博多名物の「どんめん」は、たっぷりの野菜が嬉しいボリューム満点のうどんです。福岡市博多区に本店を構える博多めん処「峰松本家」のオリジナル和風うどんですが、発祥の「峰松本家」は、もともと何を販売しているお店なのでしょうか?
めん処「峰松本家」は、老舗のかまぼこ商「峰屋」!
博多の知る人ぞ知るご当地グルメ「どんめん」。博多のやわうどんと長崎のちゃんぽんを掛け合わせたようなボリューム満点の見た目と、上品な出汁の香り・・・。見た目にも舌にもお腹にも満足度の高いオリジナルうどんです。
この「どんめん」が頂けるのは、福岡空港から車で10分ほど、月隈JCTのほど近くにある博多めん処「峰松本家」。大分から移築したという趣のある立派な古民家造りが目印です。
この「峰松本家」、実は110年の歴史を誇る老舗のかまぼこ商が行っているうどん店でした。
明治43年(1910年)に創業されて以来、上質な素材にこだわり、熟練した職人の技により作り続けてきた「峰屋」のかまぼこを、たくさんの人に楽しんでもらいたいという思いから創作されたのが自家製手打うどんの「どんめん」なのです。
こだわりポイントだらけ!敷地内に練り物工場と製麺所?!
麺が見えないほどのたっぷりの野菜の下に、出来立てうどんがあり、和風出汁スープのいい香りが堪らない「どんめん」。
注文すると、重量感のある器がやってきます。中はずっしりとしかし上品な佇まいのちゃんぽん風うどんが熱々の湯気を立てています。
しゃきしゃきのもやしやキャベツ、にんじんなど、まずはたっぷりの野菜を頂きます。このボリュームたっぷりの野菜は国産野菜で、全て手作業でカットされているそう。一日の野菜の摂取目標が350gとのことですが、このどんめんに乗っている野菜だけでもなんと400g。一日分の野菜がこの一杯でクリアできるというヘルシーで栄養満点なのも嬉しいところです。
野菜は豚肉と一緒に勢いよく炒められ、美味しさが更に引き立てられています。
その野菜の中に、刻まれたかまぼこやさつま揚げなどの練り物の姿が。これが噂の料理蒲鉾「峰屋」の練り物です。同じ敷地内で作られている老舗「峰屋」のこだわりの詰まったお味は、さすがの味わい深さ。この香ばしさがどんめんのアクセントになっています。
そしてこちらも自家製和風出汁のスープ。見た目がちゃんぽんなので味濃い豚骨スープかと思うなかれ。上に乗った野菜からうまみも染み出した和風出汁のあっさりとした優しいお味に思わずため息が漏れてしまいます。
真っ白なうどんもなんと敷地内の製麺所で作られたこだわりの自家製麺を使用しています。丁寧に作られた自家製の麺はたっぷりの大鍋で茹で上げられ、たっぷりの水でしっかりと引き締められています。福岡のうどんといえば、スープにほぐれてしまいそうな「やわうどん」が代表的ですが、こちらのうどんは、そんなやわうどんのいい所を残しつつ、のど越しはつるりとしていてもっちり感とコシがあり、食べ応えを感じるうどんとなっています。
こだわりの詰まった「どんめん」は、こだわった「器」に盛られています。どんめん用の黒く艶のある大きな器は直径約32cmもあります。小石原焼のどんめんオリジナルだそうです。
ちなみにこのインパクトのある「どんぶり」と博多といえばのお祭り「博多どんたく」から肖って「どんめん」という名前になったとのことです。
「どんめん」や「かまぼこ」はお土産にも!
丁寧で豪快な「どんめん」は実はお土産にも出来ます。たっぷりの鍋でどんめんを茹でるのがポイントだそうです。
また絶品のかまぼこ、ちくわ、まる天なども購入が可能です。料理蒲鉾「峰屋」のブランドとしてお土産はもちろんのこと贈答用にもぴったりです。紅白の板付蒲鉾やこだわりの料理蒲鉾の美しさは、創業以来110年と磨き上げられた美技で進物としても品があり喜ばれます。
真空パックに入った鶏なんこつ天は、第二回九州福岡おみやげグランプリを受賞した一品です。
オンラインショップでも取り扱いがあるようです。
博多ラーメン、水炊き、もつ鍋などたくさんある福岡グルメの中で「どんめん」という選択はいかがでしょうか。
ザ・ご当地検定の問題
Q.博多名物のオリジナル和風うどん「どんめん」。発祥の店『峰松本家』はもともと何の店?
A.かまぼこ屋