南国・宮崎県を代表するフルーツといえば、なんといっても、濃厚な甘みが特徴な「マンゴー」ですよね。その中でも贈答用として高い人気を誇る高級マンゴーがあります。普通のマンゴーとどう違うのでしょうか?
宮崎の誇る完熟マンゴー
宮崎県は、完熟マンゴーの生産地としてとても有名です。皆さんも元宮崎県知事である東国原英夫氏が地域活性化のためにテレビや新聞で完熟マンゴーをアピールしたのをきっかけに全国的にその名が広がりました。
「完熟マンゴー」の中でもより糖度が高く、特別なブランドとして販売されるのが「太陽のタマゴ」です。
太陽のタマゴは「糖度15度以上、重さ350g以上」の厳しい審査を通過したものだけが、その名を名乗る事が許され、出荷されます。
宮崎県内で生産される完熟マンゴーのうち、「太陽のタマゴ」として認定されるマンゴーはたった上位15%ほどしか認められません。
それくらい希少なマンゴーなのです。さらに圧倒的な糖度を誇る味わいから、販売価格も完熟マンゴーより高値になり、毎年初競りは大きな話題となります。
「完熟マンゴー」とは?
さて、みなさんは「マンゴー」と「完熟マンゴー」の区別がつきますか?1番はその収穫方法に違いがあるのです。
通常のマンゴーは完熟する前にハサミで切って収穫されており、追熟と呼ばれる経過を経て、熟され食べられています。
一方、「完熟マンゴー」は、マンゴーが実り、少し赤みがかかった頃に、一つ一つにネットをかけていきます。そして甘さや旨味がギュッと詰まった完熟状態になるまで待ち、ネットに自然落下したものを収穫しています。これが完熟マンゴーの収穫方法です。
この方法により、マンゴー本来のおいしさ、香りを十分に蓄えた果実を皆様にお届けすることができています。自然落下したマンゴーは、機械で糖度を測定し、糖度12度以上のものが「完熟マンゴー」として認められ、出荷されています。
厳しい基準をクリアした「太陽のタマゴ」
「完熟マンゴー」の中でもより糖度が高く、特別なブランドとして販売されるのが「太陽のタマゴ」です。太陽のたまごに選ばれるマンゴーは「自然に落果するまで樹上で完熟させた、特に食味・外観の優れた果実」であることが条件です。そして、見栄え・大きさ・糖度の評価基準を満たさなければなりません。
その基準はなんと「糖度15度以上、重さ350g以上」。完熟マンゴーよりもさらに厳しい審査を通過したものだけが、太陽のタマゴとなるのです。さらに包装も化粧箱入りと、贈答用として見た目でも見分けられるようになっています。
宮崎県内で生産される完熟マンゴーのうち、厳しい基準をクリアして「太陽のタマゴ」として認定されるマンゴーはたった15%程度。
太陽のたまごは希少価値が高く、非常に高額な値段で取引が行われています。なんと解禁日の初競りでは2玉で50万円の値を付けた例もあるそうです。
質のよい最高級品マンゴーという事で贈答用としても喜ばれています。
太陽のたまごには「黒地に金文字の認定シール」がその証として貼られているのでお店で探す時にはシールの有無を確かめてみてくださいね。
「太陽のたまご」の旬
宮崎県産マンゴーの旬は4月中旬から7月頃ですが、太陽のたまごが出荷されるのは6月~7月です。旬のおいしい時期のマンゴーが太陽のたまごとして認められているため、出荷時期が短いのです。 旬のマンゴーは香りが強くて甘みが濃厚です。宮崎を訪れるなら、マンゴーの旬の時期がおすすめです。
宮崎市内では太陽のたまごの糖度をその場で測り、新鮮なままスイーツに調理してくれるお店もあります。
マンゴーの産地宮崎で旬の絶品スイーツを食べられるなんて嬉しい限りです。
ザ・ご当地検定の問題
Q. 宮崎県が誇るマンゴーの高級ブランド「○○のタマゴ」。○○に入るのは?
A. 太陽