文化に触れて、その素晴らしさを堪能していました。茨城県を訪れた時には、その好奇心旺盛な人柄に触れるのも良いのではないでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. ラーメンやチーズなどを日本で初めて食べたといわれる、茨城県ゆかりの人物は?

A.水戸黄門