「食いだおれの街」として有名な大阪には、美味しい食べ物がたくさんあります。その中でも、大阪土産の定番である豚まんは、お土産だけでなく、普段からよく食べられている人気商品です。そんな豚まんの魅力を紹介したいと思います。
大阪土産の定番!「豚まん」の美味しさのこだわり!
551蓬莱の豚まんは、大阪土産の定番と言われ、毎日10万個以上販売されています。この人気の理由は、創業から変わらず美味しさにこだわった結果でしょう。創業当初から分量や味付けなど変わらない製法で、今でも作られています。こだわりの素材を厳選し、保存料などは一切添加していません。余分なものは加えずに、素材そのままの味を楽しめるようにシンプルな味付けになっています。
具材の豚肉や玉ねぎは、大きめのダイスカットになっていて、食べ応えや食感、ジューシーさをより味わうことができます。皮は、お店までの距離や時間を考慮し、お店ごとに発酵状態を変えて配送しています。温度管理をしっかりとして、お店に届くときにベストな発酵状態になるように、1日に数回に分けて配送するなどの工夫がされています。このこだわりが、皮のもちもちさの秘訣でしょう。こだわりは豚まんだけでは、ありません。豚まんの味を引き立てるカラシの味や鮮度にもこだわっていて、毎日自社で作り、できたてを提供しています。しかし、一番のこだわりは、できたてを味わってもらうために、お店でひとつひとつを職人が愛情込めて手包みしていることです。このように、こだわりいっぱいで作られている551蓬莱の豚まんは、大阪府民に長く愛されている商品です。
まだまだある!551蓬莱のこだわり!
551蓬莱の豚まんは、全国的にも人気が高まってきています。しかし、551蓬莱の直営店は、大阪府を中心に兵庫県、京都府、奈良県、和歌山県、滋賀県の自社工場から移動時間150分圏内の近畿地方にしかありません。スーパーマーケットでの販売や冷凍商品の販売もしていません。これは、品質管理に万全を期すという会社方針で、美味しさにこだわった結果です。遠距離のお土産用には、あつあつに蒸した豚まんを急速冷却したチルド(冷蔵)豚まんが販売されています。しかし、できたてを提供するのが基本であるため、チルド豚まんの販売も店舗では、関西圏内の主要駅や空港、サービスエリアの一部でしか販売されていません。
できたての豚まんを、すぐに食べるのが一番美味しい食べ方ですが、家庭でも美味しく食べることができる方法があります。チルド豚まんを含め、冷めてしまった豚まんのおすすめの温め方は、蒸し器やセイロで蒸し上げることですが、ひと手間加えれば、電子レンジで温めてもふっくらとして、美味しく食べることができます。方法は、少しの水またはお湯を入れたお皿の上に割りばしを平行に並べ、その上に豚まんを置き、軽く水で濡らしたキッチンペーパーをかぶせ、最後に上からラップをかけて電子レンジで加熱すれば、ふっくらと温めることができます。ただし、加熱しすぎると皮が固くなるので注意してください。
551蓬莱の謎!?
551蓬莱の豚まんは、偶数個で販売されています。なぜ、偶数個なのか不思議に思っている人もいるでしょう。意外にも、大阪府民でも知らない人が多いです。これは、創業者の考えで「偶数は極めて縁起がよく、円満の印である」ということで、創業当時から偶数個で販売しているそうです。ただ、今では基本は偶数個ですが、希望があれば1個入りの箱に入れて販売しています。
551蓬莱の「551」って数字は何?って思った人も多いでしょう。これも意外に知られていません。この「551」は、創業者が自分のお店をもっとお客様に覚えてもらおうと、当時の日本人にはまだ馴染みのなかった横文字ではなく、親しみやすい数字を付けたそうです。この数字は、当時の電話番号が64-551番だったことと、「味もサービスもここ(55)がいちばん(1)を目指そう!」という意味との語呂合わせからきているそうです。
大阪土産には、やっぱり「551蓬莱の豚まん」がおすすめです!
551蓬莱の豚まんは、創業当時からのこだわりの美味しさが今でも受け継がれ、たくさんの人に長く愛され続けています。大阪に来たときには、ぜひできたての豚まんを食べてみてください。本店でしか手に入らない、できたての叉焼まんと、あんまんもおすすめです。
ザ・ご当地検定の問題
Q. 毎日10万個以上販売されるという、大阪みやげの定番の「豚まん」を販売するのは?
A. 551蓬莱
Q. 大阪の豚まんで有名なお店「551蓬莱」。この「551」は、何の数字?
A. 創業時の電話番号