チキン南蛮、肉巻きおにぎり、冷汁…などなど、おいしいグルメが目白押しの宮崎県。スイーツだってもちろん充実しています。今回は地元の人に愛される、隠れた宮崎の名物スイーツをご紹介しましょう。
見てびっくり、食べてびっくり
宮崎市内に7店舗を展開している「お菓子の日高」は、地元で知らない人はいない有名店です。こちらの看板商品「なんじゃこら大福」は、その名前の通り、思わず「なんじゃこら!」と言ってしまうような大福なんです。まずは、その大きさと重さ。見た目は普通の大福のようですが、大きさは野球ボールくらいのサイズ感で、一般的な大福より二回りほど大きく、手のひらにのせると重さがずっしりと感じられます。実際に食べてみて気になる中身を確認してみると、ぎっしり詰まったあんこの他には、イチゴ、栗、クリームチーズのなんと3種類。しかも、栗とイチゴはまるごと1つゴロリと入っていて、クリームチーズもなかなか大きな塊。よくある見本の商品画像と比べて実物はちょっと貧相? なんてことは「なんじゃこら大福」にはなく、見本と全く遜色ありません。
ボリューム満点でおいしい
当然ながら、1口や2口で食べ終わるサイズではありません。どんどん食べ進めると、栗のホクホク感、イチゴの甘酸っぱさが粒あんの甘さ…と食べごたえ十分でボリュームたっぷり、1個食べるとお腹いっぱいになります。
栗やイチゴはともかく、大福の中にクリームチーズは合うの? と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、クリームチーズの塩気が、栗や粒あんの甘さにマッチして、甘じょっぱさが良く合います。宮崎の名物スイーツに「チーズまんじゅう」があり、お菓子の日高の人気商品の1つですが、こちらも中にクリームチーズが入ったもの。和菓子にクリームチーズは宮崎県民にとって違和感がないものかもしれません。
「なんじゃこら大福」誕生秘話
なんじゃこら大福が生まれたのは今から約30年程の前のこと。「お菓子の日高」で「大福まつり」を開催した際に作られた大福の中で、人気のあった「イチゴ大福」「栗大福」「クリームチーズ大福」をひとつに合体させるというアイデアから生まれました。お菓子の日高の社長の親友に、甘党の方がいたので試食してもらったところ、その友人の第一声が「なんじゃこらー!!!」だったことから、「なんじゃこら大福」と命名されたそうです。以降、商品名もサイズもインパクト抜群で、累計販売数1,000万個を超える大ヒット商品なりました。
洋菓子バージョン「なんじゃこらシュー」もあります
なんじゃこらシリーズの第2弾として、発売されたのが「なんじゃこらシュー」。こちらもかなりビッグサイズで、なんじゃこら大福より大きいくらいです。柔らかめのシュー生地の中身は、なんじゃこら大福と同じく、栗、苺、クリームチーズで、粒あんの代わりに上品な甘さの「小倉生クリーム」になり、カスタードクリームも加わっています。こちらも、平成5年の発売以来、なんじゃこら大福に負けず劣らずの人気商品です。
「なんじゃこら大福」はオンラインショップで購入可能
食べてみたくなった方は、お菓子の日高オンラインショップで全国発送も行っているので、チェックしてみてください。オンラインショップでは、他にもチーズ饅頭や、ふわふわのスフレ生地に香りたつキリチーズが抜群のおいしさの「キリチーズ生すふれ」など、気になるお菓子がいっぱい。ただ残念ながら、なんじゃこらシューは店頭販売のみなので宮崎県に行く機会があれば、忘れずお菓子の日高を訪れましょう。
宮崎の高級フルーツ、マンゴーはちょっと手が出なくても、これなら気軽に食べられますね。
ザ・ご当地検定の問題
Q. 宮崎市の『お菓子の日高』が販売する、中にイチゴ、クリ、チーズが入った宮崎名物の大福は?
A. なんじゃこら大福