広島県呉市の銘菓「鳳梨饅頭」はどんな果物を使ったお菓子?

広島県呉市のお土産としても知られる「鳳梨萬頭」何と読むのかご存じですか?こちらは「おんらいまんとう」と読みます。なんとも不思議な漢字が並んでいますが「萬頭」はお饅頭の事だとして、ではこの「鳳梨」とはなんでしょうか?このお菓子に入っている果物を指しますが、想像つきますか?

「鳳梨」はパイナップルのこと

「鳳梨萬頭(おんらいまんとう)」はパイナップルが入った広島県呉市のご当地銘菓です。鳳梨はパイナップルの事だったんですね。中国ではパイナップルのことを鳳梨(おんらい)と言います。

「鳳梨」にはいろいろな読み方があるようです。「あななす」「ほうり」「おんらい」そして「パイナップル」です。

「ほうり」というのは、「パイナップル」の別名です。

また鳳梨の植物と果実をそれぞれ別の名前で呼ぶことがあり、
そのときは鳳梨の果実は「パイナップル」、植物は「あななす」と呼ばれるのです。

次に鳳梨の意味について見ていきましょう。まず鳳梨は「パイナップル科の常緑多年草のこと/その果実のこと」の意味として用いられています。鳳梨の葉は剣型をして尖っており、果実は松かさ状で、熟すと赤みを帯びた黄色い見た目になります。

漢名は菠蘿(はら、ポーロ)、または鳳梨、一般的にはパイナップルと呼ばれる事が多いです。熱帯アメリカ原産のパイナップル科の多年草です。単にパインと略して呼ばれることもあります。

鳳梨饅頭 (おんらいまんとう)で知られる天明堂

鳳梨饅頭 (おんらいまんとう)で知らている、1894年創業の天明堂さん。詳しい歴史は分かりませんが創業時から呉で和菓子屋さんを営んでいたそうです。

鳳梨饅頭は珍しい甘酸味のパイナップルジャムを、芳醇なバターや鶏卵をたっぷり使った生地で包んだ焼菓子です。口にいれるとパイナップルの甘酸っぱい風味が広がります。栄養に富み、日持ちが良く、甘酸っぱい風味豊かな鳳梨饅頭は呉を代表する銘菓となっています。

鳳梨饅頭を販売している天明堂さんはいつもお客でにぎわっています。店内はショールームのようでピカピカに磨かれたショーケースに天明堂自慢のお菓子がずらっとならんでいて、何を買おうか迷ってしまいそう。
また、奥にはテーブル席が3卓用意されているのでイートインも出来るようです。

鳳梨饅頭の気になる中の餡ですが「パイナップルジャム」と「レモンジャム」の2種類があります。迷った時はハーフ&ハーフの詰め合わせもあるので、どちらも試したいという人にはぴったりですね。

呉市のおすすめお菓子

広島県の呉(くれ)市は、天然の良港を有し、古くは村上水軍一派の根城で江戸時代までは小さな港町だった場所です。生産量全国一の仁方やすり・川尻筆などの伝統品や旧海軍由来の肉じゃが発祥地(京都府舞鶴市も主張)として知られています。いが餅・各種饅頭・カスタードクリーム入りメロンパン等の名物菓子も多く、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が数多く残っています。

エーデルワイス洋菓子店 呉本通店【クリームパイ】

創業40年、呉で最も古い歴史をもつと言われる洋菓子店エーデルワイス。ドイツのお菓子をベースに、シンプルで飽きのこないスイーツ作りをしています。
こちらのおすすめは「クリームパイ」サクサクのタルト生地の上にたっぷりとのった生クリームが目を引く白いクリームパイは呉市民のソウルフードといっても過言ではないほどの人気。来店したほとんどの人が購入されていくようですよ。

本田屋【カステラ】

地元の方から「呉でカステラといえば本田屋」といわれるこのお店は本通四丁目のバス停からすぐの場所にあります。他にもレモンケーキやロシアケーキと呼ばれるクッキーなども販売しており、なんだか懐かしい気持ちにさせてくれるお店です。

福住 フライケーキ【フライケーキ】

1947創業の「福住(ふくずみ) フライケーキ」。呉中通商店街にあり、週末には行列もできるほどの人気店です。菜種油でサクッと揚げた「フライケーキ」の中にはこしあんが入っています。揚げたては特におすすめです。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 広島県呉市の銘菓「鳳梨饅頭」はどんな果物を使ったお菓子?

A. パイナップル