三重県のご当地ラーメン「亀山ラーメン」の特徴的なスープとは？

全国にはさまざまなご当地ラーメンがあります。三重県には「亀山ラーメン」というご当地ラーメンがあるのを皆さんはご存知でしょうか？亀山ラーメン三重県亀山市発祥のラーメンで、その味と特徴的なスープが評判です。

亀山ラーメンの特徴と味わい

亀山市内では現在、ラーメン店、食堂、道の駅など10店舗ほどで亀山ラーメンを食べることができます。もともと亀山ラーメンを企画したのは亀山市の商工会議所と三重県でした。その企画をベースに亀山市内のラーメン会が知恵を集めて試行錯誤の末に開発しました。その味がうまいと評判が評判を呼び、ぐるなびが開催した「ご当地ラーメングランプリ2013」でなんと亀山ラーメンはグランプリを受賞しました。

三重県のご当地ラーメン「亀山ラーメン」の味わいはいったいどのようなものなのでしょうか？その特徴ですが、亀山ラーメンを名乗るには３つの条件があります。まずひとつ目はスープに三重県産の牛骨味噌を使っていること。亀山ラーメンには三重県産牛骨エキスに赤味噌、豆味噌、麦味噌の3種類の味噌をブレンドしたスープが使われているのです。2つ目は三重県産の小麦である「ニシノカオリ」を麺に使用していること。ニシノカオリはモチモチしていて香りのよい麺であると評判です。３つめは、具材に三重県産のキノコ3種類を使っていること。このキノコとはヒラタケ、ハタケシメジ、ハナビラタケのことを指します。

亀山ラーメンの味わいは牛骨味噌をベースにしたラーメンならではの甘辛さと濃厚なコクが美味です。麺との相性もよく、キノコのシャキシャキした食感や独特の風味も味わいを高めてくれます。

三重県亀山市には、牛骨味噌を使った三重県のご当地ラーメン「亀山ラーメン」を求めて、日々たくさんの人が観光に訪れています。特に「ご当地ラーメンコンテスト2013」で亀山ラーメンがグランプリを受賞した後は、全国のラーメン好きが亀山市にこぞって訪れました。そんな亀山市は一体どこにあるのかというと、三重県の中北部あたりに位置しています。市内の半分以上は山林に覆われていて自然いっぱいの町です。都会の喧騒から離れてのんびりとした休日を味わいたいなんて人にもうってつけの地域です。

その一方で、亀山市は歴史情緒も味わえるまちとしても知られています。というのは、亀山市は古くから交通の要所として栄えてきた歴史があるからです。特に亀山市の界隈が発展したきっかけとなったのは、江戸時代には伊勢亀山藩の城下町が形成されたこと。ですから、江戸時代を彷彿とさせる古い町並みが現在でも亀山市内には点在しているのです。

亀山市内の歴史を探訪するなら、関宿にはぜひ行ってみたいところ。関宿は、東海道53次のうち47番目の宿場町で、かつて参勤交代の大名や伊勢参りの人々達が行き来して賑わった歴史スポットです。古い町並みが沿道につづき、歴史好きにはたまらないスポットです。またその玄関口には「道の駅関宿」もあり、こちらでは地元特産物の買い物をできるほか、併設のレストランでは亀山ラーメンを食べることもできます。
関宿へは公共の交通機関を使用するならJR関西本線関駅から徒歩約5分、車でアクセスするなら名阪国道関ICから約5分の距離にあります。

亀山市にはその他にも、亀山城跡、関地蔵院ほか、歴史を感じることができるスポットが点在します。歴史散歩をしながら亀山ラーメンを食べられる食事処に訪れるなんて観光プランも素敵ではないでしょうか？