老舗御菓子司「絹笠」が作る、新大阪駅の名物おこわの名前とは?

今回は大阪の老舗御菓子司である絹笠が作る、絶品おこわをご紹介します。具は大豆と塩昆布に小梅と、とてもシンプル。素朴でどこか懐かしさを感じさせてくれる味わいが多くの人を魅了しています。

御菓子司「絹笠」

大阪府にある御菓子司絹笠は慶応3年創業の老舗店。大阪府内に数店舗を構え、美味しい和菓子や洋菓子を多くの人に提供しています。

製造販売するお菓子の種類は豊富で、定番のお菓子から季節のお菓子まで、様々なお菓子があります。代表的なお菓子は銘菓、『商』。黄味餡を生地で包んだお菓子です。夏期には爽やかな味を楽しむことができるプリンや水羊羹などの『涼菓詰め合わせ』、12月~2月には十勝大納言の羊羹に桃山生地をまいた『船場』や村雨に羊羹をはさんだ『絹納言』といった季節限定のお菓子も販売しています。味はもちろん見た目も美しい、舌も目も満足させてくれるお菓子ばかりです。

百貨店や新大阪駅などにも店舗があるので、大阪府外から来た旅行者でも気軽に訪れやすいお店です。通信販売も行われており、全国どこからでも買うことができます。

「とん蝶」の人気の秘密

絹笠の看板商品がおこわ、『とん蝶』です。おこわと言えば、五目おこわ・栗おこわ・山菜おこわ・中華おこわなど、具だくさんのイメージがありますよね。とん蝶には人参・筍・椎茸・栗・山菜・肉・魚・油揚げといった、おこわによく合わせられている具は使われていません。とん蝶は国内産もち米の白蒸しに大豆と塩昆布を混ぜ合わせ、小梅を添えています。

味は4種類。基本のとん蝶の他、ピリッとした刺激を味わうことができる七味入りとん蝶・香ばしく炊き上げられた黒豆入りとん蝶・もち米の塩加減とたっぷり入ったとうもろこしの甘さの味のコントラストが絶妙なとうもろこし入りとん蝶があります。とうもろこしの旬は夏なので、とうもろこし入りとん蝶は夏限定の販売になっています。

とん蝶の魅力は素朴な味わい。約50年前に作られたこの伝統のレシピは当時のまま受け継がれて今現在も使われています。どこか懐かしさを感じさせてくれる飽きの来ない味を楽しむことができます。

保存料などを一切ふくまないとん蝶の消費期限は当日1日のみ。食中毒の予防のためという理由はもちろん、作り立ての1番美味しい時に食べてもらいたいという理由から消費期限が短く設定されています。そのため、ネット販売では買うことができず、店舗でしか買うことができない希少性もとん蝶の人気の理由のひとつです。

「とん蝶」が買える場所

大阪府内には絹笠の店舗が多数あります。京阪百貨店や大阪高島屋などの百貨店でも取り扱っています。大阪高島屋は近鉄「大阪難波」駅からすぐの所にあり、他のどの店舗も駅からのアクセスが良好で誰もが行きやすい場所にあるので、交通機関に不慣れな旅行者でも安心ですね。

とん蝶は新大阪駅構内の売店でも買うことができるので、新幹線で食べる駅弁としてもおすすめ。疲れて自宅に帰った後の夜食としても良いですよ。駅に到着するまでにお土産を買う時間がなかったとしても、新幹線に乗る前にササっと買うことができます。大きな荷物も持って移動しなくてはならない旅行でも、帰る直前に駅で購入することができれば、重量感のあるとん蝶を旅行中に持ち歩かなくてすむのが良いですね。

絹笠のお菓子は通信販売もされていますが、保存料等が使われておらず、消費期限がわずか1日しかないどん蝶は通信販売では買うことができません。必ず大阪府にある店舗に直接訪れて購入する必要があります。

大阪に来たらぜひ食べたい!絹笠が作るシンプル具材のおこわ「とん蝶」

具材に大豆と塩昆布と小梅を使った他にはないおこわ『とん蝶』。老舗御菓子司絹笠が作った絶品おこわです。大阪府を訪れた際には1度試してみてはどうでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. お菓子屋『絹笠』が作る、新大阪駅の名物おこわの名前は?

A. とん蝶