2016年の大河ドラマ「真田丸」の放送に合わせて、真田家とゆかりのある群馬県沼田市では「上州沼田とんかつ街道揚げ上げ隊」が新しいメニューを発表しました。どんな料理なのかを紹介していきます。
沼田市のおいしさが詰まった12のメニュー
「真田めし」は特定の料理を指す名前ではありません。「上州沼田とんかつ街道揚げ上げ隊」に加入した12の店が、ご当地グルメとして創作した12種類のオリジナルメニューです。「上州沼田とんかつ街道」は関越自動車道の沼田ICで降りたところ、国道120号線~椎坂トンネルの間の道路のことを指します。この道路にはとんかつを出す飲食店が10件以上あるのです。その飲食店が町おこしのために集まって「上州沼田とんかつ街道揚げ上げ隊」は誕生したのです。また、群馬県沼田市にはかつて沼田城というお城がありました。この城は真田幸村の兄、真田信幸が預かることになりました。このように、群馬県沼田市には真田家とゆかりがあり、大河ドラマで真田幸村が取り上げられるのを契機として、地元を盛り上げるためのメニュー、真田めしが考案されたのです。
これが真田めしの全貌!各メニューを紹介
2016年1月10日から提供されることとなった真田めし、そのお店とメニューの内容は次の通りです。
「食事処 あづま」は、ざるそばとヒレカツがついた定食「真田弟(幸村)めし」を新メニューとしてリリースしました。ざるそばはそば粉の比率が高い田舎そばで、ヒレカツは特製みそダレをつけて食べるようになっています。豚肉と野菜と水にこだわっている「和食処 まるきち」は、「小松姫の父親思いのおもてなし膳」という真田めしを考案しました。もち豚のステーキ膳で、豚肉は固形燃料を燃やして目の前で焼いていきます。「とんかつ 金重」は、一口サイズのとんかつを和風サルサソースで味付けした「真田とんかつ定食」を新メニューに加えました。ソースがさっぱりとしており、女性でも食べやすいメニューです。
「お食事処 えぞいち」の真田めしは「真田ラーメン」というピリ辛味噌ラーメンです。奥利根産豚の自家製チャーシューを使用しており、麺の量は通常の1.5倍という食べ応えのあるメニューです。精肉店の「肉の長門」は、お持ち帰りの商品「真田土産豚バラ肉味噌漬け」を発売しました。特製味噌に漬け込んだ群馬県産もち豚を真空パックにしているため、日持ちする商品になっています。「一本松さかい」の真田めしは「真田御膳 稲姫」です。とろろ汁をご飯にかけて食べる定食となっており、おかずとしてマイタケのてんぷらと山椒味噌おでんがついてきます。
「割烹 つるや」は、6種の料理が並ぶ「沼田尽くし 真田御膳」を作りました。料理の内容は、豚丼、メンチカツ、汁物、焼き魚、サラダ、刺身こんにゃくとなっていて、どれも沼田産の食材を使っています。「レストラン ポマト」が創作した料理は「真田小松パングラタンセット」というメニューです。ブール型のフランスパンをくりぬき、そこに小松菜などの食材を入れて、地元農場の牛乳から作ったホワイトソースを注いで焼き上げた料理になります。サラダとドリンクがついてきます。「山のレストラン 水芭蕉」は、薬味にクルミを使った「真田胡桃そば」を真田めしとしました。そばは裁ちそばで、デザートに胡桃餅がついています。
「CoCo壱番屋 沼田インター店」は、他の店舗にないメニューとして「真田すき焼きカレー」を考案しました。具材は上州牛、ネギ、糸こんにゃくなどすき焼きに使われるものです。奇抜な戦法を得意とした真田一族に倣った型破りなカレーになります。「とんかつ トミタ」は、「真田カツ」という、えだまメンチカツに一口ロース、ヒレ、カボチャのフライが並んだボリュームある定食メニューを真田めしにしました。えだまメンチカツは沼田市の名物料理です。食事もできる農産物直売所の「尾瀬市場」では、「真田御殿(おでん)」が登場しました。味噌田楽と刺身こんにゃくの組み合わせで、お茶もついてきます。小腹を満たすのにちょうどいいメニューです。
群馬県沼田市に立ち寄った際は真田めしを食べてみては?
真田めしを提供している「上州沼田とんかつ街道」は、関越自動車道の沼田ICから日光方面に向かう道にあります。自動車ならば立ち寄りやすい場所にあるので、高速道路を使って沼田市に来たときは興味ある店に行ってみてはどうでしょうか。
ザ・ご当地検定の問題
Q. 群馬県沼田市が、大河ドラマのヒットにちなんで売り出しているご当地グルメは?
A.真田めし