日本一大きいと言われる秋田県の秋の味覚とは?

秋田県産のある秋の味覚は、日本一大きいと言われています。大きいだけではなく、実が詰まっていて甘く美味しいと評判なんです。今回は、なかなか市場には出回らないこの秋の味覚の魅力をお伝えします。

日本一大きい秋の味覚。そのサイズは…

秋田県には日本一大きいクリと言われている「 西明寺クリ 」があります。そう聞いてまず知りたいのはその大きさですよね。日本一と言われるほどの大きさはどのくらいなのでしょうか。西明寺クリは、ニワトリの卵位、または赤ちゃんの握りこぶし位の大きさがあります。大きさを想像できましたか?普通のクリは、卵で例えるならうずらの卵位でしょう。そう考えるとクリとしては、かなりの大きさだということがわかります。

西明寺クリは、関ヶ原の合戦後に作られ、300年の歴史があります。当時の秋田藩主佐竹公が日本のクリ栽培で有名な地域からクリの種子を取り寄せ栽培を推奨してきました。秋田県では他の地域より大きいクリが出来たので、当時は米の代わりに年貢として納めていたとも言われています。しかし、普通のクリに比べると、大量に生産することは出来ませんでした。その為、西明寺クリはなかなか市場には出回らない貴重なクリということになっています。

木の実は通常、大きいと大味だと言われていますが、西明寺クリは中身がぎっしり詰まっていて甘みの強いクリです。その濃厚さと甘さは、クリが好きな方にはおすすめです。

西明寺クリを味わうなら

日本一大きい秋田県の西明寺クリは、どこで食べることが出来るのでしょうか。秋田県では、季節限定ですがクリ拾いなども行われています。希少ながら生のクリも販売されているので、秋田県に行けば西明寺クリを味わうこともできます。そんなに簡単に秋田県に行けない場合には、秋田県のアンテナショップを利用しましょう。西明寺クリを使った和菓子やクリームなどを買うことが出来ます。生の西明寺クリの場合、大きいのでいざ調理しようとしても火の通りなどが難しいところですが、加工されたものなら手軽に西明寺クリを堪能することが出来るのでおすすめです。ぜひ店頭で出会った時には、手に取ってみてください。

秋田県の魅力

秋田県は、なかなか訪れる機会がないという方が多いかもしれません。しかし、たくさんの魅力的な観光スポットがあります。その1つ、水深423.4メートルもある日本一深い湖の田沢湖は有名です。田沢湖は瑠璃色でとても美しく、日本で19番目に広いその大きさに圧倒され、見ているだけで自然を堪能することが出来ます。そして、その田沢湖の奥には10種類以上の源泉を持つと言われている乳頭温泉郷があります。乳白色の温泉は、昔から湯治場として親しまれています。乳頭温泉郷は、ぜひ冬に訪れてみてください。雪の中で露天風呂に入るのがおすすめです。また、雪まつりもあります。秋田県の雪まつりは、たくさんの小さなかまくらの中にロウソクの火を灯します。雪の中、たくさんの光が揺らめく光景は、とても幻想的です。

秋田県の観光スポットで一番のおすすめは、市指定無形民俗文化財の上桧木内の紙風船上げです。浮世絵風の絵が描かれた巨大な紙風船が灯りをともし、高い建物のない澄みきった冬の夜空にたくさん浮かんでいきます。広々とした夜空に浮かんでいくたくさんの紙風船は、圧巻です。実は、紙風船を作るためには準備に2ヶ月もかかっています。美しい紙風船には、たくさんの努力が詰まっているということです。紙風船上げは、秋田県に行く機会があれば、ぜひ見てみたいイベントの1つです。

幻想的な冬の秋田県

日本一大きい西明寺クリだけでなく、秋田県には他の県にはない自然豊かな魅力がたっぷりあります。秋田県を訪れるなら、四季の中でも雪深くなる冬がおすすめです。日常では考えられないほど幻想的な体験がたくさん出来ますよ。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 日本一大きいとも言われる、秋田県の「西明寺○○」。○○に入るのは?

A.クリ